モルス (飲料)

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モルスの入ったグラス

モルスロシア語: морсラテン文字:Mors)は主にリンゴンベリー(コケモモ)クランベリーから作る、ロシアの非炭酸フルーツ飲料[1][2][3]である。(ブルーベリーイチゴラズベリーを用いることもある。)モルスは発酵させたリンゴンベリーやクランベリーの上澄み液にシロップや飲料水を加え撹拌して作る。ジュースの代わりに、果物の果汁にアロマエッセンス、有機酸、砂糖、着色料、飲料水を加えたものを用いることもある。また、一度沸騰させた後冷却して作る方法も存在する。

アルコールを含むモルスも存在するが、その場合に含まれるアルコールは1%以下ではなく、約3.5~4.4%である。

モルスはアルコールカクテルに使用されることもある。

歴史[編集]

モルスへの言及としては、16世紀のドモストロイにおいて作成方法に関する指南箇所があり、16世紀以前より作成されていたと推測される[4][5]

旧ソ連時代では、1960年代半ば頃より専用自動販売機を通して流通が進んだ。これは、日本でもよく見られた紙コップ式ジュース自動販売機に似た物だったが、使い捨て紙コップではなく備え付けのガラスコップを用いており、利用者が(ジュース注入動作前に同自販機から注水される)洗浄用水道水でガラスコップを毎回ゆすぐ一種のセルフサービス的操作を必要とした。当時、親ソ的な西側報道では「素朴」「経済的」と紹介され、それ以外の西側報道では「不潔」「衛生面で疑問」「経済的に劣った東側ならではの風景」といった具合に報じられた。

脚注[編集]