モミジガサ

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モミジガサ
Parasenecio delphiniifolius 1.JPG
福島県会津地方、2009年9月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: コウモリソウ属 Parasenecio
: モミジガサ
Parasenecio delphiniifolius
学名
Parasenecio delphiniifolius (Siebold et Zucc.) H.Koyama
シノニム
  • Cacalia delphiniifolia Siebold et Zucc.
和名
モミジガサ(紅葉笠)

モミジガサ(紅葉笠、学名Parasenecio delphiniifolius)は、キク科コウモリソウ属多年草。別名、シドケシトギモミジソウ。春、茎が20-30cmに伸び、茎先の葉がまだ展開しないものは山菜として食用にされる。

特徴[編集]

の高さは60 - 80センチメートル (cm) 。は長い葉柄をもって茎に互生し、葉柄は茎を抱かない。葉はモミジ状に裂け、表面は無毛で裏面にはまばらに絹毛がある。葉身は長さ15 cm、幅20 cmになる。

花期は8 - 9月、茎の先に円錐花序状にやや紫色を帯びた白色の頭花をつける。総苞は長さ8 - 9ミリメートル (mm) の筒状で淡緑白色、総苞片は5個。頭花は5個の小花からなり、すべて両性の筒状花。小花の花冠は5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返る。

モミジガサの名の由来は、傘のように垂れた状態から、モミジのような葉が開くことにちなむ[1]

ブナ林を代表する山菜で、4 - 5月ごろに若い葉、茎の部分を採取して食用にする[1]。風味は、香りが強くほろ苦さがあり、主にお浸しなどにして食べられる[1]

分布と生育環境[編集]

日本原産で[1]、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の湿り気のある樹林の林床、林縁に自生する。群生することが多い。 有毒植物であるトリカブトの葉に似ていることから注意が必要である。2016年にはトリカブトを誤食し、死に至った事例が日本で報告されている。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、153頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
  • 佐竹義輔大井次三郎北村四郎他編『日本の野生植物 草本 III 合弁花類』 (1981) 平凡社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)