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モクバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モクバン
モクバン動画の例。
各種表記
ハングル: 먹방
먹는 방송
漢字: 먹放
먹는 放送
発音: モクパン
モンヌンパンソン
RR式: meokbang
meongneun bangsong
MR式: mŏkpang
mŏngnŭn pangsong
英語: mukbang
eating broadcast
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日本のモクバン系YouTuberである木下ゆうか

モクバン(朝鮮語: 먹방、朝鮮語: [mʌk̚.p͈aŋ] ( 音声ファイル)、英語: mukbang, meokbang、モッパン[注 1]、ムクバン[注 2]、マクバン[注 2]とも)は、ホストが視聴者と交流しながら、大量の食べ物を食べるライブ形式のオンライン放送を指す。

通常、インターネットストリーム(アフリカTV、NaverTV、およびカカオTVなどのプラットフォーム)を介して行われ、2010年ごろから韓国で広がった。リアルタイムおよびインタラクティブの魅力に基づいて、この「飲み食いショー」は影響力を拡大しており、ユーザー間のアクティブな交流のための仮想コミュニティおよびプラットホームとしての役割を果たしている[1]。

語源

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モクバン (meokbang) という単語は、「食べる」(モンヌン、먹는、meongneun)と「放送」(パンソン、방송、bangsong)を合わせた造語で、文字通り「食べる放送」である[2]。

歴史

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2009年、モクバンは韓国の動画共有サービスアフリカTVから始まった。モクパンは、アメリカのエンターテインメントデュオ “The Fine Brothers”がそれに対する欧米の反応を示すビデオを作成したのち、より世界的な関心を集めるようになった。

歴史的背景

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伝統的に韓国社会では、食事行動は単なる生命維持にとどまらず、生活や文化と密接に関係しており、健康維持と厳格なマナーにもとづく食文化を形成してきた。

しかし最近では、伝統的なアイデンティティーや主流の食文化から逸脱する「インターネット食文化(Mukbang)」の出現が注目を集めている。リアルタイムインターネットテレビは、最初に導入されたアフリカTV以来、地上波放送と同様にトレンドとなっており、そこで放映される食事ショーは、食材製作者や料理人の魅力に焦点を合わせている。各放送でホストはオンラインチャットルームを介して、視聴者と対話する。また、製作費が地上波の娯楽番組よりも低く抑えられるため、ショー番組はネット放送会社にとって、効果的な番組となっている。

ショーの人気の高まりとともに、主催者はオンラインでの恩恵を受けるための有効な方法を導入した。寄付を受け入れ、広告ネットワークと提携することで、ホストは「モクバン」を通じて収益を生み出すことが可能になった。モクバンのストリーム放送の人気は韓国外でも広がっており、オンラインストリーマーは他の国々でその国独自のモクパンストリーム放送をおこなっている。 Twitchのようなプラットフォームでも、ソーシャルイーティングのような、新しいカテゴリを導入し、注目を集めた。一方で犬に適さない食事を与えるような事を行い、それを動物虐待だと指摘されることもある[3]。

事件・事故

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モッパンでは、大量の食物を摂取することなどに伴う健康被害や死亡例も報告されている。

  • 2024年6月、フィリピンでモッパン動画を投稿していた37歳の動画配信者Dongz Apatanが死亡した。死亡前日には大量のフライドチキンと白飯を食べる動画を投稿しており、その後に脳卒中を発症した。これを受けてフィリピン保健省はモッパン動画に対する規制を検討したが、同省はモッパンと死亡との因果関係について調査が必要としていた[4][5]。
  • 2024年7月14日、中国で過激なモッパンで人気の女性配信者(24歳)がモッパン中に死亡。彼女は、胃出血して入院し、退院翌日から毎日10時間以上休みなく食事をすることにこだわり毎食10kg以上の食べ物を食べていた[6]。
  • 2025年3月7日、トルコでモッパン動画によって知られていた24歳の男性配信者が死亡した。彼は大量の食物を食べる動画を投稿しており、過度の体重増加に伴う健康問題のため入院していた[7]。
  • 2025年5月、フィリピン・レイテ島のモッパン動画配信者が、視聴者から2万フィリピン・ペソを与えるとの条件で出された「鶏を骨ごと食べる」という挑戦を受け、ローストチキンを骨ごと食べる動画を撮影した。数日後に激しい腹痛を訴えて入院し、腸の合併症を発症して死亡した。挑戦を持ちかけた視聴者から約束された金銭は支払われなかったと報じられている[8][9]。
  • 2026年8月17日、中国で120万人以上のフォロワーを持つモッパン女性配信者「干饭莹莹」が24歳で死亡した。死亡3日前に投稿した動画では、血中カリウム濃度が一時2.3 mmol/Lまで低下して入院したことを明らかにし、自身の健康問題についてモッパンと長期間にわたる催吐との関連を述べていた。家族は死因を公表していないが、低カリウム血症に伴う心停止が疑われると報じられている[10][11][12]。

脚注

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注釈

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  1. ↑ モクのク(ㄱ)は内破音のため、発音が弱いかされないことがある。またパンのb(ㅂ)の音はk(ㄱ)の音に続くため濃音化しpp(ㅃ)となる。そのため発音上の表記は먹빵となる。
  2. 1 2 ㅓ(eo / ŏ)をuと転写する慣用表記の英語読み。

出典

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関連項目

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