メンバメイコボルスミ11

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メンバメイコボルスミ11
メンバー ビク・トリア
ココ・シャネル
別名 メンバメイ
結成年 1985年 
解散年 1988年 
事務所 吉本興業
活動時期 1985年 - 1988年
出身 ラジオオーディション番組
現在の活動状況 解散
芸種 漫才
同期 130R今田耕司など(数カ月先輩)、東野幸治(ほぼ同期)
受賞歴
1987年 ABC漫才・落語新人コンクール審査員奨励賞
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メンバメイコボルスミ11(メンバメイコボルスミじゅういち)は、かつて吉本興業に所属していた女性お笑いコンビ

メンバー[編集]

ビク・トリア(本名:岡村 理世[1] 1969年3月19日[2] - )

ココ・シャネル(本名:栄 孝子[1] 1968年4月2日[3] - )

  • 大阪府大阪市出身。
  • 通称「ココ」。 
  • 血液型AB型。
  • 解散後はピン芸人として活動。

※共に大阪市立住吉商業高等学校卒業。  

来歴[編集]

  • 1985年南海ホール(後の心斎橋筋2丁目劇場)で行われたラジオ大阪の素人お笑いオーディション番組「心斎橋お笑い探検隊」で芸能界デビューを果たした[4](結成日は「1986年2月15日」とも公表されている[1])。この「心斎橋お笑い探検隊」でデビューした者は非NSC組であり、番組が輩出した芸人達には東野幸治リットン調査団などがいるが、メンバメイのほぼ一定の低いテンションで掛け合い、「(やっている本人達が)笑わない漫才」という漫才のスタイルは当時としては斬新で、他と違う芸風が売りでもあった。このように既成の漫才を打ち破ったとされるスタイルで2丁目劇場では注目株と言われ[1]、本人達もこのスタイルを「ツー・スタント・コミック」と呼んでいたことがあった[1]
  • 1987年1月朝日放送主催で毎年成人の日生放送される関西若手お笑い芸人の登竜門的なコンテスト「第8回ABC漫才・落語新人コンクール」(現;ABCお笑いグランプリ)で審査員奨励賞を獲得[1]。その後1988年5月26日を以ってコンビは解散する[5]
  • 解散後、ビク・トリアは美容師へ転身したのに伴い引退[5]し、ココはピン芸人として活動。ブランクを経て大阪ガスのCMに竹中直人を突っ込む主婦役で出演。(なお浪曲師に転身し春野ココという芸名で活動中という風説が立ったが全くの別人である)
  • 2013年に約24年振りにビク・トリアがテレビ番組に出演し、2丁目劇場時代の思い出を月亭方正シルクらと共に語った。
  • 2016年6月に『ケンゴローサーカス団』(MBSテレビ)にビクが出演。
  • 2022年10月10日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ)にビクが出演、兄のように慕っていたという今田耕司と再会した[6]

コンビ名の由来[編集]

  • コンビ名は2人が高校のコンピュータの授業で同じクラスだったことに由来し、「メンバメイ」(=メンバー名)、「コボル」(=プログラミング言語COBOL)、「スミ」(=出身学校の大阪市立住吉商業高等学校)、11(=岡村理世の出席番号)という意味合いがある[1]

出演[編集]

テレビ番組[編集]

ココのみ出演

ラジオ[編集]

CM[編集]

受賞歴[編集]

参考文献[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 月刊ラジオパラダイス 1988年7月号 p.78「今月のひと」
  2. ^ 「よしもと大百科」 データハウス 1987年11月1日発行
  3. ^ 「2丁目BOOK ダウンタウンからピーチパイまで」 データハウス 1988年9月10日発行
  4. ^ NHK総合テレビジョン2012年6月2日深夜放送「着信御礼!ケータイ大喜利」において、投稿者のペンネームがきっかけで話題にのぼった際に板尾が「同期」と発言したが、厳密にはメンバメイコボルスミ11はオーディション組であり、デビュー時期はほぼ同時期であるが、NSC同期生ではない。
  5. ^ a b 月刊ラジオパラダイス 1988年8月号「ラジパラタイムス」p.74
  6. ^ 2022年10月10日放送 21:00 - 22:54 日本テレビ しゃべくり007”. TVでた蔵. ワイヤーアクション (2022年10月10日). 2022年10月11日閲覧。