メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン

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SLRマクラーレンSLR McLaren 、エスエルアールマクラーレン)はドイツアメリカの自動車メーカーダイムラー・クライスラー(現ドイツダイムラー)社がメルセデス・ベンツブランドで展開するスーパーカーである。

概要[編集]

メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン
Mercedes-Benz SLR McLaren 2 cropped.jpg
ロードスター
Mercedes-Benz SLR McLaren roadster.JPG
エンジン
Mercedes-Benz SLR McLaren engine.jpg
販売期間 2004年 - 2009年5月
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
2ドア オープン
エンジン 5.4L V8 SOHC スーパーチャージャー
最高出力 ノーマル:626PS/6,500rpm 722エディション:650PS
最大トルク 79.59kgfm/3,250-5,000rpm 722エディション:83.6kgm
変速機 5速AT
駆動方式 FR
全長 4,656mm
全幅 1,908mm
全高 クーペ:1,261mm
オープン:1,281mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 クーペ:1,768kg
オープン:1,825kg
最高速度 クーペ 334km/h
オープン332km/h
タイヤ 前・245/40R18
後・295/35R18
後継 SLS AMG
-自動車のスペック表-

SLRマクラーレンはモータースポーツの最高峰、F1でジョイントするメルセデス・ベンツマクラーレンが作り上げたスーパーカーである。「SLR」の名は、1955年に活躍した300SLRにちなんだもので、バタフライドアや、F1のノーズコーンを連想させるフロント周りなどのディティールが特徴である。

メルセデス・ベンツの車でありながら、イギリス・マクラーレンの専門工場にてハンドメイドにより生産された。

6バージョンがリリースされ、2009年5月をもって生産を終了した。同時に市販車に関する両社の協同事業契約も終了となったため、後継車はない。その後2010年6月に、より一般的な構造と製造方法により、初のAMG専用モデルとしてSLS AMGがメルセデス・ベンツより発表されているが、このモチーフはF1や300SLRではなく、市販車の300SLである。

歴史[編集]

C199(2004年-)[編集]

2003年のフランクフルトショーで登場し、2004年10月から日本でも発売が開始された。その当時の価格は5775万円。

エンジンはAMGがこの車のためだけに開発したスーパーチャージャー付きの5.5L V8で、626PSを発生、0-100km/h加速は3.8秒である。これは、フロントエンジンながら、ランボルギーニ・ムルシエラゴポルシェ・カレラGTに匹敵する値である。

一方で、トランスミッションは、競合車種がMTセミATであるのに対して、SLRマクラーレンはメルセデス・ベンツの他の車種にも搭載されている5速ATを採用している。これは競合車種よりもイージードライブが可能であることを表し、普段からSクラス向けに大容量のトルクを受け止めるATを開発しているメルセデス・ベンツならではの特徴とも言える。

ボディはカーボンコンポジットを主体としたモノコックであり、軽量化と高剛性に貢献している。

また、エアブレーキ機能を採用しており、120km/h以上からのブレーキング時にリアウイングを跳ね上げることで、空気抵抗ダウンフォースを高め、車両の安定性とブレーキ性能を向上させている。

2007年5月SLRロードスターが登場、8月に受注が開始され、9月には生産が開始された。左ハンドル車のみが生産される。

日本ではマイバッハ同様、メルセデス・ベンツ日本が直接販売することになっている。

バリエーション[編集]

SLRマクラーレン[編集]

スーパーチャージャー付き 5.4L V型8気筒SOHCエンジン(626PS/79.5kgm)、5速AT、駆動方式はFR。0-100km/hは3.8秒で、価格は5985万円。 カラーはシルバーとブラックの2色のみ展開、それ以外はスペシャルオーダー。日本での正規輸入されている台数は22台。

SLRマクラーレン722エディション[編集]

722エディション

2006年パリサロンで高性能バージョンが発表された。"722"は1955年ミッレミリアで、スターリング・モスが300SLRで優勝した際のカーナンバーで、スタート時刻の午前7時22分を表す。世界限定150台の販売。専用のスポーツサスペンションやカーボンエアロパーツが装備される。価格は6300万円。 エンジンはスーパーチャージャー付き 5.4L、V型8気筒SOHCエンジン(650PS/83.6kgm)となり、0-100km/hは3.6秒(-0.2秒) 最高速度は337km/h(+3km/h)。駆動方式はFR。

SLRマクラーレンロードスター[編集]

2007年5月に登場した、SLRマクラーレンのオープンモデル。性能はSLRマクラーレンのクーペモデルとほぼ同じである。 ソフトトップの開閉はセミオートマティック機構を採用し、フロントウインドシールド上部のロックを解除し、センターコンソールのスイッチを操作すれば、約10秒での開閉が可能である。

また、ボディ剛性の確保と横転時の安全確保のため、Aピラーを補強し、シート後部にセーフティロールバーを装備する。その後方には、オープン時の風の巻き込みを防ぎ、乗員の快適性を保つドラフトストップを新たに装着している。 価格は7000万円(税込)で、クーペモデルよりも約1000万円ほど高価。

SLRマクラーレン722Sロードスター[編集]

2009年に登場した722のロードスターバージョン。エンジンパワーなども同一で、加速性能、最高速度もほぼ同一の数値をマークする。

SLRマクラーレン722GT[編集]

722をベースとしたワンメイクレース用モデルで、メルセデス認定のもとRay Mallock Ltd.社により21台が製作された。

SLRスターリング モス[編集]

SLR スターリング モス

2009年の北米国際オートショーにて発表された75台のみの限定車で、同年の6月から10月にかけてデリバリされた。購入資格はSLRのオーナーに限定される。往年の300SLR (W196S)をデザインのベースとしており、ルーフ、フロントウインドシールドが省かれたスピードスタースタイルとなっており、ノーマルモデルよりも約200kg軽量である。なお、このモデルでメルセデスとマクラーレンによる共同製作は終了とされている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]