メマツヨイグサ

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メマツヨイグサ
Oenothera biennis
Oenothera biennis
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: フトモモ目 Myrtales
: アカバナ科 Onagraceae
亜科 : Onagroideae
: Onagreae
: マツヨイグサ属 Oenothera
: メマツヨイグサ O. biennis
学名
Oenothera biennis
L.[1]
シノニム

Onagra biennis
(L.) Scop.

和名
メマツヨイグサ(雌待宵草)、アレチマツヨイグサ
英名
common evening primrose

メマツヨイグサ(雌待宵草、学名: Oenothera biennis)は、アカバナ科マツヨイグサ属2年草道端荒れ地などに生える雑草

この草は北アメリカ原産で、アメリカ原住民は傷などに利用し、今日では月見草油としても用いられるが、その効果を裏付ける研究は十分ではない[2]

形態・生態[編集]

に上向きのが生える。

の先端はとがり、浅い鋸歯がある。

は、夕方黄色い花が咲く[2]。しぼんでも赤くならない。

花弁と花弁の間に隙間のあるものをアレチマツヨイグサOenothera parviflora)と呼ぶ場合もある[3]

分布・生育地[編集]

北アメリカ原産で、欧州や南半球でも生育する[2]。日本では明治時代に確認された帰化植物

利用[編集]

アメリカ原住民は、植物全体を傷に、根を痔に、葉は軽症の傷や、消化器の不良、咽喉の痛みに使った[2]。今日ではその油が、月見草油(evening primrose oil)として利用され、湿疹、関節リウマチ、月経前症候群、更年期症状に利用されているが、ほとんどの健康状態に関しての科学的証拠が十分ではなく、湿疹では役に立たないと考えられる[2]。乳がんに効くのではと取り上げられたこともあった[4]。油は、ほとんどの人に安全である[2]

月見草油にはγ-リノレン酸が含まれる[2]

出典[編集]

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  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g "Evening primrose oil" NIH, Update:2016, NCCIH No.D341.
  3. ^ 野に咲く花』、221頁。
  4. ^ Plant oil 'acts like cancer drug' (bbc, 2 November 2005)

参考文献[編集]

  • 平野隆久写真 『野に咲く花』 林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、221頁。ISBN 4-635-07001-8
  • 『写真で見る外来雑草』 畜産技術協会、1995年、13頁。ISBN 4-88137-056-1
  • 岩瀬徹 『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、70頁。ISBN 978-4-88137-135-0
  • 岩瀬徹・川名興・飯島和子 『校庭の雑草』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2009年、4版、81頁。ISBN 978-4-88137-146-6
  • 亀田龍吉、有沢重雄 『花と葉で見わける野草』 近田文弘監修、小学館、2010年、104頁。ISBN 978-4-09-208303-5

関連項目[編集]

外部リンク[編集]