メトロ (小売業)

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Metro AG
種類
AG
市場情報 FWBB4B
業種 小売
設立
  • 1964 as Metro-SB-Großmarkt GmbH & Co. KG
  • 1996 as Metro AG
  • 2017 as Metro AG (new company)
本社
事業地域
ヨーロッパ、インド、カザフスタン、ミャンマー、パキスタン
主要人物
  • Steffen Greubel (Chairman)
  • Christian Baier (CFO)
  • Rafael Gasset (COO - Convenience Cluster)[1]
製品 food and non-food assortments
売上高 減少 25.632 billion (2019/20)[2]
営業利益
減少 €257 million (2019/20)[2]
利益
減少 −€146 million (2019/20)[2]
総資産 減少 €13.2 billion (2019/20)[3]
純資産 減少 €2.1 billion (2019/20)[3]
従業員数
97,639 (2019/20)[2]
ウェブサイト www.metroag.de

メトロドイツ語: Metro AG)は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州デュッセルドルフに本部を置く、ドイツ最大、ヨーロッパ有数の規模を持つ小売企業グループ[4][5]フランクフルト証券取引所上場企業(FWBB4B)。

カウフホーフ[編集]

カウフホーフ (Kaufhof AG) は、メトロ傘下にあるドイツの大手百貨店小売会社のグループ。1879年レオンハルト・ティーツ (Leonhard Tietz) により創業された[6]。本社はケルン[7]

百貨店「カウフホーフ」を経営するほか、子会社を持っており、小売業・レストランを展開している。

メトロキャッシュアンドキャリー[編集]

メトロキャッシュアンドキャリー (Metro Cash & Carry) はレストラン・商店などの中小事業者を対象としたキャッシュ&キャリー(現金問屋)方式の会員制卸売チェーン。2019年現在、ドイツ中華人民共和国など、世界25か国に約670店舗を展開している[8]。従業員数は約100,000人(2019年現在)[8]

日本法人[編集]

メトロキャッシュアンドキャリージャパン株式会社
Metro Cash & Carry Japan K.K.
Logo METRO.svg
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 メトロジャパン、メトロC&C
本社所在地 日本の旗 日本
140-0013
東京都品川区西五反田1-26-2
五反田サンハイツビルディング2階
設立 2000年平成12年)11月27日
業種 卸売業
法人番号 9010701013893
事業内容 飲食店・小売店向けの食品卸売り
代表者 大矢妙子(代表取締役社長
資本金 222億4000万円
従業員数 750人
主要株主 Metro Cash & Carry International GmbH
外部リンク https://www.metro-cc.jp/
テンプレートを表示
銀座ショールーム
流山店

日本では、丸紅と提携し[9]、共同出資の形で2000年平成12年)11月27日メトロキャッシュアンドキャリージャパン株式会社を設立[10]。2009年に丸紅との合弁を解消。2018年4月時点で、首都圏に10店舗、店舗面積3,000平方メートルを展開していた。さらに2009年には、首都圏で10-15店体制を築くほか、関西地方進出も検討し、全国25店体制に拡大する計画が示されていた[11]が、「日本の卸売市場は細分化され、競争も激しく、望ましい結果につながらなかった」として、2021年10月をもって国内全店舗を閉店し日本から撤退した[12]

企業間取引の卸売業であるため、日本では一般消費者は利用できず、大規模小売店舗立地法が適用されない「食のプロフェッショナル」を対象とした卸売営業となっていた[13]。利用に際しては無料の会員登録が必要で、その際に食品小売業や飲食業・酒類販売業免許の営業許可証、法人の登記簿や確定申告書の提出を求めており、営業担当の社員が定期的に顧客を訪問して営業実態を確認するなど、厳密な運用が行われていた。

ただし立地場所の「地域貢献」として、事業者以外でも、自治会・PTAなどの地域団体の登録も受け付けていたが大規模小売店舗立地法の関係で、入店できる日数は制限されていた。2021年には、新型コロナウィルス感染拡大の影響で売上が激減したため、地域貢献会員(一般消費者)向けの「一般開放日」を設定し、近隣住民の利用も可能となっていた。ただし、利用には会員登録と身分証明書の提示が必須となっており、事業者向け会員とは違う区分であった。

早朝の6時から夕方19時までの営業、定休日は1月1日のみ、ワンストップで済む品揃え、経営相談サービスを行っているのも特徴であった。

店内では、営業時間中にもフォークリフトが稼働していたため、顧客の安全確保のために15歳未満の入店は禁止されていた。ただし、乳児を同伴する場合、やむを得ない場合は書面で申請のうえで認められていた。また、同伴者の入店は最大4人までとなっていた。

支払いは現金払いのほか、VisaMasterCardブランドのみクレジットカードデビットカードも利用が可能であった。

店舗[編集]

メトロ
メトロキャッシュアンドキャリー
メトロドライブ
商品の陳列販売は行わず、注文商品の受け取りのみを取り扱う。実験店舗として展開し、閉店後は千葉店に統合。
  • 木更津(千葉県木更津市)- 2011年5月開店、2012年5月閉店
  • 九十九里(千葉県長生郡長生村)- 2011年5月開店、2012年5月閉店

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Metro AG Management Board”. 2021年6月29日閲覧。
  2. ^ a b c d Metro AG Annual Report 2019/20”. 2021年1月22日閲覧。
  3. ^ a b Metro AG Annual Report 2019/20 - Balance Sheet”. 2021年1月22日閲覧。
  4. ^ 食材卸しのMETRO(メトロ)とフードトラックカンパニーは共同でキッチンカー開業セミナーを実施します。”. フードトラックカンパニー. PR TIMES (2021年6月16日). 2021年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月11日閲覧。
  5. ^ 世界各国のメトロ”. メトロキャッシュアンドキャリー. 2021年7月11日閲覧。
  6. ^ Warenkaufhaus: Gründung der Leonhard Tietz AG in Stralsund 1879”. Dlf Nova (2019年8月16日). 2021年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
  7. ^ GALERIA Karstadt Kaufhof Köln Hohe Straße Öffnungszeiten”. GALERIA Karstadt Kaufhof GmbH. 2021年7月11日閲覧。
  8. ^ a b 採用情報”. メトロ. 2021年7月11日閲覧。
  9. ^ メトロ/都心型小型店を首都圏に拡大、モデル店舗を蒲田にオープン”. 流通ニュース. ロジスティクス・パートナー (2017年3月28日). 2021年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
  10. ^ 会社概要”. メトロ. 2021年7月11日閲覧。
  11. ^ “独メトロ、日本で積極出店 会員制卸売店、25店体制へ”. 日本経済新聞. (2009年10月23日). http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091023AT1D220BT22102009.html 2009年10月24日閲覧。 
  12. ^ “独メトロ、日本撤退 関東にスーパー10店 -10月末”. 時事通信. (2021年8月7日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080700453 2021年8月8日閲覧。 
  13. ^ 食のプロ専用卸売り市場 メトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパン 「実業家の日」を開催”. フーズチャネル. インフォマート (2019年9月27日). 2021年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。

外部リンク[編集]