コンテンツにスキップ

メトカーフの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Two telephones can make only one connection, 5 can make 10 connections, and 12 can make 66 connections.

メトカーフの法則(メトカーフのほうそく、: Metcalfe's law)は、通信ネットワークに関する法則で「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザ数の二乗(n2)に比例する」という。メトカルフェの法則とも呼ばれている。

George Gilderによって1993年に最初にこのように定式化され[1]イーサネットに関する1980年のロバート・メトカーフに起源をもつ。 メトカーフの法則は、当初1980年にユーザ数の文脈ではなく「互換性あるコンピューティングデバイス(例:FAX、電話等)」の文脈で提示された[2]。 インターネットが始まり、この法則がユーザとネットワークに適用されるようになったのは、ごく最近のことであった。 なぜならば、この法則の本来の意図は、イーサネットの購入と接続を描写することにあったからである[3]。この法則は、経済学やビジネスの経営管理とも関連が深く、特に、相互に提携先を探している競争的な企業間の関係が関連深い。

ネットワーク効果

[編集]

メトカーフの法則は、インターネット、ソーシャルネットワーキング、WWWなどの通信技術やネットワークのネットワーク効果の多くを特徴づけている。 アメリカ合衆国連邦通信委員会の前チェアマンReed Hundtは「インターネットのはたらきの理解には、この法則が最も役立つ」と述べている[4]

この法則は、しばしば、FAXの例を用いて描写される。1台のFAXでは使いようがなく、各FAX機の価値はネットワーク中のFAXの総数が増えるにしたがって高まる。なぜならば、相手先の総数が増大するからである[5]

制約

[編集]

脚注

[編集]
  1. Carl Shapiro and Hal R. Varian (1999). Information Rules. Harvard Business Press. ISBN 0-87584-863-X
  2. Simeon Simeonov (2006年7月26日). Metcalfe’s Law: more misunderstood than wrong?”. HighContrast: Innovation & venture capital in the post-broadband era. 2016年5月5日閲覧。
  3. Metcalfe's Law, Web 2.0, and the Semantic Web (PDF ). 2016年5月5日閲覧。
  4. Bob Briscoe (2006年7月). Metcalfe's Law is wrong”. 2010年7月25日閲覧。
  5. R. Tongia. The Dark Side of Metcalfe’s Law: Multiple and Growing Costs of Network Exclusion (pdf). 2016年6月10日閲覧。

関連項目

[編集]