メッシーナ海峡大橋
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メッシーナ海峡大橋(メッシーナかいきょうおおはし)は、イタリア本土とシチリア島を結ぶ、メッシーナ海峡に架かる予定の吊橋である。完成すれば世界最長の吊橋になる。複線の鉄道と、その両脇に片側2車線の道路が設けられ、鉄道・道路併用橋としても世界最長になる予定(現在の最長橋は日本の瀬戸大橋)。
世界最長の橋[編集]
完成すれば主塔間の距離(スパン)が3,300mで、日本の明石海峡大橋(1,991m)を抜き世界最長になる予定であり、主塔の高さも382.6mと、フランスのミヨー橋(343m)を抜き世界一となる予定。
計画の中止[編集]
2008年に着工し2015年の完成予定だったが、計画を発表したベルルスコーニ政権からロマーノ・プローディ政権へ2006年に政権交代し、膨大な予算・地震の危険性・マフィアの建設への関与などから橋の建設計画は中止された[1]。
しかし、2008年にロマーノ・プローディ政権が失脚し、計画の復活を公約にしたベルルスコーニ政権が返り咲いた。
計画は復活され、改められた建設計画は2009年着工とし、総事業費は約60億ユーロで2016年の完成を目指す[2]としていたが、2013年2月26日に予算不足により再び計画は中止となっている。