メセンブリアの戦い

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メセンブリアの戦い
ブルガリア・東ローマ戦争
812年
場所ネセバル
結果 ブルガリア帝国の勝利
衝突した勢力
第一次ブルガリア帝国 東ローマ帝国
指揮官
クルム
戦力
被害者数

メセンブリアの戦いは、東ローマ帝国ブルガリア帝国との間で行われた戦いである。ブルガリアが勝利してメセンブリアを占領した。

背景[編集]

プリスカの戦いに勝利したクルムは、体制を整えトラキアに侵入した。そして新しく皇帝になったミカエル1世ランガベーと和平交渉したが、ミカエルはブルガリアに優位となる条約を拒否した。クルムはさらに東ローマ帝国に圧力を加えるため、トラキアの要塞メセンブリアに攻めよせた。

戦闘[編集]

クルムはアラブ移民に作らせた包囲兵器を使い、城壁を破壊してメセンブリアを占領して、36個の銅製サイフォンとギリシアの火を手に入れた。しかし、この戦い以降も東ローマ帝国は抗戦の構えを見せ続けた。