メコン・デルタ (バンド)

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メコン・デルタ
Mekong Delta
Mekong Delta (band) 2011 01.JPG
リトアニア・ヴァルニアイ公演(2011年6月)
基本情報
出身地 ドイツの旗 ドイツ
ベルリン西ベルリン
ジャンル スラッシュメタル
プログレッシブ・メタル
ジャーマンメタル
活動期間 1985年 - 現在
レーベル AAARRG Records
Intercord Record
Bullet Proof Records
AFMレコード
SPV/Steamhammer
公式サイト mekongdelta.eu
メンバー ラルフ・ヒューベルト (B)
マルティン・レマー (Vo)
エリク・アダム・H・グロッシュ (G)
アレックス・ランデンバーグ (Dr)
旧メンバー 別記参照

メコン・デルタMekong Delta)は、ドイツ出身のスラッシュ/プログレッシブ・メタルバンド。

1985年、音楽エンジニアであるラルフ・ヒューベルトを主宰に結成。スラッシュメタルクラシック音楽クロスオーバーさせた、独特のテクニカルサウンドを展開している。

背景・略歴[編集]

元々は、ジャーマンメタルバンド・レイジの前身「アヴェンジャー」(Avenger)の音楽エンジニアであったラルフ・ヒューベルトと同メンバーが、意気投合して始まった音楽プロジェクトが原点だった。

1985年から創作を開始したが、ベースを担当していたピーヴィー・ワグナーが「レイジ」に専念するため途中降板。代わりに自身が"ビョルン・エクルンド"という変名を使用して、プレイヤーとしても名を連ねた。1990年代初頭頃に実態を明かすまでは、ヒューベルトとエクルンドは別人と認識されていた。

アルバムデビュー〜活動休止
その後レイジのメンバーが全て抜け、デビューアルバムのラインナップには、ジャーマンスラッシュバンド「リヴィング・デス」のギタリスト達が参加した。ヒューベルト以外のメンバーも変名でクレジットされ、当初は覆面バンドのような様相だった。次作以降からクラシック音楽に より接近するようになり、スラッシュメタルクロスオーバーさせた前衛的でテクニカルなスタイルを確立させる。
ライブ・アルバム発表の頃からメンバーも固定されて順調に創作を続け、1996年、近世作曲家ムソルグスキーの代表作である『展覧会の絵』を再現したフルカバー作品を集大成として、バンドは活動を休止した。
バンド活動再開〜現在
2006年、ヒューベルトは新たなラインナップで10年ぶりにバンド活動を再開し、2007年に復活アルバム『LURKING FEAR』を発表。以前と遜色の無いスタイルをみせた。翌年にはライブツアーが可能なメンバーに交代させ、2014年までコンスタントに作品をリリース[1]

サウンドスタイル[編集]

リトアニア・ヴァルニアイ公演(2011年6月)

デビュー当初は、テクニカルなスラッシュメタルの範疇に過ぎなかったが、ラルフ・ヒューベルトは、1970年代プログレッシブ・ロックバンド「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」のカバー作品『展覧会の絵 (ELPのアルバム)』を意識しており、自身も1stアルバムで原曲『展覧会の絵』からの1曲をカバーしている。

2ndアルバム以降から、クラシック音楽とのクロスオーバー化が進み、特に上記ムソルグスキー作品などのカバーをベースとした、前衛的なテクニカルサウンドに変化していった。また、ネオクラシカルメタルシンフォニックメタル勢などにみられる鍵盤楽器は使用せず、組曲をすべてギター・ベース・ドラムで実践している。

1990年代初頭に音楽評論家の間では、このようなテクニカルサウンドはスタジオ収録だからこそ可能であって、ライブで再現するのは困難だろうと判断されていた。しかし、1991年ライブ・アルバム『Live at an Exhibition』で高度な演奏力を実証してみせ、評価を払拭している[2]

メンバー[編集]

  • ラルフ・ヒューベルト Ralph Hubert(変名:ビョルン・エクルンド Bjorn Eklund) - ベース/アコースティック・ギター/ほか (1985– )
  • マルティン・レマー Martin LeMar - ボーカル (2008– )
  • エリク・アダム・H・グロッシュ Erik Adam H. Grösch - ギター (2008– )
  • アレックス・ランデンバーグ Alex Landenburg - ドラムス (2008– )

旧メンバー[編集]

1980年代末頃までは、ヒューベルト以外のメンバーも変名を名乗っていた時期がある。

ボーカル
  • ウォルフガング・ボーグマン Wolfgang Borgmann(変名:キール KEIL) - (1987–1990)
  • ダグ・リー Doug Lee - (1990–1994)
  • レオ・シュピギエル Leszek "Leo" szpigiel - (2007–2008) エンジェル・ダスト
ギター
  • ヨッヘン・シュレーダー Jochen Schröder - (1985-1987) レイジ
  • フランク・フリック Frank Fricke(変名:ロルフ・ステイン Rolf Stein) - (1987–1989) リヴィング・デス
  • レイナー・ケルチ Reiner Kelch(変名:ヴィンセント・セントジョーンズ Vincent St.Johns) - (1987–1988) リヴィング・デス
  • ウヴェ・バルトルシュ Uwe Baltrusch(変名:マーク・ケイ Mark kaye) - (1989–1996) ソドム
  • ゲオルク・シンボス Georg Syrmbos - (1991) 元ホーリー・モーゼス
  • ピーター・レイク Peter Lake - (2006–2007) セオリー・イン・プラクティス
  • ベネディクト・ジムニャク Benedikt Zimniak - (2008–2013)
ベース
  • ピーヴィー・ワグナー Peter "Peavy" Wagner - (1985–1987) レイジ
ドラムス
  • ウリ・カッシュ Uli Kusch - (1988)(2007) ホーリー・モーゼス
  • ヨルグ・マイケル Jörg Michael(変名:ゴードン "ザ・マシーン" パーキンス Gordon "The Machine" Perkings) - (1987–1990) レイジ
  • ピーター・ハース Peter Haas - (1991–2006) クロークス

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

オリジナルアルバム

ライブアルバム

  • Live at an Exhibition (1991)

コンピレーション

  • Classics (1993)
  • The Principle of Doubt (2005)
  • Intersections (2012・再録アルバム)[5]

シングル・EP[編集]

  • The Gnome (1987)
  • Toccata (1988)

映像作品[編集]

  • Live in Frankfurt 1991 (2007)

脚注[編集]

外部リンク[編集]