メガマインド
メガマインド | |
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Megamind | |
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監督 | トム・マクグラス |
脚本 |
アラン・J・スクールクラフト ブレント・サイモンズ |
製作 |
デニス・ノーラン・カシノ ララ・ブレイ |
製作総指揮 |
スチュアート・コーンフェルド ベン・スティラー |
出演者 |
ウィル・フェレル ティナ・フェイ ジョナ・ヒル デヴィッド・クロス ブラッド・ピット |
音楽 |
ローン・バルフ ハンス・ジマー |
製作会社 |
ドリームワークス・アニメーション パシフィック・データ・イメージズ レッド・アワー・フィルムズ |
配給 | パラマウント映画 |
公開 |
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上映時間 | 96分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $130,000,000[1] |
興行収入 | $321,885,765[1] |
『メガマインド』(Megamind)は、2010年のアメリカ映画で、ドリームワークス製作の3DCGアニメーション映画である。日本では劇場未公開で、ソフト発売もされていない。またアメリカの20世紀フォックス ホーム エンターテイメントでは、ソフトの再発売もされていない。この日本語吹替版はAmazon.co.jpやネットフリックスなどのビデオ・オン・デマンドで観ることができる。さらに2016年2月27日に日本のディズニーXDで放送された。また、2016年2月27日に日本のディズニーXDでの放送直前に、ドリームワークスのアニメ映画の日本の配給元であるパラマウント・ジャパンは、2016年1月31日をもって業務を終了したため、本作は最後となった。
ストーリー[編集]
悪の天才メガマインドはメトロシティを守る宿敵のスーパーヒーロー、メトロマンに勝負を挑んでは撃退される日々を送っていたが、ある日偶然メガマインドがメトロマンを骨にして倒してしまう。
生き甲斐を失ったメガマインドはメトロマンミュージアムをさまよい、メトロマンの恋人と噂されていたTVリポーターのロクサーヌがいたため事務員バーナードの姿を借りる。ロクサーヌとの会話でメガマインドは新しいヒーローを作ろうとするが、手違いでカメラマンのダメ男ハルにヒーローの能力を与えてしまった。
メガマインドはハルの宇宙人の父親としてハルを鍛えながら、バーナードの姿でロクサーヌと心を通わせていく。しかし、ハルは能力を私利私欲に悪用してメトロシティを支配しようとし、混乱したメガマインドはロクサーヌと共に事態を収拾しようとする。
出演[編集]
- 日本語吹き替え版声優はオンデマンド配信版のキャスト。
- 科学とエンターティナーの才能を持つ悪の天才で、巨大な頭部と青い肌の宇宙人。悪党を気取るが、悪役をアイデンティティーとして育っただけで根は素直であり、人死になどの悪事は好まない。
- 赤ん坊の頃に爆発寸前の星から地球に送られ、刑務所で囚人に育てられた。人気者のメトロマンに除け者にされて育ち、メトロマンと自分が正義のヒーローと悪のライバルの運命にあると信じて悪事を働いていたが、メトロマンの死に際して「ヒーローと戦う悪役」のアイデンティティーを喪失してしまう。
- スーパーパワーを持つメトロシティのヒーロー。自信に溢れたメトロシティのアイドル的存在。
- 赤ん坊の頃に爆発寸前の星から地球に送られ、裕福な養親の愛情を受けて育った。実は銅が弱点で、メガマインドに思いがけず銅張りの建物に閉じ込められ、スーパーパワーが使えず爆死してしまう。
- 実は音楽家になる夢がある。
- メトロシティのTVリポーターで、メトロシティを愛する知的な美女。メトロマンの恋人と言われているが、実はただの友人。
- メトロシティのカメラマン。下品で頭が悪く、ロクサーヌのことが好きだが相手にされていない。
- 後にメガマインドからスーパーパワーと「タイタン(Titan)」のヒーローネームを与えられたが、ハル本人はそれを聞き違え「タイトン(Tighten/ぴっちり)」と名乗っている。
- メガマインドの相棒で、赤ん坊のメガマインドに両親がお世話役として与えた魚型宇宙人。
- メトロマンミュージアムの事務員。感情の起伏が少ない仕事人間。
- メガマインドの父: ジャスティン・セロー
- メガマインドの母: ジェシカ・シュルテ
- スコット卿 (メトロマンの父): トム・マクグラス
- レディ・スコット (メトロマンの母): エミリー・ノードウィンド
- 所長: J・K・シモンズ(日本語吹き替え:稲垣隆史)
製作[編集]
当初は『マスター・マインド』(Master Mind)という題だったが、後に『ウーバーマインド』(Oobermind)となり[2][3][4]、更に変更されて正式な『メガマインド』(Megamind)となった。当初、メガマインド役にはロバート・ダウニー・Jrがキャスティングされていた[2][5]が、スケジュールの都合の為にウィル・フェレルに代わった[6]。
興行収入[編集]
公開初週の興行成績は約4600万ドルを記録し、初登場1位となった。アメリカ及びカナダにおけるドリームワークスの興行収入としては、9番目に高いオープニング成績であり、北米における2010年公開のアニメの興行収入としては5番目の成績となった。
評価[編集]
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは182件のレビューで支持率は72%、平均点は6.70/10となった[7]。Metacriticでは33件のレビューを基に加重平均値が63/100となった[8]。
サウンドトラック[編集]
2010年11月2日にレイクショア・レコーズよりサウンドトラック盤が発売される。
- "Giant Blue Head" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Tightenville (Hal's Theme)" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Bad to the Bone" by George Thorogood and the Destroyers
- "Stars and Tights" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Crab Nuggets" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "A Little Less Conversation (ジャンキーXL Remix)" by エルヴィス・プレスリー
- "Mel-On-Cholly" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Ollo" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Roxanne (Love Theme)" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Alone Again (Naturally)" by ギルバート・オサリバン
- "Drama Queen" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Rejection in the Rain" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Lovin' You" by ミニー・リパートン
- "Black Mamba" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Game Over" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "I'm the Bad Guy" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
- "Evil Lair" by ハンス・ジマー、ローン・バルフ
以下はサウンドトラック未収録楽曲。
- "Miss America" by バーニー・ウェイン
- "バック・イン・ブラック" by AC/DC
- "地獄のハイウェイ" by AC/DC
- "クレイジー・トレイン" by オジー・オズボーン
- "ミスター・ブルー・スカイ" by エレクトリック・ライト・オーケストラ
- "ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル" by ガンズ・アンド・ローゼズ
- "バッド" by マイケル・ジャクソン
- "カム・アズ・ユー・アー" by ニルヴァーナ メトロマンがカバー。
出典[編集]
- ^ a b “Megamind (2010)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年11月17日閲覧。
- ^ a b “ドリームワークス 2012年までの映画公開予定明らかに”. アニメ!アニメ! (2009年5月28日). 2009年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月1日閲覧。
- ^ “ブラッド・ピットがスーパーヒーロー、メトロマンに?”. シネマトゥデイ (2009年8月19日). 2010年11月1日閲覧。
- ^ Skott Stotland (2009年5月28日). “"Master Mind" becomes "Oobermind"”. Bam! Kapow!. 2011年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月18日閲覧。
- ^ “ロバート・ダウニー・Jr、ベン・スティラーがプロデュースするアニメへ声の出演か?”. シネマトゥデイ (2008年9月5日). 2010年11月1日閲覧。
- ^ “Ferrell, Pitt and Hill to voice Oobermind”. SuperHeroHype (2009年8月17日). 2009年8月18日閲覧。
- ^ “Megamind”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “Megamind Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年9月13日閲覧。