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メカブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワカメの全体像。根側のひだ状になった部分がメカブ。

メカブ(和布蕪)は、ワカメの付着器の上部にあるひだ状になった部位[1]。胞子葉にあたる部分である[1]

概要

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食品としての「わかめ」は、主に葉体(わかめ)、中茎(茎わかめ)、胞子葉(めかぶ)の3つの部位で構成される[2]

古代には海藻根(まなかし)と呼ばれ、貢物として海苔に次ぎ珍重されていた。中世以降になると中央文書からは姿を消すが、代わりに地方産物として「メカブ」の名で登場するようになる。地域により「ミミ」「ネカブ」「カブ」「メヒビ」などさまざまな呼称がある。また乾燥品は古くは民間薬としても利用された。

栄養価では、アルギン酸フコイダンなどの水溶性食物繊維に由来するぬめり成分やミネラルエイコサペンタエン酸などの不飽和脂肪酸を葉状部よりも多く含む[3]。メカブの摂取によりアレルギー性鼻炎や皮膚疾患に関連したQOLの好転が示唆されている[1]。また、便秘症状を改善する可能性も示唆されている[1]

その他メカブの成分を使用したシャンプーや石鹸、化粧品なども発売されている。

日本の産地

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日本の主なめかぶ産地は、三陸海岸一帯の太平洋側である。 この地域で取れるめかぶは三陸めかぶとしてブランド化されており、高値で取引される。

食用

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湯通しして細切りにしたメカブ
湯通しして細切りにしたメカブ

調理の際は軽く湯通しをし、色が褐色から緑色に変わったところで冷水に取る。芯の部分は固いため、湯通しの前後に取り除かれる場合もある。

その後は包丁などで細かく刻み、醤油めんつゆ、その他の薬味を混ぜ米飯にかけて食べられたり、吸い物などスープに入れられたりする。同じく粘りのある納豆とろろオクラ鶏卵などの食材と合わせることや、調理法が応用されることもある。

また生のもの以外に、より手軽に食べられる乾物のものや味付け加工されたパック詰めのものも販売されている。

脚注

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出典

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  1. 1 2 3 4 中川ほか「めかぶ(Sporophyll of Undaria pinnatifida)の摂取がアレルギー様症状および排便に及ぼす効果」『新薬と臨牀』、医薬情報研究所、2025年、285-295頁。
  2. 辻 隆久「宇宙日本食わかめスープ・お吸いものの開発について」『日本食品科学工学会誌』第55巻第7号、日本食品科学工学会誌、2008年、208-211頁、doi:10.3136/nskkk.55.321
  3. ワカメ葉体とメカブの成分比較”. 2009年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月18日閲覧。

外部リンク

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