ミン・ヒジン
ミン・ヒジン 민희진 | |
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| 生誕 |
민희진(ミン・ヒジン) 1979年12月16日(46歳) |
| 国籍 |
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| 出身校 | ソウル女子大学校 視覚デザイン学科 卒業 |
| 職業 | アートディレクター、CBO、CEO |
| 活動期間 | 2002年 - |
| 代表作 |
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| 活動拠点 |
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| 肩書き | SMエンターテインメントクリエイティブディレクター(2002~2019)、SMエンターテインメント登記理事(2017~2019)、HYBE CBO (2019~2021)、ADOR CEO (2021~2024)、ADOR 社内取締役(2024) |
| 受賞 | Mnet Asian Music Awards - ベストビジュアル & アートディレクターオブザイヤー、ブレイクアウトプロデューサー賞 |
ミン・ヒジン(朝: 민희진、漢: 閔熙珍、英: Min Hee-jin、1979年12月16日 住民票には2月16日と記載- )は、韓国のアートディレクター。ADORの元最高経営責任者。2002年にSMエンタテインメントのアートディレクターを担当してから、数々のK-POPアーティストのヒット作品のコンセプトを生み出してきた。2019年からHYBEのブランド統括CBOに就任[1]
2024年以降はHYBEとADORをめぐる対立・法的紛争の中心人物として報じられた。
略歴
[編集]1979年 - 2001年: 生い立ち
[編集]1979年12月16日、韓国に生まれる。祖父の影響もあり、子供の頃から絵に関心がありデザインに身近な環境で育つ。学生時代にはオーディオディレクターに関心を持った事で放送部の活動をするも、写真への愛情を捨てられず最終的に大学で視覚デザインを専攻[2]。
大学3年の休学中に広告代理店でインターンを経験。その後進路に悩み、卒業する頃にSMエンタテインメントの公開採用の広告を見つけ2002年に応募[2][3]。SMエンタテインメントに応募したのは、ヒジン自身アルバムのカバーを製作する作業に関心があり、レーベルが多くなかった時代に一番認知度が高かった為である[4]。ジャズをベースにしたヨーロッパをはじめとする第三世界の音楽を好みのジャンルとし、大衆的に親しまれる音楽には関心がなかったものの、自身の好奇心が刺激されて面白そうと思ったのもきっかけである[3]。
2002年 - 2018年: SMエンタテインメントでの活躍
[編集]2002年に入社してから2年後の2004年の12月にリリースされた東方神起のクリスマスアルバム『The Christmas Gift from 東方神起』でコンセプトや撮影、セットやデザインを構築し、初めて組織的に動いたのをきっかけに制作の幅が広がる様になる[3]。2009年にはSHINeeの『ROMEO』でアルバム名や写真家など、自分で企画したことを完全に実現するようになった[3]。
その後も少女時代の『Gee』でのカラージーンズやEXOの制服コンセプト、f(x)の『Pink Tape』のアートフィルムなどでアートディレクションへの革新的で実験的なアプローチで注目を集めた[5][6]。
2017年、SMのアートディレクト総括として選ばれたものの[7]、燃え尽き症候群により一年で辞職することとなった[6]。
2019年 - 2024年: ビジュアルディレクターからの退任、CBO・CEOに就任から退任まで
[編集]2019年7月1日、BigHitエンターテインメントのCBOに任命[8]。9月からはパン・シヒョクとタッグを組んで「PLUS GLOBAL AUDITION」を開催[9]。2021年デビュー予定だったが、コロナ禍でデビュー延期。2021年11月12日、HYBE傘下の新規レーベル「ADOR」を設立させ[10]、翌年7月22日にNewJeansをデビューさせた。
NewJeansのデビューシングル『Attention』のリリースは、K-POP界に大きな衝撃を与えた。ミン・ヒジンは従来のプロモーション方法を一新し、予告なしにミュージックビデオを公開するという斬新な手法を取った[11]。
ミンヒジンはNewJeansのメンバー一人一人の個性を最大限に引き出すために、ファッションやヘアスタイル、メイクアップに至るまで細部にこだわった。また、彼女のデザインは、シンプルでありながらもスタイリッシュで、現代のトレンドを巧みに取り入れている。楽曲もミン・ヒジンによってビジュアルコンセプトとの一貫したテーマとなるように選定され、グループの統一感を高めている。
2022年11月30日、Mnet Asian Music Awardsにてブレイクアウトプロデューサー賞を受賞した[12]。
2024年4月、親会社HYBEが子会社ADORの経営陣に対する監査に着手したことを発表し、対立が表面化した。
HYBEは2024年7月、ミンADOR代表理事とHYBE間の株主間契約の解除を通知した。
ADORの取締役会は2024年8月27日、ミン代表を解任した。ADORは、ミン代表の社内取締役職は維持したまま、NewJeansのプロデューシングを引き続き担当すると明らかにした。
2024年11月20日、ADORの社内取締役を辞任[13]。
2024年 - 現在: フリーランスとして活動
[編集]2024年12月14日、前月にADORと一方的に契約解除を希望したNewJeansメンバー5人のVogue Koreaのグラビアのディレクションにフリーランスとして参加したことが発表された[14]。
作品性
[編集]| 愛は存在するが、永遠ではない。恋人との出会いの最初の瞬間に、愛と肯定する。心理的な空気、空虚、空間、この瞬間が永遠に続くということ。私は欲望に囚われている。陰に隠れて、全ての答えを答えられずにいる。 | ||
韓国の大手芸能事務所であるSMエンタテインメントに所属している様々なアーティストのアルバムコンセプトを担当・ブランディングを行い、その事から各メディアから「コンセプトの職人」などと表現される事がある[16]。
アートワークやMVの世界観について、一部のファンから岩井俊二の影響があるのではないかと推測されていたが、ミン・ヒジン本人は岩井俊二ではなく小津安二郎やペドロ・アルモドバルからの影響を公言している[17][18][19]。
少女時代の『Gee』のカラージーンズや『Genie』の統一された白い制服スタイル、EXOの『Growl』の学校制服などの衣装のスタイリングから、NewJeansの『New Jeans』の3色展開の丸型バッグやf(x)の『Pink Tape』のピンク色のVHSテープなどといったアルバム制作まで、KPOPアーティストの視覚的プロモーションを独創的なアイデアで統括し、過去にプロデュースした作品は現在でもファンの間で語り継がれている[20]。特にf(x)の『Pink Tape』はMelon選定の韓国大衆音楽名盤100へのノミネートや、レットドットデザインアワードを受賞するといった高い評価を受けている[21]。
自身の作品について「ユ・クイズ ON THE BLOCK」のインタビューでは「『この人たちがどのようなグループとして見られるのが、長期的に見て良いのか』を工夫した」と語っており、「目指す場所を具体的にイメージする作業が、コンセプトの構築に必要であることを知っていた。これまでとは異なるプロセスが必要だと思った。(中略)これまでのグループと対比する差別点は何か考えた。そういうものを最大限に引き出すために、ディテールにものすごく気を使った」と続けて語った[22][23]。
制作
[編集]SMエンタテインメント
[編集]少女時代
[編集]SHINee
[編集]- Replay(2008年)
- The SHINee World(2008年)
- AMIGO(2008年)
- Romeo(2009年)
- Lucifer(2010年)
- Hello(2010年)
- Chapter 1 「Dream Girl - The Misconceptions of You」(2013年)
- Chapter 2 「Why So Serious? - The Misconceptions of Me」(2013年)
- Chapter 1 & 2 「The Misconceptions of Us」(2013年)
- Odd(2015年)
- Married To The Music(2015年)
- 1 of 1(2016年)
- 1 and 1(2016年、Repackage)
- The Story of Light(2018年)
テミン
[編集]- Ace(2014)
- Press It(2016)
- Move(2017)
- Want(2019)
- ジョンヒョン
- She is(2016)
f(x)
[編集]- NU ABO(2010年)
- Pinoquio(2011年)
- Hot Summer(2011年)
- Electric Shock(2012年)
- Pink Tape(2013年)
- Red Light(2014年)
- 4 Walls(2015年)
EXO
[編集]- Growl(2013年)
- EXODUS(2015年)
- LOVE ME RIGHT(2015年)
- EX'ACT(2016年)
- THE WAR(2017年)
- DON'T MESS UP MY TEMPO(2018年)
Red Velvet
[編集]- Happiness(2014年)
- Ice Cream Cake(2015年)
- The Red(2015年)
- The Velvet(2016年)
- Russian Roulette(2016年)
- Rookie(2017年)
- The Red Summer(2017年)
- Perfect Velvet(2017年)
- The Perfect Red Velvet(2018年)
- Summer Magic(2018年)
- RBB(2018年)
NCT
[編集]HYBE
[編集]ADOR
[編集]NewJeans
[編集]BIGHIT MUSIC
[編集]V(防弾少年団)
[編集]- Layover(2023年)
評価
[編集]大衆音楽評論家であるチョ・ウンジェは「ミン代表はポートフォリオにあまりにも顕著な作品が多い」と評価し、「ミン・ヒジン代表は自身の個性が明確でありながら、アーティストの個性をよく生かすほうだ。コンセプトの側面では、感覚的な小物の使用が記憶に残る」と続けて評価した[20]。
アメリカのポップカルチャーメディアである「Variety」の世界のエンターテインメント業界に影響を及ぼした女性に選ばれた[24]。
2023年4月にはアメリカのビルボードがアメリカ以外の地域で世界の音楽産業を先導するリーダーを選定する「The 2023 Billboard International Power Players」に選ばれた[25]。
受賞
[編集]- 2016 Mnet Asian Music Awards - ベストビジュアル & アートディレクターオブザイヤー[26]
- 2022 Mnet Asian Music Awards - ブレイクアウトプロデューサー賞[12]
- 第72回ソウル特別市文化賞 - 大衆芸術部門[27]
- 第38回ゴールデンディスクアワード - 制作者賞(ベストプロデューサー賞)[28]
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 原文: Love exists but with an absence of eternity. At the first moment of a lover’s encounter, there’s an affirmation of love. Psychologically, Lunacy, Emptiness, Panic, Delusion that the moment will last forever. I’m seized by desire. I hide behind my back and postpone all answers.
出典
[編集]- ↑ “「くそオヤジども」KPOP界騒然"お家騒動"次の展開 HYBEと全面対決「ミン・ヒジンの乱」行き着く先”. 東洋経済オンライン (2024年4月29日). 2026年7月7日閲覧。
- 1 2 “SM 민희진 인터뷰 by 큐비즘(cuvismmag.com)” (朝鮮語). m.cafe.daum.net. 2022年8月21日閲覧。
- 1 2 3 4 “【K-POP制作所】SMミン・ヒジン室長「SMは怖い組織ではなく、純粋で一生懸命な組織」”. Kstyle. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ 박수윤 (2018年7月11日). “[음악계 우먼파워 ③SM엔터테인먼트 민희진 이사]” (朝鮮語). 연합뉴스. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “민희진에 대해 얼마나 아시나요? - BeAttitude”. BeAttitude - Creative + Life Magazine for Creators (2022年3月24日). 2022年8月23日閲覧。
- 1 2 ““HYBE新レーベル代表”ミン・ヒジン、SMの統括取締役に就任も…1年で辞職した理由とは「全部やめたくなった」”. Kstyle. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “SMエンタテインメントが人事改編を発表”. Kstyle. 2019年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月23日閲覧。
- ↑ “防弾少年団に続く「防弾少女団」が生まれるかも!? BTS所属会社に元SMの敏腕企画者が合流|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “BTS所属のBig Hit、Source Musicとガールズグループデビュー目指す 日本でもオーディション開催 - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ デバク (2021年11月12日). “HYBE新レーベル「ADOR」設立、ミンヒジン・グループ2022年デビューへ”. デバク. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “ミンヒジン作品一覧と評価:少女時代からNewJeansまで”. korianoizumi.jp (2024年6月12日). 2024年10月31日閲覧。
- 1 2 “"대표님 사랑해요" 민희진 대표, '브레이크아웃 프로듀서' 수상…뉴진스 애교는 덤('2022 MAMA AWARDS') | 방송 : 네이트 연예” (朝鮮語). 모바일 네이트 뉴스. 2022年11月30日閲覧。
- ↑ “ミン・ヒジン、ADOR退社後初の公の場で心境語る「死ぬほど苦しくても結果で見せる」”. Kstyle (2024年12月7日). 2025年1月26日閲覧。
- ↑ “NewJeans、韓服姿のグラビアを公開…ディレクターとしてミン・ヒジンが参加”. Kstyle (2024年12月18日). 2025年1月26日閲覧。
- ↑ (日本語) f(x) 에프엑스 "Pink Tape" The 2nd Album Art Film 2022年10月12日閲覧。
- ↑ “'K팝 콘셉트 장인' 민희진 걸그룹 뉴진스, 멤버명 최초 공개..'신선한 시도' [공식]”. 언론사 뷰. 2022年10月1日閲覧。
- ↑ “지금 우리가 가장 궁금해하는 창작자들”. cine21. 2025年10月30日閲覧。
- ↑ ミン・ヒジン インタビュー『POPEYE』(2023年7月号、27頁、株式会社マガジンハウス)
- ↑ “NewJeans「Ditto」異例のMV“アイドルとファンの関係”暗示か…注目俳優も登場”. モデルプレス. 2025年10月30日閲覧。
- 1 2 “少女時代やRed Velvetを手掛け、SMからHYBEへと移籍した女性CBOによる新ガールズグループに期待|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2022年10月12日閲覧。
- ↑ “SM, 獨 레드닷 디자인 어워드서 8개 본상 수상” (朝鮮語). inews24. 2022年10月12日閲覧。
- ↑ ““HYBE新レーベル代表”ミン・ヒジン、SMの統括取締役に就任も…1年で辞職した理由とは「全部やめたくなった」”. Kstyle. 2022年10月12日閲覧。
- ↑ (日本語) [#유퀴즈온더블럭 케이팝에 신드롬을 일으킨 전설의 아트디렉터✨ 민희진 자기님의 한 마디 한 마디에서 느껴지는 일에 대한 남다른 열정❤️🔥 | #Diggle #갓구운클립] 2022年10月12日閲覧。
- ↑ “少女時代などを手がけてきたHYBEミン・ヒジン、「世界のエンタメ界で影響力のある女性」に選定|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “HYBEパク・ジウォンCEO、ADORミン・ヒジン代表ら、米ビルボード「インターナショナル・パワープレイヤーズ」に選定”. Kstyle (2023年4月27日). 2023年11月1日閲覧。
- ↑ Newsis (2016年12月28日). “방시혁·민희진, 올해 MAMA서 '베스트 제작자·아트디렉터'” (朝鮮語). mobile.newsis.com. 2022年8月23日閲覧。
- ↑ “ADORミン・ヒジン代表、今年の「ソウル市文化賞」で大衆芸術部門を受賞!”. Kstyle (2023年10月20日). 2023年11月1日閲覧。
- ↑ “SEVENTEEN、9年ぶりにゴールデンディスクで初の大賞受賞…音源大賞はNewJeans(2)”. JIJI.COM (2024年1月7日). 2024年2月19日閲覧。