ミンスク・ワールド

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ミンスク・ワールド
Minsk World main entrance.JPG
メインゲート
各種表記
繁体字 明思克航母世界
簡体字 明思克航母世界
拼音 Míngsīkè Hángmù Shíjiè
発音: ミンスークー ハンムー シージェ
英文 Minskworld
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艦橋付近の現状(2008年)

ミンスク・ワールド中華人民共和国広東省深圳市塩田区に位置する軍事テーマパーク。このテーマパーク最大の特徴は1978年に進水したソビエト海軍の航空母艦キエフ級」(公式には「重航空巡洋艦」、冷戦期西側諸国では「戦術航空巡洋艦」と誤って呼ばれていた)の2番艦ミンスクを博物館として使用していることである。

ミンスクの来歴[編集]

ミンスクは全長284m、基準排水量43000トンという中型軍用艦艇で、冷戦時代末期、ウラジオストクソ連太平洋艦隊に配属されており、たびたび対馬海峡などを航行する姿が報道されたため、当時の日本における「ソ連脅威論」の拠り所のひとつとなっていた。

しかしソ連時代末期の経済破綻による軍事費削減のあおりを受け1991年ごろ退役し、長らくロシアの沿海地方の港町ナホトカソヴィエツカヤ・ガヴァニに係留されていた。

1995年大韓民国の企業にスクラップとして売却された後に、1997年中華人民共和国の企業に売却された。当初は中国が航空母艦として運用もしくは建造の参考にするために購入したとの憶測もあった。その後1999年に火災で全焼するなど紆余曲折があったが最終的には、深圳市で軍事テーマパークとして使われることになった。

2016年4月ミンスク・ワールドからミンスクが撤去されていることが現地にて確認された。 ミンスクのその後については不明である。

博物館概略[編集]

2000年6月にミンスク・ワールド(中国語表記「明思克航母世界」)の名でにオープンしたが、運営は経済的事由で不安定で開館・閉館を繰り返していた。2005年に運営会社の親会社が倒産した影響でミンスク・ワールドも破産した。その後、別会社が買い取ってテーマパークの運営が続けられている。2016年4月ミンスク・ワールドからミンスクが撤去されていることが現地にて確認された。 事実上ミンスク・ワールドは閉鎖となっている。 

展示品については、ミンスクの前方甲板には各種のミサイルで埋め尽くされており、航空機展示はソビエト連邦由来の中国版MiG-21であるJ-7戦闘機の初期型や、中国版MiG-19であるJ-6をもとに開発されたQ-5攻撃機、ソ連製の練習戦闘機MiG-23UB、ソ連製ヘリコプターのMi-8Mi-24が展示されている。艦内にはソ連製のMiG-23BN戦闘爆撃機も展示されている。また陸上にある広場にも展示品やアトラクションが存在する。多数の航空機展示物を擁するが、MiG-23やMi-24のような海外から展示用に取得した機体を除き他はすべて自国製の機体であり、ミンスクで実際に運用されていたYak-38Ka-27などの艦載機は一切展示されていない。

備考[編集]

当博物館は深圳市東部に位置しており大鵬湾に面している。そのため深圳の中心部からはタクシーないしバスしか交通アクセスはない。

2016年4月ミンスク・ワールドからミンスクが撤去されていることが現地にて確認された。 ミンスクのその後については不明である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

以下、英語表記

座標: 北緯22度33分14秒 東経114度14分13秒 / 北緯22.553772度 東経114.237009度 / 22.553772; 114.237009 (ミンスク・ワールド)