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ミラノダービー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ミラノダービー
Derby di Milano
Derby della Madonnina
都市、地域 イタリアの旗 ミラノ (イタリア)
初開催 キアッソ（英語版）
1909年1月10日
チーム インテル・ミラノ
ACミラン
最多勝利 インテル 91勝
最多出場選手 パオロ・マルディーニ 56試合
最多得点選手 アンドリー・シェフチェンコ 14得点
直近の試合 2025年4月23日
コッパ・イタリア
インテル 0–3 ミラン
最大得点差勝利 2001年5月11日
セリエA
インテル 0–6 ミラン
最長連続勝利 ミラン (1911–1913, 1946–1948)
インテル (2023-2024)
6連勝

ミラノダービー（イタリア語: Derby di Milano）はサッカーのイタリアリーグ・セリエAに所属し、共にミラノのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ（愛称サン・シーロ）に本拠地を置くインテルナツィオナーレ・ミラノとACミランによるダービーマッチである。ミラノのドゥオーモの尖塔に立つ黄金の聖母像になぞらえデルビー・デッラ・マドンニーナ (イタリア語: Derby della Madonnina)（聖母の戦い）とも呼ばれる。

概要

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両クラブはイタリアのみならず世界を代表するビッグクラブであり、この試合に対する注目度は世界的に高い[1]。ローカルダービーでありながらナショナルダービーとしての性質を合わせ持つカードである。また、同一のスタジアムをホームグラウンドとするクラブ同士の対戦という特徴も持つ。

UEFAチャンピオンズリーグの舞台で両クラブは、計6回対戦している。準決勝で対戦した2002-03シーズンは2戦合計1-1と引き分けたが、アウェーゴールでミランが決勝へ進み優勝した。2004-05シーズンでは準々決勝で対戦。ミランがホームで2-0と勝利を収め、アウェーでも1点を先取していたところ、インテルサポーターからピッチへと投げ込まれた発煙筒が、ミランGKジーダに直撃。3-0の没収試合となりミランが準決勝へ進んだ[2]。2022-23シーズンでは20年ぶりに準決勝で対戦し、インテルが合計3-0で勝利し決勝へ進んだ。

2011年には、スーペルコッパ・イタリアーナにて同カードが実現(2010-2011シーズンにミランがスクデット獲得し、インテルがコッパ・イタリアを制覇したため)。スーペルコッパでのミラノダービーは史上初、また中国(北京国家体育場)でのミラノダービーも史上初であった。

2014年5月4日には日本代表の長友佑都(インテル)と本田圭佑(ミラン)との直接対決の可能性があるとしてフジテレビで地上波放送された。

2024年4月22日に行われたセリエA第33節にてインテルがミランを2-1で下し、リーグ優勝を果たした。ミラノダービーでのリーグ優勝決定は史上初であった[3]。

スタジアム

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スタジアム 収容人員 画像 備考
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ（サン・シーロ） 80,018人 北スタンド（クルヴァノルド）がインテル側、南スタンド（クルヴァスッド）がミラン側である。両チーム共用。

2011年と2023年のスーペルコッパ・イタリアーナでは、それぞれ北京国家体育場とキング・ファハド国際スタジアムで試合が行われた。

通算対戦成績

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2024年10月7日現在
大会 試合数 インテル
勝利 		引き分け ミラン
勝利 		インテル
ゴール 		ミラン
ゴール
プリマ・カテゴリア 14 5 2 7 27 24
ディヴィジオーネ・ナツィオナーレ 8 3 1 4 13 12
セリエA 182 70 57 55 260 234
合計（リーグ戦） 204 78 60 66 300 270
コッパ・イタリア 29 9 9 11 28 38
スーペルコッパ・イタリアーナ 3 1 0 2 6 5
カンピオナート・アルタ・イタリア 2 1 0 1 3 3
UEFAチャンピオンズリーグ ６ ２ 2 2 4 6
合計 244 91 71 82 341 322

試合一覧

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      ミラン勝利       引き分け       インテル勝利

獲得タイトル

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カテゴリ 大会 インテル ミラン
FIGC セリエA 20 19
コッパ・イタリア 9 5
スーペルコッパ 8 8
合計 37 32
UEFA チャンピオンズリーグ 3 7
カップウィナーズカップ - 2
UEFAカップ 3 -
スーパーカップ - 5
合計 6 14
FIFA インターコンチネンタルカップ 2 3
クラブワールドカップ 1 1
合計 3 4
合計 46 50

リーグ戦での順位

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横軸がシーズン、縦軸が順位
青がインテル、赤がミラン
P. 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4
5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6
7 7 7 7 7 7 7 7
8 8 8 8 8 8 8 8 8
9 9 9 9 9 9
10 10 10 10 10 10 10
11 11 11 11 11
12 12 12 12
13 13
14 14
15 15
16
17
18
19
20

関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ Is this the greatest derby in world sports? - The Roar 2011年4月28日閲覧。
  2. ^ “準決勝でミラノダービーが実現！前回対戦（04-05準々決勝）を振り返る – ALLSTARS CLUB”. 2024年5月17日閲覧。
  3. ^ “インテル、歴代単独2位となる通算20度目のセリエA制覇！…5節残しての優勝は最速タイ記録”. サッカーキング (2024年4月23日). 2024年4月30日閲覧。
  4. ^ a b #TBT: 5 European clashes against Italian sides Archived 23 May 2019 at the Wayback Machine., AC Milan, 30 November 2017
  5. ^ “Milan move into last four”. UEFA (2005年4月13日). 2014年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月3日閲覧。
  6. ^ “Inter handed stadium ban and fine”. BBC Sport (2005年4月15日). 2018年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月3日閲覧。

[1]

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  1. ^ Co.,Ltd, livedoor (2025年4月24日). “ミラン、インテルに3発完勝でコッパ・イタリア決勝へ！ 今季の“ミラノ・ダービー”5試合で無敗達成”. サッカーキング. 2025年5月12日閲覧。
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