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ミュージック (キャロル・キングのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ミュージック』
キャロル・キングスタジオ・アルバム
リリース
録音 ロサンゼルス、A&Mスタジオ
ジャンル ポップスロック
時間
レーベル オード・レコード
プロデュース ルー・アドラー
チャート最高順位
  • 第1位(Billboard 200
  • 第18位(イギリス)
  • 第2位(カナダ)
  • 第28位(日本)
キャロル・キング アルバム 年表
つづれおり
(1971年2月)
ミュージック
(1971年12月)
喜びは悲しみの後に
(1972年10月)
テンプレートを表示

ミュージック』(Music)[2]は、キャロル・キング1971年12月に発表した3枚目のソロ・アルバム。

概要

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前作の『つづれおり』(1971年2月)同様、ロサンゼルスのA&Mスタジオでレコーディングが行われ、ルー・アドラーがプロデューサーを、ハンク・チカロ(Hank Cicalo)がエンジニアを務めた。ジャケットの写真も『つづれおり』と同じくジム・マクラリーが撮った[1]

カーペンターズのカバー(邦題は「小さな愛の願い」)で知られる「イッツ・ゴーイング・トゥ・テイク・サム・タイム」、ドリフターズへの提供曲「サム・カインド・オブ・ワンダフル」のセルフカバー、「スウィート・シーズンズ」(全米9位)などを収録。

1972年1月1日から1月15日にかけてBillboard 200において3週連続1位を記録した。

2007年に日本で再発された『ミュージック』にはボーナストラックとして、シングル「スウィート・シーズンズ」のB面でアルバム未収録だった「ポケット・マネー」が収録された[3]

収録曲

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特記されている曲以外はキャロル・キングによる作詞・作曲。

Side 1
  1. ブラザー・ブラザー - Brother, Brother - 3:00
  2. イッツ・ゴーイング・トゥ・テイク・サム・タイム - It's Going to Take Some Time (Carole King, Toni Stern) - 3:35
  3. スウィート・シーズンズ - Sweet Seasons (King, Stern) - 3:15
  4. サム・カインド・オブ・ワンダフル - Some Kind of Wonderful (King, Gerry Goffin) - 3:07
  5. シュアリー - Surely - 4:58
  6. キャリー・ユア・ロード - Carry Your Load - 2:52
Side 2
  1. ミュージック - Music - 3:50
  2. ソング・オブ・ロング・アゴー - Song of Long Ago - 2:44
  3. ブライター - Brighter - 2:46
  4. グロウイング・アウェイ・フロム・ミー - Growing Away from Me - 3:03
  5. トゥ・マッチ・レイン - Too Much Rain (King, Stern) - 3:35
  6. バック・トゥ・カリフォルニア - Back to California - 3:23

パーソネル

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  • キャロル・キング – ボーカル、ピアノ、 エレクトリック・ピアノ 、エレクトリック・セレステ 、バッキング・ボーカル
  • ラルフ・シュケット – オルガン、エレクトリック・ピアノ、エレクトリック・セレステ
  • ダニー・コーチマー – アコースティックおよびエレクトリックギター、バッキングボーカル
  • ジェームス・テイラー – アコースティックギター、バッキングボーカル
  • チャールズ・ラーキー –エレクトリックおよびアコースティックベースギター
  • ジョエル・オブライエン、 ラス・カンケル –ドラムス
  • ボビー・ホール – コンガボンゴタンバリン
  • テレサ・カルデロン – コンガ
  • カーティス・エイミー – テナーサックス、フルート
  • オスカー・ブラッシア – フリューゲルホルン
  • ウィリアム・グリーン – 木管楽器、フルート、サックス
  • ウィリアム・コレット – 木管楽器、フルート、サックス
  • アーネスト・ワッツ – 木管楽器、フルート、サックス
  • プラス・ジョンソン – 木管楽器、フルート、サックス
  • マイク・アルトシュル – 木管楽器、フルート、サックス
  • アビゲイル・ヘイネス – バッキングボーカル
  • メリー・クレイトン – バッキングボーカル

製作

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  • ルー・アドラー – プロデューサー
  • ハンク・チカロ – エンジニア
  • ノーム・キニー – アシスタントエンジニア
  • ローランド・ヤング – アートディレクション
  • チャック・ビーソン – デザイン
  • ジム・マクラリー – 写真

チャート

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認証

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国/地域 認定
アメリカ合衆国 (RIAA)[10] Platinum

脚注

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  1. ^ a b Carole King - Music (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  2. ^ ミュージック【Blu-spec CD2】 | ディスコグラフィ | キャロル・キング | ソニーミュージック オフィシャルサイト
  3. ^ Carole King - Music (CD, Album) at Discogs
  4. ^ Library and Archives Canada. Archived 2014-01-06 at the Wayback Machine. Retrieved 2011-02-02
  5. ^ (Japanese) Oricon Album Chart Book: Complete Edition 1970–2005. Roppongi, Tokyo: Oricon Entertainment. (2006). ISBN 4-87131-077-9 
  6. ^ norwegiancharts.com Carole King – Music” (ASP). 2012年2月7日閲覧。
  7. ^ The Official Charts Company – Carole King – Music” (PHP). Official Charts Company. 2012年2月7日閲覧。
  8. ^ Allmusic – Carole King > Music > Charts & Awards > Billboard Albums
  9. ^ Top Pop Albums of 1972”. billboard.biz. 2012年2月10日閲覧。
  10. ^ "American album certifications – Carole King – Carole King Music". Recording Industry Association of America. 2022年1月17日閲覧

外部リンク

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先代
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
暴動
Billboard 200 ナンバーワン・アルバム
1972年1月1日 - 1月15日 (3週)
次代
ドン・マクリーン
『アメリカン・パイ』