ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗
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ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 | |
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監督 | 佐伯幸三 |
脚本 | 八住利雄 |
製作 | 佐藤一郎、金原文雄 |
出演者 |
長嶋茂雄 フランキー堺 伴淳三郎 川上哲治 王貞治 読売ジャイアンツ選手 |
音楽 | 服部良一 |
主題歌 | 「勝利の旗」(坂本九) |
撮影 | 黒田徳三 |
製作会社 | 東京映画 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1964年2月12日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗』(ミスター・ジャイアンツ しょうりのはた)は、1964年2月12日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。東京映画作品。90分。
概要
[編集]公開前年の1963年を舞台に、当時読売ジャイアンツ(巨人軍)のスター選手だった長嶋茂雄(現:同球団終身名誉監督)を主演に、彼の活躍や苦悩などを描いた、セミフィクション映画。実在したプロ野球選手はほぼ全員が本人役(カメオ出演)で登場している。
『駅前シリーズ』のメインスタッフが製作を手掛け、助演者にもフランキー堺を始めとした『駅前』の出演者が多く、優勝祝賀パーティーの客役には当時の東宝の名優達が本人役で出演、更に巨人軍から当時の監督だった川上哲治や、長嶋と人気を二分する王貞治(現:福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)などの選手達と、豪華な出演者達が揃っている。特に王は、1962年公開の『喜劇 駅前飯店』や、この年に公開される『喜劇 駅前天神』の2本にも本人役で出演と、この時期は映画出演が目立った。
2005年4月には日本映画専門チャンネルのコーナー「私が好きな日本映画」で、巨人軍のファンである漫画家・黒鉄ヒロシのリクエストにより放送、2012年11月11日ではBS日テレにて放映されている。
スタッフ
[編集]- 製作:佐藤一郎、金原文雄
- 企画:垣内田鶴
- 脚本:八住利雄
- 音楽:服部良一
- 撮影:黒田徳三
- 美術:小島基司
- 録音:原島俊男
- 照明:比留川大助
- 整音:西尾昇
- 監督助手:泰幸三郎
- 編集:広瀬千鶴
- 現像:東洋現像所
- 製作担当者:内山甲子郎
- 協力:読売巨人軍
- 監督:佐伯幸三
出演者
[編集]- 川上哲治:川上哲治(読売ジャイアンツ監督)
- 広岡達朗:広岡達朗(読売ジャイアンツ選手)
- 藤田元司:藤田元司(同上)
- 国松彰:国松彰(同上)
- 王貞治:王貞治(同上)
- 柴田勲:柴田勲(同上)
- 吉沢勝︰吉沢勝 (同上・キャンプのときの長嶋茂雄の打撃投手)
- 武宮敏明:武宮敏明(読売ジャイアンツコーチ)
- 原井記者:船戸順
- 波山:佐原健二(かつて長嶋と同期で、ポジションも同じ三塁手であった難波昭二郎がモデル)
- 島道記者:清村耕次
- 拍尾:織田政雄(長嶋の山篭りの際の宿泊先となった山荘の管理人)
- 岡部和枝:千石規子
- 戸部たつ:沢村貞子
- 優勝祝賀パーティーの客:新珠三千代、アイ・ジョージ(特別出演)
- 乗客の妻:淡路恵子(同上)
- 看護婦長:池内淳子(同上)
- 砂原:伊藤久哉(同上)
- 優勝祝賀パーティーの客:伊東ゆかり、魚住純子、香川京子(同上)
- 盲学校の先生:加東大介(同上)
- 優勝祝賀パーティーの客:草笛光子、桜井浩子、関屋文栄、宝田明、仲代達矢、中川ゆき(同上)
- 酔客:西村晃(同上)
- 乗客の夫:ビンボー・ダナオ(同上)
- 青年:舟木一夫(同上)
- 優勝祝賀パーティーの客:南弘子(同上)
- 中西のファン:三木のり平(同上)
- 八代万智子(同上)
- 乗客・社長:柳永二郎(同上)
- 坂井報道係:フランキー堺(現代で言う「球団広報」に相当)
主題歌
[編集]「勝利の旗」
同時上映
[編集]- 脚本:安藤日出男/監督:福田純/主演:三橋達也
- 『国際秘密警察シリーズ』第2作。
参考資料
[編集]関連項目
[編集]- 読売ジャイアンツ
- 1963年の野球
- 難波昭二郎 - 佐原健二が「波山」役で出演しているが、「東の長嶋、西の難波」と謳われた元巨人軍三塁手。劇中、フランキー堺が「東の長嶋、西の波山」と言う台詞がある。
- リポビタンD - 劇中、王選手が飲んでいる。
- いすゞ自動車 - 劇中で長嶋が山篭りする箱根の自社保有の山荘を撮影に提供。また、ハイヤーとしてベレルが使用されている。
- 1963年の日本シリーズ - 劇中の各試合の風景はモノクロ撮影だったが、日本シリーズだけはカラー撮影で行なわれた。
- 喜劇 駅前飯店
- 喜劇 駅前天神
- 燃える男 長島茂雄 栄光の背番号3
- 巨人軍物語 進め!!栄光へ