ミクロマンシリーズ

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ミクロマンシリーズは、株式会社タカラ(現・タカラトミー)から発売されてい る、広告をTV媒体に頼らないタカラのオリジナルキャラクターの男児向け玩具である。約1/18スケールの関節可動人形であり、その人形が乗り込む乗り物や武器などを含め多彩な商品群が形成された。

概要[編集]

アメリカで発売されていたマテル社のバービー人形やハズブロ社のG.I.ジョーなどの子供向け着せ替え人形を参考に、日本ではタカラがリカちゃん変身サイボーグといった商品を開発した。男児向けの変身サイボーグはその名の通り、着せ替えによって様々なタイプへと「変身」する商品であり本家のG.I.ジョーと差別化を図るためにコスチュームだけではなく、「パーツ」の取り替えによる「変身」を目玉としていた(詳細は該当項目)。折からの変身ブームの追い風もあり1/6サイズ(30cm弱、12インチと呼ばれる)の変身サイボーグは人気商品となったが、ブームの収束などで、商品寿命は1974年ごろに終了、タカラはTV媒体によらない新たなブランドを開発した。タカラSFランドと呼ばれるそのブランドの第一弾はアンドロイドA(エース)だったが、人気は変身サイボーグに及ばなかった。そこで人気のあった変身サイボーグの後継商品として透明ボディで開発されたのがおよそ10cmの可動人形、ミクロマンである。このダウンサイジングの結果、さまざまな乗り物や基地といった商品展開が子供の購入可能な範囲で行なえるようになり、ダッコちゃんに次ぐタカラの主力商品となった。アメリカではマイクロノーツ(The Micronauts)と言う名前で販売され、コミック化もされた。

特徴[編集]

大きさは10cmのほぼ手のひらサイズであり、ABS樹脂(手首、足首は軟質樹脂)でつくられていた。首、肩、肘、手首、胴、股関節、膝、足首が可動する。初期シリーズの4体には背中にジョイント穴があいていなかったが、1975年に背中に5mmジョイント穴を持ったフォーマットに統合された(後に足の裏にジョイント穴も施されるが、これは人形のデザインによってまちまちであった)。この改良のためミクロマンは乗り物などに固定しやすく、また後の乗り物(タワー基地、指令基地、移動基地、ロボットマン、サーベイヤー他)や武器もこのジョイント径に合わせて開発されたため非常に広いプレイバリューを持つこととなった。

変遷[編集]

1980年代に入るとTVアニメ機動戦士ガンダムを中心としたガンプラブームが起こり、ミクロマンシリーズは過去の商品となってしまう。そのため人形を3cmとさらに小型化したダイアクロンシリーズが立ち上げられた。ミクロマンもニューミクロマンとして世界観を一新して新しい商品展開が行なわれ、一時期は両者のメディアミックスがはかられた。その後アメリカで発売された日本の変形玩具のシリーズが(ニューミクロマンシリーズ、ダイアクロンシリーズの一部を含む)TRANSFORMERSとして人気が出たために1985年にシリーズはトランスフォーマーとして統合され、ミクロマンというブランドは消滅する。しかし前述の通り、リニューアルが行なわれ、現在に至っている。

シリーズ一覧[編集]

  • ミクロマン:1974年から1980年までのシリーズ。
  • ニューミクロマン:1981年から1985年までのシリーズ。世界観を再構築し、ミクロマンそのものが減らされた。その分、変形に主眼を置いたロボットやビークルなどの商品群が形成、ダイアクロンとともにトランスフォーマーのもととなった。
  • ミクロマン・マグネパワーズ:1998年から2001年までのシリーズ。右腕、両足、胸に磁石が内蔵されたミクロマン。アニメ化作品のもととなった。
  • ミクロマン21浪曼堂より復刻された旧作ミクロマンのシリーズ。後にタカラの協力も得て、限定商品を中心に展開された。
  • ミクロマン200X:2003年からのシリーズ。現在の技術で作り直されたミクロマンであり、クリアー成形を基本とするなど初期のシリーズに近い。手首が5~6種付属するなど単体でのプレイバリューも高い。反面旧シリーズで中核を担っていた対応搭乗メカの展開は少なくその点に不満をもっていたファンも少なくない。
  • ミクロマン(実写映画版):J.J.エイブラムスがハズブロ社から権利を取得し、プロデュースする事が2009年11月に発表された。
  • ミクロマンアーツ:2014年からのシリーズ。ミクロマン200Xの技術に軟質樹脂による表面保護処理を施し関節部のシームレス化を図ったもの。発売元がタカラトミーアーツに変更された。

類似玩具[編集]

外部リンク[編集]

公式サイト