マーリン

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詩を口述筆記させるマーリン、13世紀のフランスの本の挿絵

マーリン(Merlyn または Merlin)またはマーリン・アンブロジウス(Merlin Ambrosius、Myrddin Emrys)はヨーロッパ中世伝説上のブリテン島魔術師

概要[編集]

中世伝説におけるもっとも高名な魔法使いの一人である。歴史上に対応する人物としては、6世紀に実在した森に棲む隠者メルディンやスコットランドのマーリン・シルベスター(年代不明)があげられている。メルディンは、発狂して森に暮らすうちに予知能力や戦術を身に付けたと言われる人物である。

最もよく知られるマーリン伝承は、伝説ブリテン王、アーサー王の助言者で、強力な魔法使いとしてのマーリンである。これはジェフリー・オヴ・モンマスの『ブリテン年代記』で最初に言及されるほか、さまざまな物語で異なるマーリン像が描かれる。

アーサー王物語の中ではマーリンの母は身分の高い女性で、父は夢魔であるとされている(物語によっては悪魔とも妖精ともされている)。生後、このままではマーリンは邪悪な存在になってしまうと考えた母がすぐに教会に行って身を清めさせたので、マーリンから邪悪な部分が消え、不思議な力だけが残ったと言われる。

トランプのジョーカーの如き万能の男だが、その最後は愛した女に騙され塔の中に幽閉され死ぬ運命となる。

マーリンが登場する作品[編集]

その他[編集]

写真のレタッチアプリケーションAdobe Photoshopイースターエッグには、マーリンが隠されている。レイヤーパネルのプルダウンメニューで、option/ Altキーを押しながらパレットオプションを選択すると、小さなダイアログ「マーリンは生きている!(Merlin Lives!)」が表示される。 Adobeのアプリケーションには、このイースターエッグのほか、マーリンが登場するパネルがいくつかある。一例として、Adobe Illustrator CS5.1では、リンクパネルのメニューからパネルオプションを選ぶと、パレットの上に並んだ小さな魔法使いが4人並んだイラストがサムネイル例として表示されている。この魔法使いがマーリンであるとの記載は、パネルオプションにはないが、Photoshopの「マーリンは生きている!」と同じイラストの魔法使いが描かれているのが見てとれる。

参考文献[編集]

  • 渡邉浩司「老賢者の日欧比較-メルランとサルタヒコをめぐって」、中央大学人文科学研究所『人文研紀要』第39号、2000年9月、p.43-68.
  • 渡邉浩司「マーリン」、『神の文化史事典』白水社 2013年、pp.500-501.

関連項目[編集]