マーク・ウォールバーグ

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マーク・ウォールバーグ
Mark Wahlberg
Mark Wahlberg
マーク・ウォールバーグ
本名 Mark Robert Michael Wahlberg
生年月日 (1971-06-05) 1971年6月5日(47歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
身長 172.7cm
職業 俳優プロデューサー歌手
ジャンル 映画テレビドラマCMCD
配偶者 レア・ダーハム(2009年 - )
著名な家族 兄:ドニー・ウォールバーグ
主な作品
ブギーナイツ
パーフェクト ストーム
ディパーテッド
ザ・シューター/極大射程
ザ・ファイター
テッド』シリーズ
ローン・サバイバー
トランスフォーマー』シリーズ
バーニング・オーシャン
パトリオット・デイ
ゲティ家の身代金
備考
ハリウッド名声の歩道

マーク・ウォールバーグMark Wahlberg, 本名: Mark Robert Michael Wahlberg, 1971年6月5日 - )は、アメリカ合衆国俳優プロデューサー歌手である。名字はウォルバーグとも表記される。

生い立ち[編集]

マサチューセッツ州ボストンの貧しい家庭で、9人兄弟の末っ子として生まれる[1]スウェーデンアイルランドイングランドフランス系カナダ人の血を引く。

高校中退後、様々な職につくが身に付かず、ドラッグや暴力沙汰に明け暮れた。15歳の頃には、遠足中の黒人児童たちに投石して負傷させ、人種差別的な言葉を叫んだことがある[2]。16歳の時には、コカインアルコールで酩酊した状態でベトナム人男性を襲撃し、人種差別的な言葉で罵りながら木の棒で殴りつけた。[3][4]。このためウォールバーグは殺人未遂の容疑で起訴され、暴行の罪を認めてボストンの感化院に収容されたが、わずか45日後に出所している[3][5]。このほか、21歳の時には近所の住人に言いがかりをつけて暴力を振るい、顎の骨を砕く重傷を負わせたこともある[6]。当時、ボストン警察には25回も世話になったという[7]。やがて反省し、自身の行いを改める決心をした。2014年、犯罪歴の抹消をマサチューセッツ州に申請したが、2016年却下された。[8]

キャリア[編集]

兄であるドニー・ウォールバーグが在籍していた「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」の前身「ナヌーク」時代に参加していたが、「ニューキッズ~」のデビュー前に脱退。その後、ラップバンド「マーキー・マーク&ザ・ファンキー・バンチ」を結成。兄ドニーのプロデュースもあり2枚のアルバムをヒットさせた。なかでも『グッド・ヴァイブレーションズ』は大ヒットし、1991年10月5日付けのビルボードシングル・チャート Billboard Hot 100 で1位を獲得した。また、カルバン・クラインの下着モデルに起用されて話題にもなった[9]

1994年に映画デビューして以来、現在は俳優の仕事に専念している。2006年に出演した『ディパーテッド』の演技は高く評価され、第79回アカデミー賞助演男優賞や、第64回ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。 2010年には自身が主演・製作も手掛けた『ザ・ファイター』がアカデミー作品賞にノミネートされるなど高い評価を得た。テレビシリーズのプロデュースも多く手掛けている。

2010年ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を贈られ、殿堂入りを果たした[10]

2017年、「最も稼いだ俳優」一位に選ばれた。1年で6800万ドル(約75億円)を稼いだ。[11]

2018年、『ゲティ家の身代金』にキャスティングされていたケヴィン・スペイシーが、自身が起こしたセクハラ問題で急遽降板になってしまったため(映画のほとんどを取り終え、最終編集の段階だった)、代役にクリストファー・プラマーを立てて再撮影を行った。その再撮影の際、共演者であるミシェル・ウィリアムズのギャラが1000ドル(約11万)だったのに対し、マークのギャラは150万ドル(約1億6500万円)であった事が明らかになった。これに対しミシェルは男女間での報酬差を指摘し、話題を呼んだ。その後、約1週間程の沈黙の後、マークは受け取った150万ドルをTime's Up(セクハラ撲滅運動基金)にミシェルの名前で全額寄付した事を公表し、「僕は正当な報酬支払のための戦いを100%支持するし、僕はこのギャラを彼女の名前でTime's Upに全額寄付する。」とSNSで表明した。そして彼が所属するエージェント「ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント(WME)」も追加で50万ドル(5,500万円)寄付した事を明かした。これに対しミシェルは「マークとWMEに感謝し、アンソニー・ラップ(ケビンから少年時代セクハラ被害を受けた事を告白した)、私たちはあなたの味方である。」とコメントをした。[12]

ボディトランスフォメーション[編集]

元々筋骨隆々でマッシブな肉体であったが、役作りのための肉体改造も精力的に行っており、短期間でその役柄にあわせて体型を変えてしまう。

例えば2013年公開のペイン&ゲイン史上最低の一攫千金では実在したボディビルダーの役であったため、7週間で75kgから95kgへ高強度なウェイトトレーニングと1日10~12食にして大量のカロリーを摂取し、約20kgの増量に成功した。この時体脂肪率は13%程だったとのこと。[13]

その後、ローン・サバイバーの撮影ため6kg程減量し、そのままトランスフォーマー/ロストエイジも撮影。ザ・ギャンブラーの撮影のため、6週間で89kgから62kgまで落とす過酷な減量を敢行。ギャンブル依存症により精神的・肉体的にもやせこけた主人公を演じた。この時の減量方法は1日3食をココナッツミルクに置き換え、有酸素運動で体重を落としたとのこと。「家族や仲間とご飯に行く時も自分は彼らが食べるのを見ているだけ、とても哀れに感じた。」と発言し、減量目標体重である62kgを選んだ理由を尋ねられると「ブギーナイツに出演した時、25歳で63kgだったんだ。今43歳で当時の自分の体重を下回れるか挑戦する意味でこの目標にした。」と言った。妻からは(医師による指導の下とはいえ)日に日に痩せていき、唇も青く変色した姿をみて、「今のあなたは自分を痛めつけているだけ。役作りのためとは言えキャリア変更を検討した方がいいじゃないのか?」と本気で心配される程過酷な減量だった。[14]

撮影終了後、テッド2トランスフォーマー/最後の騎士王のように次に控えている映画のために、痩せた状態から以前のような筋骨隆々な肉体へと戻した。現在も次回作「マイル22(原題)」のために肉体改造をしていて、体脂肪率が6%以下を目標にワークアウトをしている。[15]

自身のブランドであるPerformance Inspired Nutritionの製品を使い、日々のトレーニング動画をインスタグラム等に投稿している。

このような肉体改造についてマークは「目指している身体に仕上げてしまえば、後はそれを保つだけだから楽になる。」と自身のトレーニング動画で発言している。

私生活[編集]

婚約していたレア・ダーハムとの間に3人の子供(エラ・レイ、マイケル、ブレンダン・ジョセフ)がいたが、2009年8月1日に二人は結婚した[16]。2010年1月11日には4人目の子供(マーガレット・グレイス)が誕生[17]2012年6月から、高校卒業資格獲得を目指し、マサチューセッツ州に開設されたオンラインによって高校卒業資格が得られる教科プログラムを履修しているという[18]

2012年、9・11テロについて、自分が乗っていたら墜落しないで済んだと発言し問題となり、すぐに謝罪した。(実は彼もこの飛行機に搭乗する予定だったが直前でキャンセルしている。)[19]

タトゥーを好んで入れており、全身に9個程のタトゥーがあった。左足首に十代の頃初めて入れたシャムロック(アイルランドを象徴する花だが、ロサンゼルスに越した時に「トゥイティーバード」に描き替えた)、左肩にボブ・マーリーの顔と曲名「ワン・ラブ」を、右肩にイニシャルのMW、首元から胸部中央にかけてロザリオのタトゥーを入れていた。

2010年頃からタトゥー除去のため、レーザー治療を受けている事を明かした。理由として「入れたタトゥーの一つ一つに大事な意味があるけど、映画に出演するたびにメイクアップで隠すのに疲れたんだよ。」とインタビューで述べた。自身の子供にもタトゥーを入れて欲しくないという気持ちから、子供達を治療に立ち会わせ、入れる時よりも何倍痛い治療を間近で見せ、そのメッセージを伝えたという。ちなみに当初は医者から「8-10回で除去できる」と言われていたが、かれこれ30回以上治療を受けているとのこと。[20]

2017年11月、イギリスで行われた「パパVS新しいパパ2 のプレミアに参加した際、左手薬指に彼の妻の名前である「Rhea」のタトゥーが新しく確認された。[21]

同じく俳優のマット・デイモンにしばしば間違われる。お互いによく勘違いされるため両者間でファンには間違いを指摘せず、出来るだけ親切にすることを決めたそうで、実際にマークは「新しいボーンシリーズ(マットの出演作品)を楽しみにしててね!」と返してあげたり、お互い連絡して笑い話にしているとのこと。

ちなみに2人とも同じマサチューセッツ州の出身で同年代でもあり、「ディパーテッド」にも共演している。[22]

フランチャイズブランド[編集]

マーク・ウォールバーグはいくつかのフランチャイズブランドをプロデュースしている。

Performance Inspired Nutrition -プロテイン等のスポーツサプリメントの販売

AQUAhydrate -アスリート向けアルカリ性飲料水の販売 ショーン・コムズ(ラッパー)と共同オーナー

Wahlburgers -ハンバーガーレストラン 2011年アメリカ合衆国マサチューセッツ州を皮切りにアメリカ国内でおよそ20店舗、カナダに2店舗フランチャイズ展開している。同名のテレビドラマ(リアリティーショー)も放送し、マーク・ウォールバーグ、共同経営者である実兄のドニー・ウォールバーグ、ポール・ウォールバーグ、実母が出演している。レストランのアジア進出も視野に入れており、中国の3都市で開店する予定。[23]

フィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

邦題
原題
役名 備考
1993 悪女は三度涙を流す
The Substitute
ライアン テレビ映画
1994 勇気あるもの
Renaissance Man
トミー・リー・ヘイウッド
1995 バスケットボール・ダイアリーズ
The Basketball Diaries
ミッキー
1996 悪魔の恋人
Fear
デヴィッド・マッコール
1997 フェイクディール/偽札
Traveller
パット・オハラ
ブギーナイツ
Boogie Nights
エディ・アダムス / ダーク・ディグラー
1998 ビッグ・ヒット
The Big Hit
メルヴィン・スマイリー
1999 NYPD15分署
The Corruptor
ダニー・ウォレス
スリー・キングス
Three Kings
トロイ・バーロー
2000 裏切り者
The Yards
レオ・ハンドラー
パーフェクト ストーム
The Perfect Storm
ボビー・シャットフォード
2001 PLANET OF THE APES/猿の惑星
Planet of the Apes
レオ・デイヴィッドソン大尉
ロック・スター
Rock Star
クリス "イジー"・コール
2002 シャレード
The Truth About Charlie
ジョシュア・ピーター
2003 ミニミニ大作戦
The Italian Job
チャーリー・クローカー
2004 ハッカビーズ
I ♥ Huckabees
トミー・コーン
2005 フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い
Four Brothers
ボビー・マーサー
2006 インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン
Invincible
ヴィンス・パパーリ
ディパーテッド
The Departed
ディグナム巡査部長 アカデミー助演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
全米映画批評家協会賞助演男優賞受賞
ボストン映画批評家協会賞助演男優賞受賞
2007 ザ・シューター/極大射程
The Shooter
ボブ・リー・スワガー
アンダーカヴァー
We Own the Night
ジョセフ・グルジンスキー 兼製作
2008 ハプニング
The Happening
エリオット・ムーア
マックス・ペイン
Max Payne
マックス・ペイン
2009 ラブリーボーン
The Lovely Bones
ジャック・サーモン
2010 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
The Other Guys
テリー・ホイツ刑事
ザ・ファイター
The Fighter
ミッキー・ウォード 兼製作
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート
アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞主演男優賞受賞
デート & ナイト
Date Night
ホルブルック
2012 ハード・ラッシュ
Contraband
クリス・ファラデイ
テッド
Ted
ジョン・ベネット
2013 ブロークンシティ
Broken City
ビリー・タガート 兼製作
ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金
Pain & Gain
ダニエル・ルーゴ
2ガンズ
2 Guns
マルクス・スティグマン
2014 ローン・サバイバー
Lone Survivor
マーカス・ラトレル一等兵曹 兼製作
トランスフォーマー/ロストエイジ
Transformers: Age of Extinction
ケイド・イェーガー
ザ・ギャンブラー/熱い賭け
The Gambler
ジム・ベネット 兼製作
2015 極悪の流儀
Mojave
ノーマン
テッド2
Ted 2
ジョン・ベネット
パパVS新しいパパ
Daddy's Home
ダスティ・メイロン
ゲット!マイライフ
Stealing Cars
N/A 製作総指揮
2016 バーニング・オーシャン
Deepwater Horizon
マイク・ウィリアムズ 兼製作
日本公開は2017年4月
パトリオット・デイ
Patriots Day
トミー・サンダース巡査部長 兼製作
日本公開は2017年6月
2017 トランスフォーマー/最後の騎士王
Transformers: The Last Knight
ケイド・イェーガー
パパVS新しいパパ2
Daddy's Home 2
ダスティ・メイロン
ゲティ家の身代金
All the Money in the World
フレッチャー・チェイス
2019 マイル22 (原題)

Mile 22

未定

テレビシリーズ[編集]

邦題
原題
役名 備考
2004-2011 アントラージュ★オレたちのハリウッド
Entourage
マーク・ウォールバーグ 計4話出演
計83話製作総指揮
2008-2010 In Treatment N/A 計106話製作総指揮
2010-2011 How to Make It in America N/A 計16話製作総指揮
2010-2012 ボードウォーク・エンパイア 欲望の街
Boardwalk Empire
N/A 計36話製作総指揮
2014-現在 Wahlburgers マーク・ウォールバーグ 出演者兼制作総指揮
2015-現在 Ballers     N/A 制作総指揮
2016 ザ・シューター
Shooter
N/A 製作総指揮

CM[編集]

  • カルピス (1994)

日本語吹き替え[編集]

日本語吹き替えは咲野俊介森川智之が担当することが多い。

参考文献[編集]

  1. ^ Mark Wahlberg Biography”. Biography.com. 2010年8月14日閲覧。
  2. ^ Commonwealth of Massachusetts v. Michael Guilfoyle, Derek Furkart, and Mark Wahlberg”. 2007年9月29日閲覧。
  3. ^ a b Criminal Complaint In the Suffolk County Superior Court, Commonwealth of Massachusetts 1988”. 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月29日閲覧。
  4. ^ Commonwealth v. Mark R. Wahlberg”. 2007年9月29日閲覧。
  5. ^ A Candid Chat With Mark Wahlberg – ABC News”. ABC News (2006年9月29日). 2010年8月14日閲覧。
  6. ^ Crehan vs. Mark Wahlberg and Derek McCall”. 2007年9月29日閲覧。
  7. ^ https://web.archive.org/web/20070208081616/http://news.yahoo.com/s/nm/20070206/film_nm/oscars_luncheon_dc_1
  8. ^ http://www.cinematoday.jp/page/N0086155
  9. ^ Wilson, Eric (2010年5月12日). “Stretching a Six-Pack”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2010/05/13/fashion/13calvin.html 2011年7月28日閲覧。 
  10. ^ “マーク・ウォールバーグ、ハリウッドの殿堂入り!・ウォーク・オブ・フェイムの星を獲得”. シネマトゥデイ. (2010年8月5日). http://www.cinematoday.jp/page/N0025969 2012年11月26日閲覧。 
  11. ^ http://eiga.com/news/20170828/12/
  12. ^ http://www.nme.com/news/film/michelle-williams-statement-mark-wahlberg-2219317
  13. ^ https://www.menshealth.com/mark-wahlberg-i-ate-12-meals-a-day-while-training-for-pain-gain
  14. ^ http://www.eonline.com/news/597043/mark-wahlberg-reveals-how-he-dropped-60-pounds-for-his-role-in-the-gambler
  15. ^ https://www.menshealth.com/guy-wisdom/mark-wahlberg-interview-all-the-money-in-the-world
  16. ^ “マーク・ウォールバーグ、ビバリーヒルズで挙式”. シネマトゥデイ. (2009年8月3日). http://www.cinematoday.jp/page/N0019080 2012年11月26日閲覧。 
  17. ^ “マーク・ウォールバーグ、立ち会い出産で4人目の子どもが誕生!”. シネマトゥデイ. (2010年1月13日). http://www.cinematoday.jp/page/N0021791 2012年11月26日閲覧。 
  18. ^ “41歳マーク・ウォールバーグ、高校へ進学”. シネマトゥデイ. (2012年6月13日). http://www.cinematoday.jp/page/N0043053 2012年11月26日閲覧。 
  19. ^ http://news.livedoor.com/article/detail/6212324/
  20. ^ http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2128718/Mark-Wahlberg-shows-results-Bob-Marley-tattoo-removed--deter-children-inking-up.html
  21. ^ http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-5090369/Mel-Gibson-attends-Daddy-s-Home-2-premiere-London.html
  22. ^ http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3804834/I-don-t-correct-people-Mark-Wahlberg-repeatedly-mistaken-Matt-Damon.html
  23. ^ https://www.prnewswire.com/news-releases/wahlburgers-announces-major-expansion-to-asia-300391543.html

外部リンク[編集]