マンボウ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
マンボウ科
マンボウ
マンボウ Mola mola
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
亜目 : フグ亜目 Tetraodontoidei
: マンボウ科 Molidae
学名
Molidae
Bonaparte, 1832

マンボウ科(Molidae)は、条鰭綱フグ目に分類される科。

特徴[編集]

背鰭尻鰭の後端にあり、それより後ろの部分がないという、特徴的なマンボウ型をしており、硬骨魚では最も大きい体を持つ。魚類で最も堆骨が少なく、マンボウではわずか16個であり尾骨はない。硬骨魚であるが、骨格のほとんどは軟骨で出来ている。 何れの種も、長大に発達した背びれと尻びれを羽ばたくように動かして泳ぎ、温帯から熱帯にかけての外洋に分布する。

分類[編集]

以下のマンボウ属を除いた分類・英名はFishbase(2018)に従う[1]。マンボウ属の分類はSawai et al.,(2018)に従う[2]

  • ヤリマンボウ属 Masturus
    • Masturus lanceolatus ヤリマンボウ Sharptail mola - 全長3mほど。和名の由来は、舵びれの中央部が槍のように長くつき出ていることから。
  • クサビフグ属 Ranzania
    • Ranzania laevis クサビフグ Slender sunfish - 全長1mほど。やや体が細長く、楔(くさび)のような形をしているためこのような和名がある。

化石種[編集]

Austromola angerhoferi Gregorova et al. 2009 [3]
オーストリアトラウン近郊の漸新世の地層から発見された。ほぼ全身骨格が発見されており、全長は3 mに達する。これは新生代の魚類化石としては最大のものである。系統的にはマンボウ属+ヤリマンボウ属の姉妹群になるとみられ、クサビフグよりこれらの種に近いと考えられている。この化石から、この時代には既に現代的なマンボウ型魚類が出現していたことが明らかとなった[4]


†Eomola bimaxillaria

始新世中期に生息していた種である。

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2018. Family Molidae. FishBase. World Wide Web electronic publication. http://www.fishbase.org, version (02/2018).
  2. ^ Etsuro Sawai, Yusuke Yamanoue, Marianne Nyegaard, Yoichi Sakai, "Redescription of the bump-head sunfish Mola alexandrini (Ranzani 1839), senior synonym of Mola ramsayi (Giglioli 1883), with designation of a neotype for Mola mola (Linnaeus 1758) (Tetraodontiformes: Molidae)," Ichthyological Research, Volume 65, Issue 1, 2018, Pages 142-160.
  3. ^ Austromola in the Paleobiology Database
  4. ^ Ruzena Gregorova, Ortwin Schultz, Mathias Harzhauser, Andreas Kroh & Stjepan Ćorić (2009). “A giant early Miocene sunfish from the North Alpine Foreland Basin (Austria) and its implication for molid phylogeny”. Journal of Vertebrate Paleontology 29 (2). doi:10.1671/039.029.0201. 

関連項目[編集]