マルタウグイ

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マルタウグイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : ウグイ亜科 Leuciscinae
: ウグイ属 Tribolodon
: マルタ T. brandtii
学名
Tribolodon brandtii
(Dybowski, 1872)
和名
マルタ
マルタウグイ(丸太石斑魚)
英名
Pacific redfin

マルタ Tribolodon brandtii は、ウグイ亜科に分類されるマルタウグイ(丸太石斑魚)と呼ばれることが多い。青森県十三湖に生息するジュウサンウグイは同種の亜種または地域個体群と考えられる。

分布[編集]

サハリン、ロシア沿海地方朝鮮半島東岸部[1]日本神奈川以北の太平洋側富山以北の日本海側)に生息する。

形態[編集]

最大で50 cm、1500 g程度になる[1]。最大では近縁種のウグイより大型になる。ウグイとの違いは、オスの婚姻色(赤色縦条)がウグイは2本であるのに対し、マルタは1本しかないことである。自然の状態でウグイとは容易に交雑するかは不明である。

生態[編集]

主に沿岸部から河川河口部の汽水域に生息し、春の産卵期には川を遡上する遡河回遊魚である。幼魚は1年ほど河口付近で過ごし、7-9 cmほどに成長して海に降る[1]。寿命は10年ほどと比較的長命である。動物食性で、貝類ゴカイ類、エビなどの甲殻類といった小動物を捕食する。

人間との関係[編集]

ルアーフィッシングの対象魚であるスズキの外道としてよく釣れる。食用になるが、小骨が多いのでよく煮るか甘露煮などにするのが適している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2006). "Tribolodon brandtii" in FishBase. April 2006 version.