マラリア (バンド)

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マラリア
Malaria!
出身地 ドイツの旗 ドイツ 西ベルリン
ジャンル インダストリアル電子音楽実験音楽
活動期間 1981年 - 1993年
レーベル Moabit Musik
共同作業者 Mania D、Matador、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンディ・クルップスリエゾン・ダンジェルーズ、Die Haut
旧メンバー グドゥルン・グー
ベッティーナ・コスター
ベアテ・バルテル
マノン・P・ダースマ
クリスティネ・ハーン
スザンヌ・キュンケ

マラリア[1]Malaria!)は、1981年にグドゥルン・グー[2]と、ベッティーナ・コスター(カリン・ルナーや、後にディ・クルップスに加入するエヴァ・ゴズリングと組んでいたMania Dを解散した)、ベアテ・バルテル(リエゾン・ダンジェルーズ)によって結成された西ベルリンの実験的な電子バンドである。他のメンバーには、マノン・P・ダースマ、クリスティネ・ハーン、スザンヌ・キュンケ(Die Hautのメンバーでもある)が含まれていた[3]。彼女たちはほとんどの場合、ノイエ・ドイチェ・ヴェレポストパンクに関連づけられている。

マラリアの最もポピュラーなレコードは『New York Passage』(Cachalot Recordsのためにエリック・デュフォールによりプロデュースされた)であった。これは、アメリカとヨーロッパ両方のインディーズ・チャートでトップ10に入り、バースデイ・パーティ、ジョン・ケイルニーナ・ハーゲンとのツアーへとつながった。

「Geld/Money」、「Your Turn to Run」、「You, You」(アン・カーライル監督)のビデオと、ドイツのドキュメンタリー『Super 80』でフィーチャーされた「Thrash Me」のライブ・ビデオが存在する。

2001年、『Versus』というタイトルのマラリアのカバーを集めたアルバムがリリースされ、チックス・オン・スピードによる「Kaltes Klares Wasser」の有名なカバーも収録された[4]

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『エモーション』 - Emotion (1982年)
  • Cheerio (1993年)

コンピレーション・アルバム[編集]

  • Compiled (1991年)
  • Compiled 1981–1984 (2001年)
  • Versus (2001年)

シングル、EP[編集]

  • Malaria (1981年) ※12インチ
  • "How Do You Like My New Dog?" (1981年) ※7インチ
  • New York Passage (1982年) ※12インチ
  • White Water (1982年) ※12インチ
  • Revisited (1983年) ※ライブ・カセット
  • Beat the Distance (1984年) ※12インチ
  • Kaltes Klares Wasser (1991年) ※マキシCD
  • Elation (1992年) ※マキシCD

脚注[編集]

  1. ^ マラリア!」の表記もある。
  2. ^ Currie, Nick (2008年5月30日). “The Post-Materialist | Punk-Rock Shock Officially Gone”. The New York Times. https://tmagazine.blogs.nytimes.com/tag/mumok/ 2011年12月11日閲覧。 
  3. ^ Gut, Gudrun. “Gudrun Gut Podcast”. Issue #290 (Apr 08). The Wire: Adventures In Sound And Music. 2011年12月11日閲覧。
  4. ^ Dalton, Stephen. “Malaria! Vs Chicks On Speed : Kaltes Klares Wasser”. NME Reviews. NME. 2011年12月11日閲覧。

外部リンク[編集]