マラサダ

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カスタード、チョコレート、ハウピアグァバ味のマラサダ

マラサダ(Malasada)はポルトガル菓子アゾレス諸島サンミゲル島で作られた。マラサダは、イースト菌で発酵させた卵大のパン生地を油で揚げ、グラニュー糖をまぶして作られる。手で掴んで油に入れる時に何の形に見えるか言い合う遊びがしばしば行われる。伝統的なマラサダには穴も具もないが、クリーム等の具を詰めたものもある。また、もともとマラサダを作るのは、四旬節の間は禁じられるラードや砂糖を使い切ることが目的だった。「灰の水曜日」の前日に当たるマルディグラの日によく食べられる。なお、ポルトガル本国では数百年前から揚げパンといえばフィリョスが一般的であり、マラサダは知名度も低く、あまり店頭でも販売されていない。

アメリカ合衆国[編集]

学園祭に出店されたマラサダ店

1878年、マデイラ諸島とアゾレス諸島のポルトガル人労働者がプランテーションで働くためにハワイを訪れた。移民達は、マラサダ等の彼らの伝統的な食事を持ち込んだ。今日では、ハワイ島には多くのマラサダ専門のパン屋がある。 マルディグラは、ハワイでは「マラサダの日」としても知られる。ポルトガル人移民の多くはカトリック教徒であり、受難節の前にラードや砂糖を使い切らなければならないため、彼らはたくさんのマラサダを作り、プランテーションで働く他の人種の移民達にも分け与えた。こうしてハワイにマラサダが広がった。 アメリカ合衆国では、ポルトガル系の家庭で「肥沃な火曜日」にしばしばマラサダが作られる。最年長の女性(主に母親か祖母)が調理し、年長の子供が温かいマラサダを砂糖の中で転がして手伝うのが伝統となっている。多くの人は、熱いうちに食べるのを好む。電子レンジで再加熱できるが、砂糖を吸収してしまうため、香りや歯触りが揚げたてのものとは若干異なる。

外部リンク[編集]