マッドキャッツ (企業)
マッドキャッツ(Mad Catz)は、かつて存在したアメリカ合衆国のテレビゲームコントローラー会社。本社所在地はカリフォルニア州サンディエゴ。1989年設立。
概要[編集]
ゲームのコントローラやアーケードスティックをはじめとする、様々なゲーム周辺機器の製造、販売で知られ、1990年代から2010年代にかけてはアメリカを代表するゲーム周辺機器メーカーだった。
2010年4月28日、日本のゲーマー梅原大吾とプロモーション契約を結んだ[1]。これにより梅原は日本人で初のプロ格闘ゲーマーとなった。
2010年代中頃、Rock Band 3専用コントローラーの失敗や、ゲーム機「Mojo」の失敗などで経営が急激に悪化。
北米時間2017年3月30日に、連邦倒産法第7章を適用を申請し、清算手続に入った[2]。日本法人であったマッドキャッツ株式会社も、Mad Catzが連邦倒産法第7章の適用を申請したことに伴い、2017年4月12日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[3]。マッドキャッツ株式会社自体も、2017年11月13日に法人格が消滅した[4]。
経営破綻後における日本で発売された正規品の修理サポートは、株式会社アタッサが行っている。
脚注[編集]
- ^ 格闘ゲームの神、ウメハラ氏が米Mad Catzと契約。プロゲーマーとして活動を開始 4Gamer.net 2010年4月28日
- ^ Mad Catzが破産。清算へ 4Gamer.net 2017年4月1日
- ^ TSR速報 マッドキャッツ(株)東京商工リサーチ 2017年4月19日
- ^ マッドキャッツ国税庁法人番号公表サイト
関連項目[編集]
- サイテック - 主にPC用フライトシミュレーションゲーム入力機器(操縦桿を模したジョイスティック、スロットルレバー、フットペダルなど)や同操作盤機器を開発・販売していたアメリカ合衆国の大手テレビゲームコントローラー会社。2007年マッドキャッツに吸収合併され、扱っていた製品はサイテック・ブランドとして引き続きマッドキャッツより販売された。2016年、マッドキャッツからLogitechに売却。
- フォースフィードバック(FFB)
外部リンク[編集]
- Mad Catz|All About The Game(英語)
- MAD CATZ(マッドキャッツ)(日本語)
- マッドキャッツ / MadCatzJP (@MadCatzJP) - Twitter(日本語)