コンテンツにスキップ

マット・シューメーカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マット・シューメーカー
Matt Shoemaker
トロント・ブルージェイズ時代
(2019年4月20日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシガン州ウェイン郡ワイアンドット
生年月日 (1986-09-27) 1986年9月27日(39歳)
身長
体重
188 cm
102 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2013年9月20日
NPB / 2022年4月9日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2011野球

マシュー・デビッド・シューメーカーMatthew David Shoemaker, 1986年9月27日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州ウェイン郡ワイアンドット出身のプロ野球選手投手)。右投右打。フリーエージェント (FA)。愛称はシューShoe[1]

経歴

[編集]

プロ入りとエンゼルス時代

[編集]

高校時代及び東ミシガン大学在学中はMLBドラフトにはかからず、2008年にドラフト外でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスでプロデビュー。3試合に登板して1勝0敗、防御率4.50だった。

2011年途中よりAAA級ソルトレイク・ビーズでプレー。オフの10月に開催されたグアダラハラパンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表に選出された[2]

2012年はAAA級ソルトレイクで2年連続で2桁勝利を挙げた。

2013年9月15日にメジャー初昇格[3]。メジャーデビューとなった9月20日のシアトル・マリナーズ戦では先発を任され、5回を無失点に抑えた。同年のメジャーでの登板はこの1試合のみだった。

2014年は開幕からの3試合はリリーフとして登板したが、先発陣の故障と不調で先発ローテーションに加わると5試合に登板して3勝0敗と期待に応えた。その後、故障者が復帰して一時的に中継ぎに回るが、7月にC・J・ウィルソンの故障により再び先発ローテーションに復帰した。同年8月は6勝1敗・防御率1.31の好成績を残し、アメリカンリーグピッチャー・オブ・ザ・マンスルーキー・オブ・ザ・マンスに選出された[4]。規定投球回には届かなかったものの、アメリカンリーグ4位タイの16勝(18勝で最多勝が3人おり、17勝がいないため勝利数だけではリーグ2番目)を挙げ、勝率.800は同1位に輝き、大躍進を果たした。オフの11月7日に日米野球2014のMLB選抜に選出された[5]

ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム時代
(2015年5月16日)

2015年は先発陣の一角として25試合(うち24試合で先発登板)に投げたが、防御率4.46、7勝10敗と負け越した。

2016年のレギュラーシーズンでは27試合全てに先発登板し、9勝13敗、防御率3.88だったが、9月4日のマリナーズ戦の2回裏にカイル・シーガーの時速105mph(約169km/h)の打球を頭に受け降板した。検査の結果、頭蓋骨の骨折と頭蓋内の血腫が見つかり、手術を受けた[6]

2017年は6勝。

2018年は2勝。11月30日にノンテンダーFAとなった[7]

ブルージェイズ時代

[編集]

2018年12月28日にトロント・ブルージェイズと単年契約を結んだ[8]

2019年4月20日のオークランド・アスレチックス戦にて、守備の際に左膝前十字靭帯断裂の怪我を負いシーズンエンドとなった[9]。このシーズンはわずか5試合の登板に終わった。

2020年は0勝、オフの10月28日にFAとなった[10]

ツインズ時代

[編集]

2021年2月18日にミネソタ・ツインズと200万ドルの単年契約を結んだ[11]。7月1日にデレク・ローのメジャー昇格に伴いDFAとなり[12]、5日にマイナー契約となり傘下のAAA級セントポール・セインツへ送られた[13]。8月3日に自由契約となった[14]

ジャイアンツ傘下時代

[編集]

2021年8月7日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[14]。オフの11月7日にFAとなった[14]

巨人時代

[編集]

2022年2月15日、読売ジャイアンツと契約したことが発表された[15][16]。背番号は99[15][16]、推定年俸は1億5000万円[16]。表記はマット・シューメーカーとなった[15][16]。4月23日の対中日戦ではNPB入団後初となる完投・完封勝利を記録[17]。18試合登板し、4勝8敗・防御率4.25でシーズンを終えた。オフの12月2日に自由契約公示された[18]

投球スタイル

[編集]

平均球速147km/hのフォーシームツーシームカッター速球3種と、変化球はカーブスライダーチェンジアップナックルカーブスプリットを持ち球とする。2015年までフォーシームを軸にツーシーム、チェンジアップの3球種をメインとしていたが、2016年から基本球種をチェンジアップに変更し、投球全体の約40%を投げるようになった。次いでツーシームが約30%、フォーシームが約20%で、この3球種で90%以上を占めている。残りの10%弱はスライダーとナックルカーブを投げており、通常のカーブとカッターは2014年を最後に投げていない[19]

人物

[編集]

2004年の夏に教会で1歳年下の女性と出会い、2009年に結婚した。当初はマイナーリーグに所属していたため、2011年までのオフシーズンは代用教員の仕事をしていた。2015年に息子、2017年に娘が誕生した[20]

顔面を覆うヒゲがトレードマークだったが、巨人入団を機に剃っている[21]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2013 LAA 110000000.000195.020200510000.000.80
2014 272000016400.800543136.01221424041245049463.041.07
2015 252400071000.412569135.11352435241163070674.461.26
2016 272711191300.409668160.01661830171432071693.881.23
2017 14140006300.66732677.273152804692141394.521.30
2018 770002200.50013031.02931001333017174.941.26
2019 TOR 5500030001.00010828.21639012410751.570.87
2020 660000100.00011528.2228900260016154.711.08
2021 MIN 16110003800.27328460.173152713401056548.061.66
2022 巨人 18181114800.33340695.192133005651050454.251.28
MLB:9年 128115111464100.5292762662.26381001744245801813273124.241.23
NPB:1年 18181114800.33340695.192133005651050454.251.28
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2013 LAA 101001.000
2014 2771231.864
2015 2512921.913
2016 2792324.941
2017 142811.909
2018 70110.500
2019 TOR 56410.909
2020 62120.600
2021 MIN 167510.923
2022 巨人 1831530.857
MLB 1284564137.893
NPB 1831530.857
  • 2022年度シーズン終了時

表彰

[編集]

記録

[編集]

MLB

[編集]
初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2014年5月13日、フィラデルフィア・フィリーズ(シチズンズ・バンク・パーク)、3回表にクリフ・リーから捕犠打

NPB

[編集]
初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2022年4月9日、対東京ヤクルトスワローズ5回戦(東京ドーム)、2回裏に小川泰弘から二ゴロ
  • 初安打:2022年4月23日、対中日ドラゴンズ5回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、6回表に松葉貴大から右前安打[22]
  • 初打点:2022年4月30日、対阪神タイガース8回戦(東京ドーム)、2回裏にアーロン・ウィルカーソンから投犠打
その他の記録
  • 初登板で対戦した第1打者に被本塁打:2022年4月9日、対東京ヤクルトスワローズ5回戦(東京ドーム)、1回表に塩見泰隆に左越ソロ ※史上79人目、初球は9人目、先発で初球は2人目


背番号

[編集]
  • 52(2013年 - 2018年)
  • 34(2019年 - 2020年)
  • 32(2021年 - 同年途中)
  • 99(2022年)

代表歴

[編集]
  • 2011年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

脚注

[編集]
  1. Explaining Angels Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  2. 2011 Pan Am Team Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2011年12月23日) 2017年7月2日閲覧
  3. Former EMU Baseball player called up to the bigs」『Hustle Belt』2013年9月16日。2024年8月17日閲覧
  4. シューメーカーが8月MVP 月間最優秀新人も同時受賞」『スポーツニッポン』2014年9月4日。2014年9月15日閲覧
  5. MLBオールスターチーム、追加選手発表!来日全29選手が決定 侍ジャパン公式サイト (2014年11月7日) 2015年3月26日閲覧
  6. Manny Randhawa「Shoemaker recovering after surgery on head」『MLB.com』(英語)、2016年9月5日。2016年9月6日閲覧
  7. Maria Torres「Angels decline to offer contracts to pitchers Matt Shoemaker and Blake Parker」『LA Times』(英語)、2018年11月30日。2019年1月12日閲覧
  8. Gregor Chisholm「Blue Jays ink Matt Shoemaker to 1-year deal」『MLB.com』(英語)、2018年12月28日。2019年1月12日閲覧
  9. Haft, Chris (2019年4月21日). Shoemaker (torn ACL) to miss rest of season”. MLB.com. 2022年4月11日閲覧。
  10. Manny Randhawa and Paul Casella「2020-21 free agents, position by position」『MLB.com』(英語)、2020年11月7日。2020年11月8日閲覧
  11. Twins To Sign Matt Shoemaker」『MLB Trade Rumors』(英語)。2021年2月19日閲覧
  12. Twins Designate Matt Shoemaker For Assignment」『MLB Trade Rumors』(英語)。2021年7月1日閲覧
  13. Twins Outright Matt Shoemaker」『MLB Trade Rumors』(英語)。2021年7月6日閲覧
  14. 1 2 3 MLB公式プロフィール参照。2022年4月24日閲覧。
  15. 1 2 3 新外国人投手との契約締結について」『読売巨人軍公式WEBサイト』2022年2月15日。2022年2月16日閲覧
  16. 1 2 3 4 巨人がメジャー通算46勝右腕シューメーカーと契約、米での新外国人ミニキャンプに参加予定」『日刊スポーツ』2022年2月15日。2022年2月15日閲覧
  17. 試合速報 2022年4月23日(土) 中日ドラゴンズ vs 読売ジャイアンツ 5回戦 バンテリンドーム」『NPB.jp 日本野球機構』2022年4月23日。2022年12月2日閲覧
  18. 2022年度 自由契約選手 公示」『NPB.jp 日本野球機構』2022年12月2日。2022年12月2日閲覧
  19. Matt Shoemaker Pitch Data」『The Baseball Cube』(英語)。2016年9月7日閲覧
  20. Angels' Matt Shoemaker back from brain surgery after line drive」『Detroit Free Press』(英語)、2017年2月14日。2017年2月15日閲覧
  21. 巨人・シューメーカー、あごひげそった トレードマークさっぱりも苦笑い「娘に見せるのは」」『デイリースポーツ online』2022年2月16日。2022年2月16日閲覧
  22. 1 2 【巨人】シューメーカー完封で来日初勝利 7回2死まで完全の快投 打っても先制口火」『日刊スポーツ』2022年4月23日。2022年4月23日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]