マッケンジー・スコット

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マッケンジー・スコット
MacKenzie Bezos.png
マッケンジー・スコット(2016年)
生誕マッケンジー・S・タトル
(1970-04-07) 1970年4月7日(52歳)
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
出身校プリンストン大学
配偶者ジェフ・ベゾス(1993 - 2019)
ダン・ジュウット(2021-)
子供4人

マッケンジー・スコット(MacKenzie Scott、1970年4月7日生[1])は、アメリカ人の小説家、運動家。2014年にアマゾン創業者のジェフ・ベゾスが設立した、いじめ対策プロジェクト「バイスタンダー・レヴォリューション英語版」のエグゼクティヴ・ディレクターでもある。

ジェフ・ベゾスは元夫であり、2019年に離婚した[2]。二人の間には養子も含め4人の子供がいる[3]

人物[編集]

マッケンジー・S・タトル(MacKenzie S. Tuttle)は、1970年4月7日にカリフォルニア州サンフランシスコに生まれた。父はファイナンシャルプランナー、母は専業主婦であった[4]。1988年にコネチカット州ホッチキス・スクール英語版を卒業している[5]

子供のころから長編小説を好む読書家であり、また作家志望でもあった[6]。進学先にプリンストン大学を選んだのは、小説家のトニ・モリスンに創作を学べるという期待もあった[4]。そのほかに好きな作家として、アン・タイラージェーン・スマイリー英語版カズオ・イシグロの名を挙げている[4]

1992年には大学を最優秀の成績で卒業し、英文学の学士号を取得した[7]。トニ・モリスンはマッケンジーのことを「クリエイティヴ・ライティングの授業で教えてきたなかでも、とびきり優秀な学生の1人」だったと語っている[4]。後に夫となるジェフ・ベゾスも同じ大学に通っていたが、2人が初めて出会ったのはニューヨークである。1992年にマッケンジーはニューヨークのヘッジファンドD.E.ショーに入社し、ジェフの下で働いた[8]。隣のオフィスで仕事をしていたが、壁越しに一日中彼の笑い声が響いてきて、その声に惹かれてマッケンジーのほうからアプローチをしたという[4]。交際3ヵ月で婚約をし、2人が結婚するのは翌1993年である[4][9]1994年にはニューヨークからワシントン州シアトルへ引っ越している[4]

マッケンジーが「夫は私にとって最良の読者」と語るように、彼女が原稿を書くたびにジェフはそれを一気に読み込み、詳細なメモをつけて返してくれたという[4]。子育てもあり最初の小説を書き上げるまでには10年を要したが、この作品は2006年にアメリカン・ブック・アワード(米国図書賞)を受賞した[4]。ジェフがAmazonで成功をおさめてからも、育児方針としては家政婦や家庭教師は雇わず時にホームスクーリングを試したほか、買い物や子供の送り迎えにはホンダのミニバンを愛用していた[4]

2014年、ジェフがいじめ対策プロジェクト「ベイスタンダー・レヴォリューション」を立ち上げ、マッケンジーはエグゼクティヴ・ディレクターに就任した[10]

2019年1月9日Twitterを通じて、共同声明の形でベゾス夫妻は離婚する意向にあることを発表した[11]

2019年4月4日Twitterを通じてジェフとの婚姻関係を解消したことを発表した[2]

マッケンジーは2020年8月ロレアル創業者の孫であるフランソワーズ・ベタンクール・メイエールを抜き、女性世界一の富豪となった。ジェフとの離婚に伴いAmazon株4%を取得し、純資産は2020年9月1日現在664億ドルである[12]。小学校教師ダン・ジュウットと再婚。

受賞歴[編集]

  • 2006年アメリカン・ブック・アワード [13]

著作[編集]

  • The Testing of Luther Albright. Fourth Estate. (2005). ISBN 978-0-00-719287-8 [14]
  • Traps. Knopf. (2013). ISBN 978-0-307-95973-7 [15]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ According to the State of California. California Birth Index, 1905–1995. Center for Health Statistics, California Department of Health Services, Sacramento, CA.
  2. ^ a b https://twitter.com/mackenziebezos/status/1113851260040503296
  3. ^ Jeff Bezos Fast Facts”. CNN (2019年). 2019年1月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j Johnson (2013年2月20日). “MacKenzie Bezos: Writer, Mother of Four, and High-profile Wife”. Vogue. 2013年8月23日閲覧。
  5. ^ Alumni Award: PREVIOUS RECIPIENTS”. The Hotchkiss chool (2004年). 2015年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月8日閲覧。
  6. ^ Profile: MacKenzie Bezos”. Seattle Weekly and Sound Publishing, Inc.. 2019年1月閲覧。
  7. ^ Jeff and MacKenzie Bezos donate $15 million to create center in Princeton Neuroscience Institute. December 13, 2011. Retrieved June 15, 2015.
  8. ^ Sumagaysay (2013年11月5日). “Quoted: She Said, He Said – MacKenzie Bezos Vs. Author Of Book On Amazon”. SiliconBeat. The Mercury News. 2019年1月閲覧。
  9. ^ Bayers. “The Inner Bezos”. 2013年8月23日閲覧。
  10. ^ Bystander Revolution”. 2015年4月21日閲覧。
  11. ^ Snider, Mike (January 9, 2019), “Amazon CEO Jeff Bezos and wife MacKenzie to divorce after 25 years of marriage”, USA Today, https://www.usatoday.com/story/money/business/2019/01/09/amazon-ceo-jeff-bezos-wife-mackenzie-divorce-after-25-years/2523544002/ 
  12. ^ テスラのマスク氏、世界3位の富豪に浮上-ザッカーバーグ氏を抜く”. Bloomberg. 2020年9月3日閲覧。
  13. ^ American Book Award Winners 2006”. 2019年1月閲覧。
  14. ^ Bezos, MacKenzie; Sutherland, Brian (2013-12-10) (English). The Testing of Luther Albright (Unabridged ed.). Brilliance Audio. ISBN 9781480569157. https://www.amazon.com/Testing-Luther-Albright-MacKenzie-Bezos/dp/1480569151 
  15. ^ Bezos, MacKenzie (2013-11-05). Traps. New York: Vintage. ISBN 9780307950291. https://www.amazon.com/Traps-MacKenzie-Bezos/dp/0307950298/ref=pd_cp_14_1?_encoding=UTF8&pd_rd_i=0307950298&pd_rd_r=7Z50Z0GC5KDCK0G2SDQN&pd_rd_w=9jZPE&pd_rd_wg=EXRVB&psc=1&refRID=7Z50Z0GC5KDCK0G2SDQN 

外部リンク[編集]