マックシェイク
マックシェイク(McShake)は、ファーストフード店のマクドナルドで販売されているシェイクである。
日本[編集]
日本のマクドナルドでは「バニラ」、「チョコレート」、「ストロベリー」の3種類のマックシェイクが常時販売されている(2020年現在)。かつて(1990年代初頭まで)は「ヨーグルト」も常時販売されていた。このほか、期間限定で特別な味のシェイクが販売されることもある。
サイズはSサイズが184g、Mサイズが295gである[1](2018年現在)。
栄養成分は、バニラのSサイズで、エネルギーが209キロカロリー、たんぱく質が4.5g、脂質が2.0gである[2](2020年現在)。
商品開発[編集]
マックシェイクが開発された当初は保管用の大型冷蔵庫とシェイクの在庫だけで、店舗面積の25%が占有されるほどの大きさであった[3]。シェイクの濃縮液を自動的にシェイクする装置の導入や容器の見直しなどをはかり、効率化を進めた[3]。
味については、殺菌温度、氷と水の結合度合い、乳化剤・安定剤の混合比率、空気の配合具合などでどれが最適かを調べ[4]、冷たさ・甘さ・のどごし・清涼感からシェイクのおいしさを追求した[4]。
さらにこだわったのがシェイクを飲むときの人間の吸引速度の研究であった[4]。この研究から「母乳を飲む速度」を理想であるとした[4]。これは、母乳のスピードは人間が口の中にものを吸い込むとき最もおいしいと感じると結論づけたためである[4]。
この母乳のスピードを実現するために、通常のストローより一回り大きいストローを使用している[4]。マックシェイク用ストローの内径は0.279±0.002インチ(7.0866±0.05mm)、厚み0.0075±0.0075インチ(0.19±0.19mm)、重さ0.8g±5%と定めている[4]。
期間限定商品[編集]
- 1981年(昭和56年)
- 6月18日~7月11日 - バナナ
- 1983年(昭和58年) 「マックシェイクスコール」キャンペーン
- 7月1日~7月17日 - ブルーベリー
- 7月18日~7月31日 - チェリー
- 1984年(昭和59年) 「マックシェイクショー」キャンペーン
- 7月6日~7月22日 - もも
- 7月23日~8月5日 - バナナ
- 8月20日~9月2日 - パイナップル
- 1985年(昭和60年) 「ダンシングフルーツ」キャンペーン
- 7月5日~7月21日 - オレンジ
- 7月~ - スイカ
- 8月~ - バナナ
- 8月~ - ピーチ
- ~9月16日 - 青リンゴ
- 1986年(昭和61年)
- 7月~ - メロン
- 7月~ - バナナ
- 8月~ - コーヒー
- 8月~ - グアバ
- 8月~ - 青リンゴ
- 1987年(昭和62年)
- 新型マックシェイク 青リンゴ(青リンゴ味+青リンゴソース)
- 新型マックシェイク メロン
- 新型マックシェイク チョコバナナ(バナナ味+チョコレートソース)
- 1994年(平成6年)
- 夏 - カスタード
- 夏 - カプチーノ
- 夏 - バナナ
- 夏 - ピーチ
- 1995年(平成7年)
- 夏 - カプチーノ
- 夏 - バナナ
- 夏 - 青リンゴ
- 1997年(平成9年)
- 6月 - メロン
- 6月 - アーモンドチョコレート
- 1998年(平成10年)
- 6月 - トッピングシェイク(マンゴスチン味+ナタデココ)
- 7月 - トッピングシェイク(もも味+ピーチソース)
- 8月 - トッピングシェイク(ぶどう味+グレープソース)
- 1999年(平成11年)
- 4月26日~5月9日 - アーモンドチョコレート
- 6月 - 抹茶
- 7月 - メロン
- 2000年(平成12年)
- 6月 - 抹茶
- 10月 - ぶどう
- 2001年(平成13年)
- 9月 - ぶどう
- 2003年(平成15年)
- 10月 - ぶどう
- 2004年(平成16年)
- - バナナ
- 5月6日~5月20日 - 抹茶
- 7月26日~ - すっきりブルーベリー
- 10月1日~ - 杏仁娘
- 2005年(平成17年)
- 3月18日~ - すっきりブルーベリー
- 6月17日~ - 杏仁娘
- 7月22日~ - マンゴーリータ
- 8月26日~ - マスカットジェンヌ
- 9月30日~ - 桃小町
- 2006年(平成18年)
- 2月10日~ - エスプレッソーネ
- 4月7日~ - 抹茶なでしこ
- 6月16日~ - メロンソワ
- 7月21日~ - マンゴーリータ
- 8月~ - アセロラーラ
- 2007年(平成19年)
- 3月23日~4月19日 - カフェラッチェ
- 5月25日~ - マンゴーパッション
- 2009年(平成21年)
- 7月17日~8月13日 - ヨーグルト
- 2010年(平成22年)
- 9月17日~10月中旬 - バナナ
- 2011年(平成23年)
- 5月27日~6月下旬 - ヨーグルト
- 8月22日~9月上旬 - バナナ
- 2012年(平成24年)
- 3月23日~4月中旬 - アメリカンチェリー
- 8月3日~8月下旬 - ヨーグルト
- 11月2日~12月下旬 - バナナ(無果汁)
- 2013年(平成25年)
- 2月1日~3月中旬 - ブルーベリー
- もぎたてのブルーベリーをイメージした、すっきり甘酸っぱさが楽しめるシェイク
- 3月22日~5月中旬 - 抹茶
- 5月10日~6月下旬 - バナナ(無果汁)
- ミルク風味のマックシェイクの独特な食感と、口いっぱいに広がるバナナの豊かな香りとやさしい甘さ
- 6月28日~8月下旬 - ヨーグルト
- すっきりした甘さ、酸味を感じる飽きのこないヨーグルトの、暑い夏にピッタリの爽やかな味わい
- 8月30日~10月下旬 - グレープ(無果汁)
- もぎたての水々しいぶどうをイメージ
- 2014年(平成26年)
- 3月21日~4月下旬 - ヨーグルト
- 甘酸っぱいヨーグルトの香りに、ミルクたっぷりのクリーミーな舌ざわり
- 5月7日~6月上旬 - バナナ(無果汁)
- 7月2日~8月中旬 - メロン
- 9月10日~10月下旬 - 紫いも
- 紫いものコクのある味わい、見た目にも鮮やかな紫が秋らしさを引き立て
- 2015年(平成27年)
- 2月24日~3月下旬 - バナナ(無果汁)
- 3月31日~5月上旬 - さくらんぼ(さくらんぼ果汁0.15%)
- 果汁には山形県産佐藤錦を使用
- 6月2日~ - ヨーグルト
- 7月14日~ - ミックスベリー
- 9月1日~ - 紫いも
- 10月6日~ - 巨峰
- 2016年(平成28年)
- 5月11日〜6月下旬 - 甘夏みかん
- 6月22日〜7月下旬 - 沖縄パイン
- 7月20日〜8月中旬 - ヨーグルト味
- 8月17日〜9月下旬 - もも
- 9月21日〜10月 - 森永ミルクキャラメル
- 2017年(平成29年)
- 3月22日〜4月下旬 - 北海道メロン
- 4月26日〜5月下旬 - 完熟キウイ
- 5月24日〜6月下旬 - ベリーベリーベリー
- 6月21日〜8月上旬 - カルピス
- 8月2日〜9月中旬 - もも&もも
- 9月13日〜10月 - チェルシー
- 2018年(平成30年)
- 3月28日〜5月中旬 - カフェオーレ
- 5月16日〜6月下旬 - 森永ミルクキャラメル
- 6月27日〜8月下旬 - カルピス
- 8月29日〜9月下旬 - もも3種入れちゃいました
- 9月26日〜10月 - 紫いも
- 2019年(平成31年-令和元年)
- 5月15日〜6月下旬 - 4種のベリー
- 6月26日〜8月上旬 - ヨーグルト
- 8月7日〜10月 - 巨峰
- 9月18日~10月中旬 - マウントレーニア カフェラッテ味
- 2020年(令和2年)
- 4月13日〜5月中旬 - プッチンプリン
- 5月20日〜6月中旬 - 森永ラムネ
- 7月17日~8月中旬 - バナナ
- 8月19日~9月中旬 - ヨーグルト
- 2021年(令和3年)
- 6月~ - 黄桃味
- 7月21日~ - マスカットアレキサンドリア
- 2022年(令和4年)
- 4月27日〜5月下旬 辻利抹茶ラテ
- 時期不明
- ハチミツオレンジ
アメリカ合衆国[編集]
アメリカのマクドナルドにはSサイズとMサイズのほかLサイズ(888ml)のシェイクがある[1]。これらは日本のマックシェイクのサイズと対応しているわけではなく、アメリカのMサイズのシェイクは日本のLサイズのシェイクよりも大きい[1]。
アメリカのマクドナルドのシェイクは、日本のマックシェイクよりも味は甘く、ホイップクリームがのっているのが特徴である[1]。
出典[編集]
- ^ a b c d マックシェイクのカロリー!SとMのコスパは?アメリカとの違い! Shine Egg、2018年3月7日閲覧。
- ^ “マックシェイク バニラ(S)”. 2018年3月7日閲覧。
- ^ a b 日本マクドナルド20年のあゆみ (1991, pp. 80)
- ^ a b c d e f g 日本マクドナルド20年のあゆみ (1991, pp. 81)