マジック・ジョン

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マジック・ジョン
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 エイコム
発売元 ジャレコ
デザイナー 川野一博
音楽 澤和雄
田崎寿子
美術 小宮山慶太
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199009281990年9月28日
ヨーロッパ 1990年
アメリカ合衆国 1991031991年3月
その他 型式:日本 JF-30
アメリカ合衆国 NES-4T-USA
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マジック・ジョン』 (MAGIC John) は、1990年9月28日ファミリーコンピュータ用ソフトとしてジャレコから発売されたアクションゲームである。海外でのタイトルは『Totally Rad』(トータリー・ラッド)。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

主人公のジョンを操作し、さまざまな魔法を駆使しながらステージを進んでいく、全5ステージ(ゲーム中では「ACT」と表記)の2Dアクションゲームである。

十字キーでジョンを操作し、Aボタンでジャンプ、Bボタンで念玉(ショット)を発射して攻撃を行う。念玉はBボタンを押し続けることで3段階までパワーを溜められ、より強力な攻撃が行える。ただし、溜めている途中にジャンプすることでも念玉は発射されるため、ジャンプして溜め念玉を発射することはできない。

スタートボタンで使用するマジックを選ぶ魔法選択画面を開き、十字キーの上を押しながらBボタンを押すことによりマジックゲージを消費してマジック(魔法)を使用する。

敵を50体、100体倒すとそれぞれ残機が1つ増え、それ以降は敵を100体倒すごとに残機が1つ増える。残機、ライフ併用制で、ジョンのライフゲージがすべて無くなると1ミスとなり、残機がすべて無くなるとゲームオーバー。ゲームオーバーとなった場合、YESを選ぶとACTの最初からゲームを再開し、NOを選ぶとタイトルへ戻る。

デモシーンやマジック使用時に、画面が激しく点滅する箇所がある。

マジック[編集]

マジックは回復系、ダメージ系、変身系など全12種類あり、最初から全て使える[2]。マジックを使用すると決められたポイントを消費する事となる。また、「ファイヤー」、「ウォーター」、「ウインド」、「ストーン」の4種類は、ACT・1とACT・3をクリアするとそれぞれエフェクトが変化する。なお、変身魔法使用時は、変身魔法以外の各種魔法は使えなくなる。

ライフマックスUP(消費量4ポイント)
ライフゲージを最大まで回復させる。
ライフミニマムUP(消費量2ポイント)
ライフゲージを最大ライフの半分の3ポイント回復させる。
金縛り(消費量2ポイント)
敵を一定時間、動けなくする。動けなくなった敵に触れてもダメージを受けない。
無敵(消費量2ポイント)
一定時間、無敵となりダメージを受けなくなる。
ファイヤー(消費量2ポイント)
により、画面中の敵にダメージを与える。
ウォーター(消費量2ポイント)
により、画面中の敵にダメージを与える。
ウインド(消費量2ポイント)
により、画面中の敵にダメージを与える。
ストーン(消費量2ポイント)
により、画面中の敵にダメージを与える。
ジョン(消費量0ポイント)
変身魔法を使用後、ジョンの姿に戻る際に使用。
ライオン(消費量2ポイント)
ライオンに変身する。ジャンプ力が1.5倍となり、ジャンプ中は無敵となる。攻撃方法は爪で、リーチは短いが攻撃力は高い。
ホーク(消費量2ポイント)
ホークに変身する。Aボタン連打で空中を飛ぶことができる。また、羽を飛ばして遠距離攻撃できる。
フィッシュ(消費量2ポイント)
フィッシュに変身する。水中をAボタン連打で泳ぐことができる。また、背びれを飛ばして遠距離攻撃できる。

設定[編集]

ストーリー[編集]

本作の主人公、"ジョン"はごく平凡なアメリカの少年。彼は最近、近くの遊園地で行われる"ミスター・ポン"のスーパーマジックショー目当てに毎日のように遊園地へ遊びに行っていた。信じられないような大魔術を次から次へと繰り出すミスター・ポンの大ファンとなっていたジョンは、ある日、ガールフレンドの"ユウ"へミスター・ポンに、弟子にしてもらうよう頼むことを打ち明ける。

ミスター・ポンの弟子となったジョン。しかしミスター・ポンは「スーパーマジシャンになるにはまず体力から」と、体力づくりの運動ばかりでなかなかマジックを教えてはくれない。

そんなある日、いつものように修行に行っていたジョン達に、突然、正体不明の怪人達が襲い掛かってくる。そして、ガールフレンドのユウを連れ去られてしまう。怪人達を倒しユウを助けるため、ジョンはミスター・ポンから教わったマジックを武器に戦う事となる[3]

ステージ構成[編集]

本作のステージ(ACT)を記述する[4]。1つのACTは複数のROUNDで構成されており、ROUNDの最後には中ボス(ROUND1-2、2-3、3-3、4-2は除く)、ACTの最後にはボスが待ち構えている。

ACT・1
  • 1-1(遊園地)
ジェットコースター上での戦い。終点にて中ボスが待ち構える。
サーカス小屋の中での戦い。ピエロのような敵や熱気球を渡る場面が存在する。ボスはポップコーンのバイオモンスター、パンチコーン
ACT・2
  • 2-1(ビル街)
街中を進む。道中は短く、中ボス撃破後は下へ降りていく。
下水道を進む。中ボス撃破後は、再び上へと昇っていく。
  • 2-3(ビル街)
再びビル街へ。今度は上方へと昇っていく。ボスは排気ガスのバイオモンスター、バキュームサタン
ACT・3
森の中を進んでいく。中ボス撃破後、2-1と同様に下へ降りていく。
画面の大半が水のエリア。地上を渡っていくか、水中を進むかになる。中ボスは水中戦となる。
背景のを背に、画面の下へ下へと降りていく。ボスは魚のモンスター、シーラ・バカンス。水中戦となる。
ACT・4
  • 4-1(地底洞窟)
敵の正体であった地底人の本拠地へ。洞窟内を進み、最後には中ボスが控えている。
  • 4-2(前線基地)
水晶のような地形が特徴的なエリア。ボスはクリスタルのバイオモンスター、カルボーン
ACT・5
  • 5-1(地底人の基地)
機械的な地形が特徴的なエリア。ここでも最後に中ボスが控えている。
  • 5-2(異次元空間)
道中は短いが、最終ボスの前に中ボスが出現する。最終ボスは地底人のボス、エドジー。形態が2つあり、他のボスの2倍の体力を持つ。

登場キャラクター[編集]

ジョン
本作の主人公。ミスター・ポンの弟子となりマジックの修行を行っていた。ゲームを進めていくと、使用するマジックがだんだんと強力になってゆく。
ユウ
ジョンのガールフレンド。ストーリーの序盤、謎の怪人達によって連れ去られてしまう。
ミスター・ポン
ジョンの師匠であるスーパーマジシャンで、女性語を話す。ジョンやユウからは「ポン先生」と呼ばれている。その正体は作中にて明らかになる。
ユウのパパ
ユウの父親であり、ジョン曰く「世界一の科学者」。ストーリー中盤、ユウに代わって連れ去られゆく事になる。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 マジック・ジョン
プロジェクトEGG
日本 201102082011年2月8日
Windows エイコム D4エンタープライズ ダウンロード - -

スタッフ[編集]

  • メイン・プログラム:GT-R
  • サウンド・プログラム:SOARER
  • サウンド:澤和雄田崎寿子
  • キャラクター・デザイン、モンスター・デザイン:小宮山慶太
  • 背景デザイン、アニメーション:ひらのみか、加藤友子
  • 企画:川野一博

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
Electronic Gaming Monthly 32/40点[5]
ファミ通 23/40点[6]
Nintendo Power 3.7/5点[5]
ファミリーコンピュータMagazine 16.87/30点[1]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[6]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、16.87点(満30点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.96 2.77 2.85 2.69 2.77 2.84 16.87

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 106頁。
  2. ^ 実業之日本社『ジャレコ・アーカイブズ』(ISBN 978-4-408-11203-9)、pp88。
  3. ^ 『付属取扱説明書』pp2-3及び作中のオープニングシーンより。
  4. ^ 『付属取扱説明書』pp9-10、pp12-13を参照。
  5. ^ a b Totally Rad for NES (1990) - MobyGames”. Blue Flame Labs. 2017年7月2日閲覧。
  6. ^ a b マジック・ジョン まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年7月2日閲覧。

外部リンク[編集]