マギー・メイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動


マギー・メイ』(Maggie Mae)は、イギリスリヴァプールに伝わる民謡

概要[編集]

歌詞は、マギー・メイ(Maggie Mayとも綴る)という悪名高い娼婦が出稼ぎ帰りの水夫に窃盗を働いて捕まり、街を追い出されたというもの。正確な起源は明らかではないが、19世紀頃から歌われ始め、特に1950年代に流行したスキッフルのシーンで多く演奏されたことで人口に膾炙するようになった。

1970年リヴァプール出身のロック・バンドビートルズによってカバーされた音源が発表された。

ビートルズによるカバー版[編集]

マギー・メイ
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
リリース 1970年5月8日
録音 アップル・コア
1969年1月24日
ジャンル スキッフル
時間 0:40
レーベル アップル
EMI
作詞者 トラディショナル
編曲:レノンマッカートニーハリスンスターキー
プロデュース ジョージ・マーティン
その他収録アルバム

ジョン・レノン・アンソロジー

レット・イット・ビー 収録曲
A面
  1. トゥ・オブ・アス
  2. ディグ・ア・ポニー
  3. アクロス・ザ・ユニヴァース
  4. アイ・ミー・マイン
  5. ディグ・イット
  6. レット・イット・ビー
  7. マギー・メイ
B面
  1. アイヴ・ガッタ・フィーリング
  2. ワン・アフター・909
  3. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
  4. フォー・ユー・ブルー
  5. ゲット・バック
ジョン・レノン・アンソロジー 収録曲
ジェラス・ガイ
(アウト・テイク)
(13)
マギー・メイ
(14)
ハウ・ドゥ・ユー・スリープ?
(アウト・テイク)
(15)

1970年に発表されたビートルズのラスト作となるイギリス盤公式オリジナル・アルバムレット・イット・ビー』に収録(アナログ盤ではA面最後)されていた曲。レノンとマッカートニーもこの曲を前身であるクオリーメン時代からレパートリーとしており、リヴァプール訛り丸出しで歌っている[1]

民謡であるため特定の作曲者はいないが、編曲で4人の名前がクレジットされているため、共同クレジット・ナンバーとして扱われている。最後の共同クレジット・ナンバー(ジョン・レノンポール・マッカートニージョージ・ハリスンリチャード・スターキー)である。

演奏時間は40秒しかなく、ビートルズの公式発表された楽曲の中で「ハー・マジェスティ」(23秒)の次に演奏時間が短い楽曲となっている。

2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』では初回限定盤ボーナス・ディスク『フライ・オン・ザ・ウォール』で聴くことができるが、別の曲とのメドレーだったためオリジナルとはまったく違うヴァージョンとなっている。

プレイヤー[編集]

クレジットはイアン・マクドナルドによるもの[2]

備考[編集]

2010年に公開された映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』では、若い頃のレノン(演:アーロン・ジョンソン)がセント・ピーターズ教会でバンド「クオリーメン」として長いバージョンを歌っている[3]

また、2017年に公開された映画 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、マッカートニー演じる「アンクル・ジャック」(主人公ジャック・スパロウの叔父)が口ずさんでいる[4]

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

  1. ^ Michael Murphy, Deryn Rees-Jones, Writing Liverpool: Essays and Interviews, Liverpool University Press, 2007, p.241.
  2. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 336. ISBN 1-84413-828-3. 
  3. ^ Spitz, Bob (2005). The Beatles: The Biography. Little, Brown and Company (New York). ISBN 978-0-316-80352-6.  pp 57-61
  4. ^ Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales”. IMDb. 2018年11月17日閲覧。