マウイ郡 (ハワイ州)

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ハワイ州マウイ郡
ハレアカラ・クレーター
マウイ郡の位置を示したハワイ州の地図
郡のハワイ州内の位置
ハワイ州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1905年
郡庁所在地 ワイルク
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

6,213 km2 (2,398.74 mi2)
3,002 km2 (1,159.20 mi2)
3,210 km2 (1,239.54 mi2), 51.67%
人口
 - (2000年)
 - 密度

154,834人
43人/km2 (111人/mi2)
標準時 ハワイ・アリューシャン標準時: -10/-10
ウェブサイト www.co.maui.hi.us

マウイ郡: Maui County)は、アメリカ合衆国ハワイ州である。郡域はマウイ島カホオラウェ島ラナイ島モロカイ島およびモロキニ島で構成されている(モロカイ島の一部はカラワオ郡になっている)。2010年国勢調査での人口は154,834人である[1][2]郡庁所在地ワイルクである。

アメリカ合衆国の統計上の「カフルイ・ワイルク・ラハイナ小都市圏」とはマウイ郡全体のことである。

郡政府[編集]

マウイ郡は郡長・郡政委員会方式に似た統治形式を採用している。伝統的な自治体政府とは異なり、州議会の法律によって設立され、認可を受けてはいない。行政権は4年任期で、無党派選挙で選出される郡長にある。郡長は連続して2期までの多選制限がある。立法権は9人の委員からなる郡政委員会にある。委員は住人である必要がある。しかしマウイ郡の有権者は候補者の住所に関係なく9人すべてを選ぶことができる。委員は2年任期で無党派選挙で選出される。委員は連続して5期までの多選制限がある。

1996年、「マウイ郡対トンプソン他事件」84 Haw. 105に対する判決がハワイ州最高裁判所より出され、マウイ郡憲章は強い郡政委員会と弱い郡長の形態を採ることを求めた。これは元郡長のリンダ・リングル(その後ハワイ州知事)が郡政委員会の承認無しに外部からカウンセラーを雇用したことを無効とするものだった。

現在のマウイ郡長は2011年1月2日以降アラン・アラカワである[3]。アラカワは2002年から2006年まで郡長を務めたことがあった。

2004年アメリカ合衆国大統領選挙の際に、マウイ郡はアメリカ合衆国の郡で唯一民主党候補にデニス・クシニッチオハイオ州選出のアメリカ合衆国下院議員)を勝たせた郡である。クシニッチは最終的に指名を得られなかった[4]

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は2,398.74平方マイル (6,212.7 km2)であり、このうち陸地は1,159.20平方マイル (3,002.3 km2)、水域は1,239.54平方マイル (3,210.4 km2)で水域率は51.67%である[5]。マウイ郡の諸島は太古のマウイヌイと呼ばれる現在の諸島を包含していた陸地の名残である。

隣接する郡[編集]

国立保護地域[編集]

人口動態[編集]

人口推移
人口
190026,743
191029,76211.3%
192037,38525.6%
193055,54148.6%
194055,5340.0%
195048,179−13.2%
196042,576−11.6%
197045,9848.0%
198070,84754.1%
1990100,37441.7%
2000128,09427.6%
2006(推計)141,320
US Census Bureau [2][6]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 128,094人
  • 世帯数: 43,507 世帯
  • 家族数: 29,889 家族
  • 人口密度: 43人/km2(110人/mi2
  • 住居数: 56,377 軒
  • 住居密度: 19軒/km2(49/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.5%
  • 18-24歳: 7.7%
  • 25-44歳: 30.9%
  • 45-64歳: 24.4%
  • 65歳以上: 11.4%
  • 年齢の中央値: 37歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 100.0
    • 18歳以上: 100.2

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 33.0%
  • 結婚・同居している夫婦: 50.9%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 12.0%
  • 非家族世帯: 31.3%
  • 単身世帯: 21.9%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 6.3%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.91人
    • 家族: 3.41人

[編集]

国勢調査指定地域[編集]

ラナイ島[編集]

マウイ島[編集]

モロカイ島[編集]

  • クアラプウ
  • マウナロア

その他の町[編集]

  • ワイヘエ

経済[編集]

往時はマウイ島のラハイナを中心とする捕鯨業があった。農業に関しては、サトウキビ・プランテーションはプウネネを最後に終了した。現在は観光業が中心で、最近マウイ郡政府はキヘイハイテク産業にも力を入れている。

主要雇用主[編集]

2010年度マウイ郡包括的財政報告書によると郡内主要雇用主12傑は下表の通りである[7]

順位 雇用主 従業員数
1 ハワイ州政府 6,112
2 マウイ郡 2,874
3 TS レストラン 1,750
4 グランド・ワイレア・リゾート・アンド・スパ 1,400
5 フェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツ 1,220
6 アメリカ合衆国政府 909
7 マウイ・ランド・アンド・パイナップル・カンパニー 800
7 ハイアットリージェンシー・マウイ・リゾート・アンド・スパ 800
9 フォーシーズンズホテル・アンド・リゾーツ 650
10 ハレ・マクア 501
11 ワイレア・ビーチ・マリオット・インターナショナル・リゾート・アンド・スパ 403
12 ドービン・D・リース・カンパニー 314

交通[編集]

マウイ島では2つの空港が定期便を受け入れている。

ラナイ島にはラナイ空港がある。 モロカイ島にはモロカイ空港がある。

姉妹都市[編集]

マウイ郡は下記21の都市と姉妹都市を結んでいる。

脚注[編集]

  1. ^ 2010 Maui County Census.pdf
  2. ^ a b Maui County QuickFacts”. US Census Bureau. 2011年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月23日閲覧。
  3. ^ mayor of Maui County
  4. ^ US Election Atlas”. Dave Leip. 2008年1月11日閲覧。
  5. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
  6. ^ Richard L. Forstall (2002年11月26日). “Hawaii: Population of Counties by Decennial Census: 1900 to 1990”. Population Division, US Bureau of the Census. 2007年7月23日閲覧。
  7. ^ County of Maui CAFR

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯20度53分 西経156度39分 / 北緯20.883度 西経156.650度 / 20.883; -156.650