マイゼン・シュレーディン効果

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マイゼン・シュレーディン効果(マイゼン・シュレーディンこうか、Misznay-Schardin effect、別名:プレート効果)とは薄いプレート状の爆薬の片面が比重の重い金属などによって覆われている状態で爆発した場合には、爆発による大部分のガスとその運動エネルギーが覆われていない方向へ向かって放出される現象である。ミズネ・シャルダン効果とも。

通常の爆薬の爆発ではエネルギーは全方位へ均等に拡散するが、プレート状の場合はエネルギーの大半はプレートの上下面へ向かって拡散して前後左右面では小さくなる。爆薬が自身よりも密度の高い物質と密着していると衝撃波が反射される性質があるが、爆薬の厚さが極端に薄い場合には反射波がそのまま爆薬の反対側へ通り抜けてしまい、結果としてエネルギーの大半がプレートの片面に向かって放出される。これによって、爆薬のエネルギーの大半が一方方向に向かって放出される現象である。

この現象は第二次世界大戦の最中にドイツ人のシュレーディン(Schardin)博士とハンガリー人のマイゼン(Misznay)博士によって発見されたところから、発見者の名前を取ってマイゼン・シュレーディン効果と呼ばれている。

この現象を利用して第二次世界大戦後のアメリカでクレイモア地雷が開発された。

この現象と爆薬レンズを組み合わせた兵器として自己鍛造弾(Explosively Formed Penetrator)が開発された。


関連項目[編集]

ホプキンソン効果
モンロー/ノイマン効果