マイケル・B・ジョーダン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

マイケル・バカリ・ジョーダン(1987年2月9日生まれ)はアメリカ合衆国俳優。『フルートベール駅で』(2013年)で射殺されたオスカー・グラント役、ロッキーシリーズの続編映画『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)でアマチュアボクサーのアドニス・クリード役、そしてマーベル・シネマティック・ユニバースのスーパーヒーロー映画『ブラック・パンサー』(2018年)で敵のエリック・キルモンガー役で出演したことで知られる。いづれの作品もライアン・クーグラーにより監督された。

マイケル・B・ジョーダン
Michael B. Jordan
Michael B. Jordan
本名 Michael Bakari Jordan[1]
生年月日 (1987-02-09) 1987年2月9日(31歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタ・アナ
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
主な作品
クロニクル
フルートベール駅で
ファンタスティック・フォー
クリード チャンプを継ぐ男
ブラックパンサー

ジョーダンのテレビドラマへの出演は、HBOのシリーズドラマ『THE WIRE/ ザ・ワイヤー』(2002年)でのウォレス、ABCソープオペラオール・マイ・チルドレン』(2003〜2006年)でのレジー・モンゴメリー、そしてNBCのドラマシリーズ『フライデー・ナイト・ライツ』(2009〜2011年)でのヴィンス・ハワードなどである。その他の映画への出演は『レッド・テイルズ』(2012年)でモーリス・"バンプス"・ウィルソン、『クロニクル』(2012年)でのスティーヴ・モンゴメリー、『恋人まで1%』(2014年)でのマイキー、そして『ファンタスティック・フォー』(2015年)でのヒューマン・トーチなどである。[2]

経歴[編集]

1987年2月9日、カリフォルニア州サンタ・アナに生まれる[3]

2013年、ライアン・クーグラー監督の『フルートベール駅で』で主演を務める[4]

2015年、ジョシュ・トランク監督の『ファンタスティック・フォー』でヒューマン・トーチを演じる[5]

2016年、第47回NAACPイメージ・アワードでエンターテイナー・オブ・ザ・イヤーと『クリード チャンプを継ぐ男』で主演男優賞を受賞[6]


キャリア[編集]

初期の作品(1999〜2012年)[編集]

ジョーダンは当初、俳優としてキャリアを積むことを決める以前は、モデルズ スポーティング グッズトイザラスなどいくつかの会社とブランドのキッズモデルとして活動していた。1999年にコスビー・ショーザ・ソプラノズ 哀愁のマフィアへの短時間の出演でプロの俳優としてのキャリアが始まった。最初の主な映画への出演はキアヌ・リーブス主演の2001年の『陽だまりのグラウンド』である。2002年には、HBOの『THE WIRE/ ザ・ワイヤー』で子供ながらに重要な役どころのウォレスを演じて注目を集めた。2003年の3月には、『オール・マイ・チルドレン』で問題を抱えたレジー・ポーターとして出演し、ジョーダンの契約が切れる2006年6月まで続いた。ジョーダンの他の活躍は『CSI:科学捜査班』、『FBI失踪者を追え』、『コールドケース 迷宮事件簿』などである。その後、自主映画『ブラックアウト』とThe-Nの『ジ・アシスタンツ』2008年にはR&Bアーティストのプレジャー・Pの『Did You Wrong』のミュージックビデオに出演した。2009年には『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』のエピソード『犯罪多発地域』にゲスト出演し、昔喧嘩をしたことで暴力団に追われている高校フットボールプレーヤーを演じた。2010年には『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』のエピソード『灰の水曜日』にゲスト出演し、マイケル・ヴィックにインスパイアーされたスキャンダルと戦う男に関係するボクサーを演じた。

2009年にジョーダンはNBCのドラマ『フライデー・ナイト・ライツ』でアメフトのクォーターバック選手ヴィンス・ハワードを演じた。また、ドラマが収録されたオースティンのマンションで生活を送っていた。2011年にドラマが終わりを迎えるまでの2年間同役を演じた。2010年には、NYLONのハリウッドの若手俳優特集で将来の55の顔のひとりとして選ばれた。同年、NBCの『ペアレントフッド』で再びアレックス(ハディ・ブレイブマン)の愛人を演じた。これは現場責任者のジェイソン・ケイティズムと2度目の共同作品だ(1度目は『フライデー・ナイト・ライツ』)。BuddyTVは『最もセクシーなTV俳優2011』でジョーダンを80番とした。また、Xbox 360のゲーム『Gears of War3』で声を担当した。

2012年には、ジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めた『レッド・テイルズ』に出演し、『クロニクル』ではスティーヴ・モンゴメリー役で主演を務めた。また、『Dr.HOUSE』のファイナルシーズンでは盲目の患者としてゲスト出演した。

飛躍(2013年〜現在)[編集]

2013年には、オスカー・グラント三世射殺事件を題材にした、ライアン・クーグラー監督の『フルートベール駅で』で主役を演じた。ジョーダンの演技は批評家から絶賛された。ハリウッド・リポーターの映画批評家トッド・マッカーシーは「若き日のデンゼル・ワシントン」を思い出すと記している。『フルートベール駅で』でジョーダンはピープルバラエティで「見る俳優」と名付けた。タイムはこの作品で世界を変える30歳以下の30人に名を挙げ、エンターテインメント・ウィークリーGQは2013年のブレイクしたスターのひとりに名を挙げた。

2015年には『ファンタスティック・フォー』でジョニー・ストーム、ヒューマン・トーチを演じた。この作品は一般的に批評家から酷評され、これはRotten Tomatoesで9%の支持率でボックスオフィスで大失敗した。

しかし、2015年後期にジョーダンは、2度目のクーグラーとの共同作品となったロッキーの続編『クリード チャンプを継ぐ男』でアドニス・クリード役でジルベスター・スタローンと主演したとき、批評家から絶賛され、肯定的な評価を得て立ち直った。この作品ででボクサーを演じるために1年の厳しい肉体トレーニングを積み、厳重な低脂肪食を取った。また、撮影中スタントを使うことなく、戦闘シーンが撮影されたときは「常に血が滲み、痣があり、目眩がしている」状態だった。

2018年2月には、マーベルの『ブラック・パンサー』で悪役エリック・キルモンガーを演じ、クーグラーと3度目の共同作品を果たした。この作品において批評家から絶賛を浴びた。フォーブスのダニ・ディ・プラシードはジョーダンは「注目の的になった」と話し、ビジネスインサイダーのジェイソン・ゲラシオは「ジョーダンは視聴者が何の疑問を抱くことのない憎しみと虚しさを燃料にキルモンガーを演じたが、見るのが面白いようないばりっぷりで演じた...この映画はジョーダンがスクリーンに登場するたびに面白いストーリーと見る楽しみを提供してくれる」と記した。

今後の出演[編集]

2018年にジョーダンは『華氏451度』に出演し、マイケル・シャノンローラ・ハリアーと共に主役を演じた。このテレビ映画はHBOで放送された。

また、ジョーダンは2018年前半に撮影予定の伝記映画『ジャスト・マーシー』でブライアン・スティーブンソンを演じる予定だ。さらに、アトランタのパブリック・スクールのカンニング事件を題材にした、4度目のクーグラーとの共同作品となる予定の『Wrong Answer』の出演者の候補に挙がっている。また、2度目のリメイクとなる『トーマス・クラウン・アフェアー』にも出演する予定だ。2017年3月にワーナー・ブラザースが『マトリックス』の前編で若き日のモーフィアス役でジョーダンをキャスティングしたいと発表した。

フィルモグラフィー[編集]

映画[編集]

邦題/原題 役名 備考
1999 ブラック AND ホワイト
Black and White
ティーン2
2001 陽だまりのグラウンド
Hardball
ジャマル
2012 レッド・テイルズ
Red Tails
モーリス・"バンプス"・ウィルソン
クロニクル
Chronicle
スティーヴ・モンゴメリー
2013 フルートベール駅で
Fruitvale Station
オスカー・グラント ゴッサム・インディペンデント映画賞ブレイクスルー演技賞受賞
2014 恋人まで1%
That Awkward Moment
マイキー
2015 ファンタスティック・フォー
Fantastic Four
ジョニー・ストーム / ヒューマン・トーチ
クリード チャンプを継ぐ男
Creed
アドニス・クリード 全米映画批評家協会賞主演男優賞受賞
ボストン・オンライン映画批評家協会賞主演男優賞受賞
第47回NAACPイメージ・アワード映画部門主演男優賞[6]
2018 ブラックパンサー
Black Panther
エリック・キルモンガー
クリード2
Creed II
アドニス・クリード

テレビシリーズ[編集]

邦題/原題 役名 備考
2002 THE WIRE/ザ・ワイヤー
The Wire
ウォレス 計13話出演
2003 - 2006 オール・マイ・チルドレン
All My Children
レジー・ポーター・モンゴメリー 計52話出演
2006 CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
モリス 第6シーズン第20話「クレイジーストリート」
FBI失踪者を追え
Without a Trace
ジェシー・ルイス 計1話出演
2007 コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case
マイケル・カーター 第5シーズン第6話「鳩」
2009 バーン・ノーティス 元スパイの逆襲
Burn Notice
コリー・ジェンセン 第2シーズン第11話「犯罪多発地域」
BONES
Bones
ペリー・ウィルソン 第5シーズン第3話「悲しみの旋律」
2010 LAW & ORDER:犯罪心理捜査班
Law & Order: Criminal Intent
ダニー・フォード 計1話出演
ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る
Lie to Me
キー 計2話出演
2012 Dr.HOUSE
House
ウィル・ウェストウッド 第8シーズン第14話「見失った愛」

脚注[編集]

  1. ^ Seymour, Tom (2014年6月7日). “Fruitvale Station's Michael B Jordan: 'African-Americans aren't allowed to be real people'”. The Guardian. 2015年9月13日閲覧。
  2. ^ Middleton, Britt (2015年8月6日). “Four Fantastic Things to Know About Michael B. Jordan”. BET. 2015年9月13日閲覧。
  3. ^ Michael B. Jordan”. AlloCiné. 2015年9月13日閲覧。
  4. ^ Labrecque, Jeff (2013年12月16日). “Best of 2013: Michael B. Jordan and Ryan Coogler on filming the harrowing tragedy of 'Fruitvale Station'”. Entertainment Weekly. 2015年9月13日閲覧。
  5. ^ Holmes, Mannie (2015年5月22日). “Michael B. Jordan on ‘Fantastic Four’ Casting Backlash: I’ll ‘Shoulder All This Hate’”. Variety. 2015年9月13日閲覧。
  6. ^ a b 『ストレイト・アウタ・コンプトン』が作品賞!最多受賞は『クリード チャンプを継ぐ男』 全米有色人種地位向上協会賞”. シネマトゥデイ (2016年2月8日). 2016年2月8日閲覧。

外部リンク[編集]