マイケル・クリスチャン・マルティネス

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Pix.gif マイケル・クリスチャン・マルティネス
Michael Christian Martinez
Figure skating pictogram.svg
2012 World Junior FS Michael Christian Martinez.jpg
2012年世界ジュニア選手権でのマルティネス
基本情報
代表国: フィリピンの旗 フィリピン
生年月日: (1996-11-04) 1996年11月4日(20歳)
出生地: メトロ・マニラ パラニャーケ
身長: 175 cm
体重: 63 kg[1]
コーチ: スコット・ウェンドランド
ジョン・ニックス
イゴール・サモーヒン
元コーチ: Peter Kongkasem
ヴィクトール・クドリャフツェフ
イリヤ・クーリック
マリア・テレサ・マルティネス
振付師: ニコライ・モロゾフ
元振付師: フィリップ・ミルズ
ジャスティン・ディロン
アレックス・チャン
所属クラブ: Metro ISC
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 220.36 2015 GP中国杯
ショートプログラム: 74.45 2014 CSゴールデンスピン
フリースケーティング: 148.12 2015 GP中国杯

マイケル・クリスチャン・マルティネス(英語: Michael Christian Martinez1996年11月4日 - )は、フィリピン出身のフィギュアスケート選手(男子シングル)。

2014年ソチオリンピックフィリピン代表。2012年クリスタルスケート優勝。

人物[編集]

好きな選手としてパトリック・チャンをあげている[2]。マイケルはフィリピンとアメリカで練習している。アメリカでは複数のコーチの元を渡り歩いているが、2010年12月からは元オリンピック金メダリストのイリヤ・クーリックの指導も受けている[3]。本人の弁によればフィリピンでの練習環境は良好なものとは言えない。練習時間は6~8時間にも及ぶが、オリンピックサイズのリンクはあるものの貸し切りでの練習はできず、多くの利用者の間を滑らなくてはならない。氷の状態も良くないため、過去には前記の膝以外にかかとの靭帯も傷めている。フィリピンからの財政的支援を受け始めたのはユースオリンピック終了後のことである。しかし、マイケルは他の自国の代表メンバーと違い、フィリピン出身でかつフィリピンで練習を積んでいることに誇りを持っているとも語っている[3]

高い柔軟性を備えており、男子選手としては珍しくビールマンスピンを得意としている。

経歴[編集]

フィリピンのムンティンルパ在住。マイケルは2005年にショッピングモールのアイスリンクでスケートに出会った。最初は趣味として楽しんでいたが、2008年から競技者としてのトレーニングを開始した[2]

ISUジュニアグランプリシリーズには2010-2011シーズンから参戦[4]。2012年4月に膝靭帯断裂を経験し、医者には競技を止めるように言われたが二ヶ月で練習を再開している[3]。2012-2013シーズンのJGPレイクプラシッド大会では、フィリピン人選手として初めて国際競技でトリプルアクセルを成功させた[2][3]。その二ヶ月後、クリスタルスケートでは国際大会での初優勝を遂げたが、これもフィリピン人選手としては初めてのことだった。

2013-2014シーズン、JGPリガ杯は足首の捻挫の影響もあり4位。ソチオリンピックの最終予選であるネーベルホルン杯では予選参加国の3番目の成績となり、フィリピンに初めてのフィギュアスケートの出場枠をもたらした。10月には早くもオリンピックの代表に内定した[5]。JGPタリン杯では3位となり、フィリピン選手として初めてISU主催の大会でのメダルを獲得した。ソチオリンピックの開会式ではフィリピン唯一の出場者として旗手を務めた。競技では19位。

主な戦績[編集]

大会/年 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17
冬季オリンピック 19
世界選手権 21 19 24
四大陸選手権 16 9 14
GP中国杯 6
GPスケートアメリカ 10
CSゴールデンスピン 6 7 棄権
CSワルシャワ杯 2 4
CSフィンランディア杯 9
CSロンバルディア杯 7
ニース杯 6 J 6
アジアフィギュア杯 1
トリグラフ杯 1 1
スケートヘレナ 1
ボルボオープン 5 4
ネーベルホルン杯 7
USクラシック 6
ニューイヤーズ杯 3
クリスタルスケート 1
NRW杯 13
ユースオリンピック 7
世界Jr.選手権 15 5
JGPタリン杯 3
JGPリガ杯 4
JGPクロアチア杯 6
JGPレークプラシッド 4
JGPブリスベン 8
JGP SBC杯 17

詳細[編集]

2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 24
69.32
24
127.47
24
196.79
2017年2月14日-19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 14
72.47
14
141.68
14
214.15
2016年12月7日-10日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 16
61.27
- 棄権
2016年10月19日-23日 2016年ニース杯ニース 8
54.45
5
115.15
6
169.60


2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月26日-4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 23
66.98
18
137.12
19
204.10
2016年2月16日-21日 2016年四大陸フィギュアスケート選手権台北 9
69.15
9
142.44
9
211.59
2015年12月2日-5日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 7
65.66
8
137.16
7
202.82
2015年11月26日-29日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 6
65.64
4
140.66
4
206.30
2015年11月6日-8日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 7
72.24
5
148.12
6
220.36
2015年10月9日-11日 ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯エスポー 7
65.18
9
125.36
9
190.54
2015年8月5日-8日 2015年アジアフィギュア杯バンコク 1
72.14
2
116.39
1
188.53


2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年4月15日-19日 2015年トリグラフトロフィーイェセニツェ 5
51.68
1
130.16
1
181.84
2015年3月23日-29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 22
67.03
20
125.35
21
192.38
2014年12月4日-7日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 4
74.45
6
130.00
6
204.45
2014年11月20日-23日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 2
73.81
2
139.57
2
213.38
2014年10月24日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 9
72.81
9
124.77
10
197.58
2014年9月18日-21日 ISUチャレンジャーシリーズ ロンバルディアトロフィーセスト・サン・ジョヴァンニ 6
67.36
6
130.58
7
197.94


2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年4月2日-6日 2014年トリグラフトロフィーイェセニツェ 1
63.29
1
131.84
1
195.13
2014年2月6日-22日 ソチオリンピックソチ 19
64.81
20
119.44
19
184.25
2014年1月21日-25日 2014年スケートヘレナベオグラード 1
65.78
1
123.13
1
188.91
2013年11月7日-10日 2013年ボルボオープンカップリガ 4
66.01
4
131.17
4
197.18
2013年10月9日-13日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 4
63.67
2
135.15
3
198.82
2013年9月25日-28日 2013年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 11
61.55
8
127.91
7
189.46
2013年9月11日-15日 2013年USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 7
59.65
6
123.39
6
183.04
2013年8月27日-9月1日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 1
64.03
4
109.70
4
173.73


2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月25日-3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 4
67.01
7
124.63
5
191.64
2013年2月6日-11日 2013年四大陸フィギュアスケート選手権大阪 14
64.62
18
113.46
16
178.08
2013年1月10日-13日 2012年ボルボオープンカップリガ 4
58.47
5
117.52
5
175.99
2013年1月3日-6日 2013年ニューイヤーズカップブラチスラヴァ 3
57.42
3
119.82
3
177.24
2012年12月4日-9日 2012年NRW杯ドルトムント 8
59.90
18
107.52
13
167.42
2012年10月30日-11月4日 2012年クリスタルスケートブラショフ 3
59.75
1
125.75
1
185.50
2012年10月24日-28日 2012年ニース杯 ジュニアクラス(ニース 7
49.64
4
115.48
6
165.12
2012年10月3日-7日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯ザグレブ 11
50.67
6
111.73
6
162.40
2012年8月29日-9月2日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 7
51.88
4
106.52
4
158.40


2011-2012 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2012年2月27日-3月4日 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミンスク 3
109.42
16
55.32
14
109.78
15
165.10
2012年1月13日-22日 インスブルックユースオリンピックインスブルック - 3
54.35
7
97.25
7
151.60
2011年8月29日-9月2日 ISUジュニアグランプリ ブリスベンブリスベン 8
52.69
10
95.44
- 8
148.13


2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年9月23日-26日 ISUジュニアグランプリ SBC杯軽井沢 16
39.51
18
78.55
17
118.06


プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2015-2016 エグモント序曲
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
振付:ニコライ・モロゾフ
バレエ『ロメオとジュリエット』より
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ニコライ・モロゾフ
ノクターン ボヘミアン・ラプソディより
演奏:ルチア・ミカレリィ
2014-2015 ピアノ協奏曲第2番
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:ニコライ・モロゾフ
ミュージカル『オペラ座の怪人』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
振付:ニコライ・モロゾフ
2013-2014 映画『ロミオとジュリエット』より
作曲:ニーノ・ロータ
演奏:アーサー・フィードラー
振付:フィリップ・ミルズ
マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
振付:ジャスティン・ディロン
ノクターン ボヘミアン・ラプソディより
演奏:ルチア・ミカレリィ
2012-2013 ノクターン ボヘミアン・ラプソディより
演奏:ルチア・ミカレリィ
トッカータとフーガニ短調
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
演奏:ヴァネッサ・メイ
マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
振付:ジャスティン・ディロン

映画『キング・アーサー』サウンドトラックより
作曲:ハンス・ジマー
トッカータとフーガニ短調
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
演奏:ヴァネッサ・メイ
2011-2012 ジェリクル舞踏会
ミュージカル『キャッツ』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
タンゴ・デ・ロス・エクシラドス
作曲:ウォルター・タイエブ
演奏:ヴァネッサ・メイ
2010-2011

脚注[編集]

外部リンク[編集]