ポール・レヴィンソン

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ポール・レヴィンソン
Paul Levinson
Paul Levinson (2002).jpg
ポール・レヴィンソン、2002年
誕生 1947年3月25日(67歳)
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク州ブロンクス区
職業 小説家社会学者シンガーソングライター
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル SFファンタジー
主な受賞歴 ローカス賞ホーマー賞
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ポール・レヴィンソンPaul Levinson1947年3月25日 - )はアメリカ合衆国小説家社会学者コミュニケーション学メディア・スタディーズの専門家、メディア・コメンテーターソングライター歌手としての活動もある。

概要[編集]

レヴィンソンはマスメディアポピュラーカルチャーサイエンス・フィクションコメンテーターとして、様々なメディアからインタビューを受けており、その回数は500回を越えている[1]。しばし新聞や雑誌からの引用を受け、アトランタ・ジャーナル=コンスティテューション[2][3]やニューズデー[4]、ニューヨーク・サン[5]などのメジャー紙に署名記事が掲載されるなどしている。 2006年から2008年まで、ロサンゼルスのKNX AMラジオの毎週日曜朝の短い番組に出演し、メディアに関係したニュースやポピュラーカルチャーついてのコメントを求められていた。レヴィンソンはまた4つのポッドキャストを配信し、幾つかのブログを交信している。2009年4月クロニクル・オブ・ハイヤー・エデュケーション誌により、Twitterのハイ・ファイラのトップ・テンの一人に選ばれる[6]

1985年MAの単位を与えるオンライン・コースを提供するコネクテッド・エデュケーションの設立に寄与する。1998年から2001年まで、アメリカSFファンタジー作家協会会長を務めた。[7]

1998年までフォーダム大学コミュニケーション学とメディア・スタディーズ学の教授職に就き、2002年から2008年は学部長へと就任していた。 かつてニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチやフェアリーディキンソン大学、ホフストラ大学、セント・ジョーンズ大学、ポリテクニック・インスティテュート・オブ・ニューヨーク、メトロポリタン・カレッジ・オブ・ニューヨーク、西部行動科学研究所などでも教鞭を執ったこともある。またロンドン・スクール・オブ・エコノミクスハーバード大学ニューヨーク大学トロント大学[8]など多くの大学でも講義・講演を行い、100を越す論文を執筆してきた。

学問の場でのキャリアを積み上げる以前の1960年代から1970年初頭、レヴィンソンは作詞・作曲家歌手音楽プロデューサーとして活動しており、The VoguesThe Archiesのドナ・マリー、エリー・グリニッジらと共にレコーディングを行ったこともある。

その作品はアイザック・アシモフトーマス・ジェファーソンジョン・スチュアート・ミルマーシャル・マクルーハンカール・ポパーカール・セーガンドナルド・T・キャンベルの影響を受けている[9]

学歴[編集]

レヴィンソンはブロンクスにあるクリストファー・コロンブス・ハイスクールを卒業後、ニューヨーク市立大学シティカレッジへと進学する。1975年ニューヨーク大学でジャーナリズム学の学士号を、1976年ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチでメディア・スタディーズの修士号を、1979年ニューヨーク大学でメディアエコロジーの博士号を取得する。博士論文 Human Replay: A Theory of the Evolution of Media (1979) はニール・ポストマンの指導を受けた。[10]

作品[編集]

レヴィンソンはSFファンタジー、そして両者の融合を、未来のコミュニケーション・メディアや表現の自由宇宙探査の重要性、ポピュラーカルチャーについての哲学的な含意を与え描いている[7]。その作品は中国語、日本語、韓国語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、チェコ語、ポーランド語、ルーマニア語、マケドニア語、クロアチア語、トルコ語など12の言語に翻訳されている。

The Silk Code (1999) の中心人物、ニューヨーク市警察鑑識課の Dr. Phil D'Amato は中編 The Chronology Protection Case (1995) が初出となる。D'Amato は中編 The Copyright Notice Case (1996)(1997年ホーマー賞ノヴェレット部門受賞), The Mendelian Lamp Case (1997) や、続編小説 The Consciousness Plague (2002), The Pixel Eye (2003) で再び登場している。 またレヴィンソンとジェイ・ケンシンガーの協力の下、マーク・シャナハンにより制作された The Chronology Protection Case を原作としたラジオドラマは、2002年エドガー賞演劇賞部門にノミネートされた。

小説[編集]

  • The Silk Code (1999) - 2000年ローカス賞 第一長篇部門受賞
  • Borrowed Tides (2001)
  • The Consciousness Plague (2002)
  • The Pixel Eye (2003)
  • The Plot To Save Socrates (2006)

ノンフィクション[編集]

  • In Pursuit of Truth: Essays on the Philosophy of Karl Popper on the Occasion of his 80th Birthday (editor and contributor) with Forewords by Isaac Asimov and Helmut Schmidt (1982)
  • Mind at Large: Knowing in the Technological Age (1988)
  • Electronic Chronicles: Columns of the Changes in our Time (1992)
  • Learning Cyberspace: Essays on the Evolution of Media and the New Education (1995)
  • The Soft Edge: A Natural History and Future of the Information Revolution (1997)
  • Bestseller: Wired, Analog, and Digital Writings (1999)
  • デジタル・マクルーハン—情報の千年紀へ (Digital McLuhan: A Guide to the Information Millennium 1999)
  • Realspace: The Fate of Physical Presence in the Digital Age, On and Off Planet (2003)
  • Cellphone: The Story of the World's Most Mobile Medium and How It Has Transformed Everything! (2004)
  • New New Media (2009)

音楽[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Goldman, Norm (2007年12月). “A conversation with well-known author Paul Levinson”. Book Pleasures: Meet the Author. Knowledge Base. 2009年4月19日閲覧。
  2. ^ Levinson, Paul (2003年2月15日). “Op-Ed: The FCC and Halftime”. Atlanta Journal-Constitution: pp. Q2 
  3. ^ Levinson, Paul (2003年10月12日). “Op-Ed: Schwarzenegger and the fame game”. Atlanta Journal-Constitution: pp. C1 
  4. ^ Levinson, Paul (2009年4月13日). “Is Spitzer fit to be a pundit?”. Newsday. http://www.newsday.com/news/opinion/ny-oplev1212637452apr13,0,890992.story 2009年4月19日閲覧。 
  5. ^ Levinson, Paul (2006年9月27日). “An important cable vote”. The New York Sun. http://www.nysun.com/opinion/important-cable-vote/40436/ 2009年4月19日閲覧。 
  6. ^ Young, Jeffrey R. (2009年4月10日). “Ten High Fliers on Twitter”. The Chronicle of Higher Education (Vol.55, Issue 31): pp. A10. http://chronicle.com/weekly/v55/i31/31a01001.htm 2009年4月19日閲覧。 
  7. ^ a b Gale Reference Team (2005/2007). “Biography: Levinson, Paul (1947-)”. Contemporary Authors Online. Thomson Gale. 
  8. ^ Managing the Frenzy: Translating Communication Skills to New Media”. Communicators Forum. University of Minnesota (2000年5月). 2009年4月19日閲覧。
  9. ^ The Soft Edge (1997), pp, xvi-xvii
  10. ^ Levinson, Paul (February 1979). Human Replay: A Theory of the Evolution of Media. #79 18,852. 40/3. University Microfilms, Int.. 

外部リンク[編集]