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ポートランド国際空港

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ポートランド国際空港
Portland International Airport
空港空撮
連邦航空局・空港図
連邦航空局・空港図
IATA: PDX - ICAO: KPDX
概要
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 オレゴン州の旗 オレゴン州
ポートランド
種類 公共
所有者 ポートランド港湾局
拠点航空会社
敷地面積 1,214 ha
標高 9 m (30 ft)
座標 北緯45度35分19秒 西経122度35分51秒 / 北緯45.58861度 西経122.59750度 / 45.58861; -122.59750
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
空港の位置
空港の位置
PDX
空港の位置
空港の位置
PDX
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
03/21 2,134×46 アスファルト
10L/28R 2,438×46 アスファルト
10R/28L 3,353×46 コンクリート
統計(2024年)
旅客数 1,751万人
出典:連邦航空局[1]公式サイト[2]
リスト
空港の一覧
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空港の滑走路を離着陸する飛行機

ポートランド国際空港(ポートランドこくさいくうこう、英語: Portland International Airport)は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにある空港である。

オレゴン州内では最も大規模な空港で、州の旅客、航空貨物の9割以上を処理している。

歴史

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かつて、ポートランドには、1927年に開港したスワンアイランド市営空港があった。しかし、1930年代半ばになると、需要成長に対応した拡張が難しいことが明らかになり、当空港が建設された。

ターミナル入口

ターミナル

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当空港は、1つのターミナルで構成されており、4つのコンコース(B、C、D、E)に合計60の搭乗口がある。

主な就航路線

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旅客

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航空会社就航地
アメリカ合衆国の旗 アラスカ航空アンカレッジアトランタオースティンボイシボストンバーバンクシカゴ/ORDダラス/DFWデンバーユージーンフレズノヒューストンカフルイコナラスベガスロサンゼルス/LAXナッシュビルニューヨーク/JFKニューアークオーランドフェニックス、レドモンド、リノサクラメントソルトレイクシティサンディエゴサンフランシスコサンノゼ(CA)、ロサンゼルス/サンタアナサンタローザシアトルスポケーンワシントン/ナショナル
アメリカ合衆国の旗 ホライゾン航空アルバカーキアンカレッジビリングスボイシボーズマンユージーン、グレイシャーパーク・カリスペル、カンザスシティメドフォード、ミズーラ、オークランドオンタリオ、レドモンド、リノサクラメントサンフランシスコサンノゼ(CA)、サンルイスオビスポ、サンタバーバラサンタローザシアトルスポケーン
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空シャーロットダラスフェニックス
アメリカ合衆国の旗 アメリカン・イーグルロサンゼルス/LAX
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空アトランタデトロイトロサンゼルス/LAXミネアポリス=セントポールニューヨーク/JFKソルトレイクシティシアトル
アメリカ合衆国の旗 デルタ・コネクションシアトル
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空シカゴ/ORDデンバーヒューストンニューアークサンフランシスコワシントン/ダレス
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・エクスプレスサンフランシスコ
アメリカ合衆国の旗 サウスウエスト航空シカゴ/MDWデンバーラスベガスオークランドフェニックスサクラメントサンノゼ(CA)
アメリカ合衆国の旗 フロンティア航空ダラス/DFWデンバーラスベガスロサンゼルス/LAXフェニックスソルトレイクシティサンフランシスコ
アメリカ合衆国の旗 ハワイアン航空ホノルル
アメリカ合衆国の旗 ジェットブルー航空季節運航:ボストン
アメリカ合衆国の旗 アレジアント・エアシンシナティ、フリント、フレズノインディアナポリス、フェニックス/メサ、プロボ
アメリカ合衆国の旗 スピリット航空ラスベガス
アメリカ合衆国の旗 サンカントリー航空ミネアポリス=セントポール
カナダの旗 エア・カナダ エクスプレスバンクーバー
メキシコの旗 ボラリスグアダラハラ
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズロンドン/LHR
ドイツの旗 コンドル航空季節運航:フランクフルト
オランダの旗 KLMオランダ航空アムステルダム

貨物

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空港アクセス

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Maxライトレールの空港駅

MAXライトレールレッドラインが空港ターミナルに乗り入れている。

  • 乗合シャトルバン

その他

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  • 以前はINSによる入国審査の拒否率が他の西海岸空港に比べて異常に高く、INSの当空港責任者の解任を求める騒ぎにまでなった[3][4][5][6]。デルタ航空自体は認めていないが、2000年9月6日に発表されたデルタ航空の成田便と名古屋便をポートランドから、それぞれニューヨークとロサンゼルスに移す決定[7]には、このINSの入国審査の問題も寄与していたのではないかと推測されている[8]
  • 空港には、テロ対策として搭乗手続き施設に全身スキャナー装置(ミリ波パッシブ撮像装置)が存在する。この検査に対して、衣服を脱いで抗議した男性が逮捕される事件も発生している[9]

事故

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  • 2024年1月5日、ポートランド発オンタリオ行きアラスカ航空1282便(ボーイング737MAX-9型機、機体番号:N704AL)が、当空港を離陸直後に機体後方の非常用ドア1か所が吹き飛び、ポートランド国際空港へ引き返す事案が発生した。この便には、乗員・乗客合わせて177人が搭乗していたが、幸いにして非常用ドア付近に着席していた乗客はおらず全員無事だったが、1名がポートランド近郊の病院に搬送された[10]。事故原因は調査中だが、事故機は2023年に製造され、同社へ10月下旬に納入されてから約3か月しか経っていない新造機であった。この事故の影響で、同社はボーイング737MAX型機の運航を一時的に停止させたほか、ターキッシュエアラインズなども同型機の運航を一時的に停止した。

脚注

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  1. ^ FAA Airport Form 5010 for PDX (PDF) , effective 2007-12-20
  2. ^ Calendar Year Report”. Port of Portland. 2025年9月12日閲覧。
  3. ^ Richard Read (2000年6月1日). “INS eases stance on foreigners at PDX”. The Oregonian. 2013年1月14日閲覧。
  4. ^ Richard Read (2000年8月23日). “INS jails business traveler”. The Oregonian. 2013年1月14日閲覧。
  5. ^ Richard Read (2000年8月24日). “INS official comes under attack”. The Oregonian. 2013年1月14日閲覧。
  6. ^ Richard Read and Julie Sullivan (2000年9月20日). “INS' Beebe leaves; boss apologizes”. The Oregonian. 2013年1月14日閲覧。
  7. ^ The Oregonian,2000-09-07,"PDX loses Asia flights",by Gail Kinsey Hill
  8. ^ Florangela Davila (2000年9月11日). “Hard-line INS under fire in `Deportland'”. The Seattle Times. 2013年1月17日閲覧。
  9. ^ “空港の「裸スキャナー」に全裸で抗議した男性、無罪に”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年7月22日). オリジナルの2012年8月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120801173215/http://sankei.jp.msn.com/wired/news/120722/wir12072211220000-n1.htm 2012年7月22日閲覧。 
  10. ^ アラスカ航空機、飛行中に機内の窓など吹き飛ぶ 緊急着陸 2024.01.07 Sun posted at 17:30 JST

外部リンク

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