ポートランド・インターナショナル・レースウェイ
| 所在地 | |
|---|---|
| 標準時 | UTC−8 (UTC−7 DST) |
| 座標 | 北緯45度35分49秒 西経122度41分45秒 / 北緯45.59694度 西経122.69583度座標: 北緯45度35分49秒 西経122度41分45秒 / 北緯45.59694度 西経122.69583度 |
| 収容人数 | 30000人 |
| FIAグレード | 2 |
| 所有者 | ポートランド |
| 着工 | 1960年 |
| オープン | 1961年6月 |
| 主なイベント | インディカー・シリーズ、NASCARほか |
| グランプリコース(2008–) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.166 km (1.967[1] mi) |
| コーナー数 | 12 |
| フォーミュラE特設コース(2023–2024) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.221 km (2.001 mi) |
| コーナー数 | 12 |
| グランプリコース(1992–2007) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.129 km (1.944 mi) |
| コーナー数 | 12 |
| グランプリコース(1984–1991) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.093 km (1.922 mi) |
| コーナー数 | 12 |
| グランプリコース(1971–1983) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.082 km (1.915 mi) |
| コーナー数 | 9 |
| フルコース(1969–1970) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 2.896 km (1.800 mi) |
| コーナー数 | 9 |
| ウェスト・デルタ・パーク・サーキット(1966–1968) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.160 km (1.964 mi) |
| コーナー数 | 11 |
| ウェスト・デルタ・パーク・サーキット(1961–1965) | |
| 路面 | アスファルト/コンクリート |
| コース長 | 3.217 km (2.000 mi) |
| コーナー数 | 11 |
ポートランド・インターナショナル・レースウェイ(Portland International Raceway, 通称:PIR)は、アメリカ合衆国のサーキット。1961年開業当初から1968年までの名称はウェスト・デルタ・パーク・サーキット[2]。
トラック
[編集]主にインディカー・シリーズ、NASCARなどのレースが開催され、さらに敷地内には、オレゴン自転車競技協会(OBRA)のロードレースがトラック内および周辺エリアで開催されている。施設内には、ドラッグストリップとモトクロストラックが併設されている。
コースはほぼ平坦で、時計回りに走行し、2種類のコース構成が可能となっている。グランプリコースには、フロントストレートの終点に地元出身のレーサー・モンテ・シェルトンにちなんで名付けられた「シェルトン・シケイン」と呼ばれるシケインがあり、12ターン、1周1.967 mi (3.166 km)のコースとなっている。また、シケインが無いコースレイアウトでは、9ターン、1周1.915 mi (3.082 km)で、FIAグレード2に分類されている[3]。
ポートランドでは、カーボンニュートラルにするための取り組みを進めており[4]、2023年の調査で有鉛ガソリンを使用されていることが明らかになり、観客やトラック付近の住民に重大な健康リスクをもたらす可能性があると指摘されている[5]。主にドラッグレース中に発生し、週末には無鉛ガソリンが使用されている。
レース開催
[編集]開業当初は古い街路で開催されていたが、道路の劣化や危険な障害物が残っていた為多くのレース団体が公認を取りやめる事態が発生し、1970年代に舗装された[2]。
1975年にスポーツカークラブ・オブ・アメリカ(SCCA)主催のトランザム・シリーズが開催し、ジョン・グリーンウッドが優勝し、その後シリーズチャンピオンを獲得した。
1984年よりチャンプカー/CARTが開催され、2018年にインディカーとしてレースカレンダーに復帰している。
2007年末から2008年初めにかけて、コースの改修工事を実施し、アスファルトは再舗装され、若干のコースレイアウトの変更が加えられた。ターン4から7までは幅が拡張され、ターン6の内側のフェンスはコーナーからの視界を良くするため移動された。ターン7はバックストレート進入前にドライバーの減速を促すため鋭角に削られ、F1スタイルのの縁石も設置された[6]。2008年2月23日にリニューアルオープンし、テープカットセレモニーが行われた。
2022年よりNASCARエクスフィニティ・シリーズの一戦として開催されている。
2023年から2024年まではフォーミュラEの一戦として開催されていた[7]。
脚注
[編集]- ^ David Malsher-Lopez (2018年8月30日). “Dixon edges Penske pair, tops Portland test”. Motorsport.com. 2025年8月16日閲覧。
- ^ a b “Portland International Raceway History”. Portland International Raceway. 2008年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月16日閲覧。
- ^ “LIST OF FIA LICENSED CIRCUITS UPDATED ON : 2025-06-03”. 国際自動車連盟 (2025年6月3日). 2025年7月2日閲覧。
- ^ Bengt Halvorson (2007年4月16日). “Raceway Seeks Carbon-Neutral Status”. The Car Connection. 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月16日閲覧。
- ^ Emma Pattee and Stuart Henigson (2023年6月21日). “Revealed: a toxic metal is in a US city's air – and may be harming children's brains”. The Guardian 2023年6月21日閲覧。
- ^ Jeff Zurschmeide (2008年2月15日). “Track debuts smooth moves”. Portland Tribune. オリジナルの2012年2月18日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Formula E secures IndyCar venue as New York replacement in Season 9” (英語). The Race (2022年12月7日). 2022年12月8日閲覧。