ボビー・フィッシャーを探して

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ボビー・フィッシャーを探して
Searching for Bobby Fischer
監督 スティーヴン・ザイリアン
脚本 スティーヴン・ザイリアン
製作 ウィリアム・ホーバーグ
スコット・ルーディン
製作総指揮 シドニー・ポラック
音楽 ジェームズ・ホーナー
撮影 コンラッド・L・ホール
編集 ウェイン・ワーマン
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画
日本の旗 UIP
公開 アメリカ合衆国の旗 1993年8月11日
日本の旗 1994年2月5日
上映時間 110分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $7,266,383[1]
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ボビー・フィッシャーを探して』(ボビー・フィッシャーをさがして、原題:Searching for Bobby Fischer)は、1993年アメリカ映画。実在の天才少年チェスプレイヤーのジョッシュ・ウェイツキンの父親フレッドが、ジョッシュの生活を綴った本の映画化。感動の映画ベスト100の一つ。

2014年に、フレッド・ウェイツキンによる原作本の邦訳『ボビー・フィッシャーを探して』(若島正訳)がみすず書房から刊行された。

あらすじ[編集]

1970年代に、米国人として初めてチェスの世界チャンピオンになった伝説的な天才ボビー・フィッシャー。奇行を繰り返したフィッシャーは、1980年代から長く行方不明となっていたが、人々は彼を忘れていなかった。

心優しい野球好きの少年ジョッシュ・ウェイツキンは、7歳のときに公園で男たちが競うストリート・チェスを見たことがきっかけで、チェスの魅力に取りつかれる。公園に住むヴィニーとの交流などを通じてジョッシュの並外れた才能に気づいた父親のフレッドは、かつてのチェスの名手であるブルース・パンドルフィー二に息子のコーチを依頼する。

ブルースはジョッシュに、ボビー・フィッシャーと同じ才能を感じとり、コーチを引き受ける。だが、チェスだけに没頭してトップを目指す日々は、普通の少年の生活とはかけ離れており、人生を狂わせる危険性を孕んでいた。ブルースはジョッシュに「対戦相手を憎め」と教える。また、ボビー・フィッシャーのような芸術的なプレイヤーになることを要求し、ジョッシュが好きなストリート・チェスを禁じようとする。

「準備不足だ」と主張するブルースの反対を押し切って、フレッドはジョッシュをジュニア・トーナメントに参加させる。父に連れられて国内各地に出向き、ジョッシュは快調に連勝を重ねる。だが、心優しさから対戦相手を憎むことができず、もし自分が負けたらと恐れるようになる。やがて強力なライバルが現れたとき、ジョッシュはその存在に心を乱されて集中を欠き、はるかに格下の相手にも敗退してしまう。父のフレッドは、負けた息子を責める。

試合に勝てなくなったジョッシュに、ブルースは「自分の教えることだけをするように」と命じる。やがて子どもへの指導法としては行き過ぎた厳しい態度をとるブルースに、母のボニーは家から出て行くように頼む。

苦しむジョッシュの姿を見て「ただのスランプだよ、負けることを恐れているんだ」と言うフレッドに、妻のボニーは「負けることを恐れているんじゃなくて、あなたの愛を失うことを恐れているのよ」と言う。「あなたでもブルースでも誰でも、もしあの子のまともさを壊そうとしているなら、彼を連れて出ていくわ」と強く言うボニー。フレッドは幼い息子に自分の理想だけを押し付けていたことを反省し、ジョッシュにチェスを止めてもいいと話す。

ジョッシュとフレッドは、チェスで勝ちだけを求める生活ではなく、新しいチェスとの向き合い方を家族で模索する。関係が途絶えていた公園のヴィニーやコーチのブルースと和解したジョッシュは、穏やかな気持ちでライバルの参加する全国大会に臨む。

キャスト[編集]

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出典[編集]

  1. ^ Searching for Bobby Fischer (1993)” (英語). Box Office Mojo. 2010年11月28日閲覧。

外部リンク[編集]