ボナファイド

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ボナファイド(英語:bona fide slide)は、野球のプレーにおいて、走者が行うべき正しいスライディングのことである。

概要[編集]

日本の公認野球規則には「ボナファイド」という表現では出てこないが、メジャーリーグベースボールの Official Baseball Rules には2016年より「走者が正しいスライディングをせず、ダブルプレイを阻止する目的で、野手との接触または試みる場合、規則6.01に基づいて守備妨害が宣言される」(同6.01(j))という旨が明記されている。[1]

この正しいスライディングとは、以下の通りのものをいう。(公認野球規則6.01(j))

  1. ベースに触れる前からスライディングする(先に地面に触れる)。
  2. 足や手でベースに到達しようとする。
  3. スライディング終了後はベースに留まる(本塁を除く)。
  4. 野手に接触しようとして走路を変更することなく、ベースに達するように滑り込む。

実際の事例[編集]

2020年7月12日ほっともっとフィールド神戸で行われた読売ジャイアンツ(巨人)対東京ヤクルトスワローズ第5回戦、ヤクルトが3対2でリードして迎えた6回裏(巨人の攻撃)、一死一・三塁の場面で打者の炭谷銀仁朗が遊ゴロ。ヤクルトのアルシデス・エスコバー遊撃手が二塁に送球して一塁走者のジェラルド・パーラがフォースアウトになるが、パーラが二塁にスライディングした際に山田哲人二塁手と交錯し転倒、この間に三塁走者が本塁に触れた。このプレーについてヤクルトの高津臣吾監督が「守備妨害ではないか」と抗議したところ、審判団の協議の結果、パーラの守備妨害が認められ、三塁走者の得点は幻に終わった。試合はそのまま3対2でヤクルトが勝利した。

試合後、この試合の責任審判員だった丹波幸一は「ボナファイドのガイドラインに沿った。ベースに向けてスライディングしているが、近くから行って、勢いをつけてベースを越えている。」と話した。[2]

脚注[編集]

  1. ^ ボナファイドとは意味は?過去にそんな事例あったか調べてみた”. オリンピック後の世界 (2020年7月16日). 2021年8月18日閲覧。
  2. ^ 巨人・パーラの走塁 なぜ守備妨害となったのか”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. 2021年8月19日閲覧。