ボックストロール

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ボックストロール
The Boxtrolls
監督 グラハム・アナブル
アンソニー・スタキ
脚本 イリーナ・ブリヌル
原作 アラン・スノウ
製作 トラヴィス・ナイト
音楽 ダリオ・マリアネッリ
制作会社 ライカ
配給 アメリカ合衆国の旗 フォーカス・フィーチャーズ
日本の旗 ギャガ(ソフト販売)
公開 アメリカ合衆国の旗 2014年9月26日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $60,000,000[1]
興行収入 $109,285,033[2]
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ボックストロールThe Boxtrolls)は、2014年のアメリカのストップモーション・アニメーション映画。

概要[編集]

アラン・スノウの「Here Be Monsters」という小説を元に制作された、「ボックストロール」と呼ばれるモンスターたちと、ボックストロールに育てられた少年の冒険を描くアニメーション映画。第87回アカデミー賞の長編アニメ映画賞とゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされ、アニー賞では9部門にノミネートされ声優賞と美術賞を受賞した。

日本では、アメリカでの公開から4年後に、東京都写真美術館ホールにて、「スタジオライカ特別上映」として、「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」「コララインとボタンの魔女」と併せて特別上映された。

あらすじ[編集]

チーズブリッジの町には、夜な夜な地下から現れては、子供を襲って食べると言われている、ボックストロールという名のモンスターたちがいた。その存在を恐れるリンド卿は、害虫駆除業者のスナッチャーに彼らの退治を依頼した。

しかし実際は、夜の町でゴミをあさって、発明に明け暮れる毎日を送る平和なモンスターだった。彼らは次々捕らえられてゆき、地下で彼らと暮らしていた人間のエッグスは、自分を育ててくれたトロールのフィッシュが捕まったと聞き、彼らの救出のために初めて地上に上がったのだった。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替キャスト

制作[編集]

2008年6月、ライカは開発中のプロジェクトを発表し、その中には、アラン・スノウの小説「Here Be Monsters!」のアニメーション化された長編映画も存在した。

ライカは2013年2月7日、「The Boxtrolls」というタイトルの3Dストップモーションアニメを発表した。 ライカのCEOであるトラヴィス・ナイトは、「550ページの小説を90分の映画に凝縮することが最大の課題である」と指摘した[3]

興行収入[編集]

米国とカナダでは、3,464の劇場で開幕週末に1720万ドルを稼ぎ、「イコライザー」と「メイズ・ランナー」に次いで3位の結果となった。この結果は、ライカの作品の中で2番目の記録である。

脚注[編集]

外部リンク[編集]