ホルトノキ

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ホルトノキ
Elaeocarpus sylvestris2.jpg
ホルトノキ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: カタバミ目 Oxalidales
: ホルトノキ科 Elaeocarpaceae
: ホルトノキ属 Elaeocarpus
: ホルトノキ(原種) E. sylvestris
変種 : ホルトノキ var. ellipticus
学名
Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus
和名
ホルトノキ

ホルトノキ(学名:Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus)は、ホルトノキ科植物の一種。別名モガシ

特徴[編集]

常緑高木であるが、古いは落ちる前に紅葉し、常に一部の葉が紅葉しているのが見られる。葉は倒卵形でやや鋸歯があり、ヤマモモに似ているが厚みがある。花期は7 - 8月頃。初夏にが咲き、横に伸びた花茎に穂状に付く、個々の花は釣り鐘状で白い。

分布[編集]

本州西側、淡路島四国九州沖縄台湾インドシナなどに分布する。本州以西の西南日本で照葉樹林高木層構成樹として重要で、各地の社寺林の中で巨木が見られる。日本では街路樹公園などでよく利用される。

名前の由来[編集]

  • 「ホルト」とはポルトガルのことを意味するという説(実際はポルトガル原産ではない)。平賀源内による命名とされている[1]
  • 江戸時代に薬用に使われていたホルト油(オリーブ油のこと、ポルトガル油ともいう)の採れる木と誤解されたためという説。

どちらにせよ誤解から名付けられたと考えられている。

  • 各地域でさまざまな呼び方がされており、モガセ、モガシ(鹿児島)、タラシ(沖縄)、マガゼ(福岡県)、チンギ(奄美大島)などがある[1]

利用[編集]

樹皮と枝葉の煎汁を織物の黒色の染料として用いる。第一次世界大戦中にドイツからの化学染料の輸入が止まったことで黒色の染色に窮した秩父の織物業者らが、奄美大島大島紬シャリンバイタンニンと泥に含まれる鉄分とを反応させて黒色に染めていたことを参考として同じくタンニンを多く含むホルトノキの使用を考案し、「大黒エキス」の名で売り出した[2][出典無効]

都道府県・市区町村等の木/花[編集]

市の木/花[編集]

かつて指定していた自治体(消滅)[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ホルトノキ 生原喜久雄、東芝『ゑれきてる』2014.10
  2. ^ NHK「ファミリーヒストリー 設楽統」2015年9月18日放送
  3. ^ 市章・市の花・市の木 徳島市
  4. ^ 大分市の木 大分市
  5. ^ 市民の花・花木・木 浦添市

関連項目[編集]