ホライゾン ゼロ・ドーン

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Horizon Zero Dawn
ホライゾン ゼロ ドーン
ジャンル オープンワールドアクションRPG
対応機種 PlayStation 4(Pro対応)
開発元 ゲリラゲームズ
発売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
人数 1人
メディア BD-ROM
ダウンロード販売
発売日 アメリカ合衆国の旗2017年2月28日
日本の旗2017年3月2日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
コンテンツ
アイコン
暴力[1]
エンジン DECIMA
売上本数 世界 340万本[2]
その他 初回限定版、デジタル初回限定版あり
テンプレートを表示

Horizon Zero Dawn』(ホライゾン ゼロ ドーン)は、ゲリラゲームズが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2017年3月2日に発売されたPlayStation 4用ゲームソフト。

概要[編集]

人類文明が崩壊してから1000年後の世界を舞台にしたオープンワールド型のアクションRPG。開発はゲリラゲームズが担当し、完成までには6年を要している。

PlayStation 4 Proにも対応しており、4K画質でプレイ可能。

世界は動物型の機械生命体が闊歩しており、人類は弓矢で狩猟をする時代に逆戻りしてしまった。主人公は女性のハンター・アーロイとなって、機械獣を狩りながら、自身の出生の秘密や、この世界の真実に迫る。アーロイは機械獣をオーバーライド(ハッキング)することで、機械獣に乗って移動したり、一緒に戦わせたりすることができる[3]

通常版の他に初回限定版が発売される。限定版にはアートブック、PS4用のオリジナルテーマとゲーム内で使用できるアイテム3種類が同梱される。PlayStation Storeでのダウンロード販売も行われ、こちらでの限定版は「デジタル初回限定版」となる。

日本ゲーム大賞のフューチャー部門受賞[4]。世界累計での売り上げ本数は260万本に達し、ゲリラゲームズのゲームとしては最も売れたゲームとなった。

システム[編集]

狩り(戦闘)[編集]

概要
本作の戦闘における最大の特徴は、主人公であるアーロイが弱いこと。人間としては確かに能力は高いのだが、傑出しているわけではなく最弱の機械獣であるウォッチャーと近接戦闘における攻撃力・耐久力は大して変わらない(難易度ノーマル時)。とりわけ防御については服による各種ダメージを軽減くらいしかなく、レベルアップしても多少のHP上昇とスキルポイントが獲得できるが、直接的な能力の上昇は一切ない。そのため、基本的にいくらレベルアップしようとそれだけでは楽にはならず、ウォッチャー相手ですら2,3体に囲まれてしまうとピンチになりかねない。さらに、アーロイはほとんど一人であるのに対し、敵は群れで行動することが多いため、数の利ですら劣っている有様となっている。
これらの不利を覆すために用いられるのが、様々な効果を持つ武器や罠、そしてステルスアクションである。草むらに姿を隠し、遠間から武装や耐久力を削り、罠で姿を見せずに被害を与え、同士討ちを引き起こし、なるべく相手に気付かれないように一体ずつ葬っていく、というまさしく「強大な敵を前にした人間による狩り」を試みていくことになる。限りなく卑怯な戦い方こそが本作における正攻法といえる。なお、難易度が上昇すると各属性の与ダメージやステルス性能が下がり、こちらの被ダメージや店でのアイテム購入金額が増大するため、よりこういったテクニックが重要となる。
撃破されたキャラは、ローディングを経るまでフィールド上にずっと放置される。ちなみに本作の地面に固定されていない一部のオブジェクトは重量設定がされていないらしく、撃破後の人間を含むキャラのパーツは(実際に離れていなくても)本体から切り離された扱いになるとこのオブジェクトと同一扱いとなって不自然な動作になってしまう時がある。
ステルスアクション
ほぼ全ての戦闘における要。前述の通り、アーロイは防御面が脆いので、いかにして気づかれないかが重要である。その一端として、しゃがみ行動と草むらによる隠匿によって自分の居場所を隠し、気づかれずに狙撃・接近する必要がある。
視界に捉えられたり音を聞かれたりはもちろん、破壊・殺害した瞬間を他の敵に視認されても気づかれてしまう。そのため、周辺を巡回する敵の動きを見極めて攻撃する必要がある。
敵が固まっている状態や巡回ルートが目立つ場合など、あえて侵入者の気配を晒しておびき寄せるのも手である。序盤は小石を投げて音を立てるなどの手があるが、スキルを習得することで正面の視界内にいる敵一体だけをおびき寄せることも可能。
後述するスキルについても、発見されにくくなる・発見されてない状態で機能するスキルが多い。
□ボタンを押すたびにしゃがみと立ちが切り替わるようになっている。しゃがみ状態では移動速度が落ちてダッシュもできなくなるものの、歩行音が抑えられ背の高い草むらでは姿も隠すことができる。姿を隠して気づかれていない状態であれば、レーダーによるスキャンや巻き添えを受けない限りは発見されない。ただし、隠れていても接触されれば気づかれる上、レーダー持ちの機械獣にスキャンされると気づかれてしまう場合がある。また、草むらに隠れる所を見られてしまうと気づかれないまでも射撃などで牽制されてしまうことも。
視界に入るなどして不審に思われると敵の頭上に白いマークが、姿を捕らえられると警戒を表す黄色のマークが、完全に発見されると赤いマークが表示される。発見されてしまうとそれぞれに設定された対敵行動を取るようになる。発見されても距離を取って姿を隠せば、いずれ諦めて平常時の行動に戻るようになっている。
ダメージを与えた場合も、たとえ見つかっていなくても警戒レベルが上昇し、特に本体や弱点部位などダメージが大きい部位への攻撃程警戒されやすい。逆に、装甲部分は一撃程度では黄色マーカーにも到達しない場合もある。
イベント戦闘などはいきなり発見状態になってしまうことが多い。
サイレントストライク
正面にいる、自分に気付いていないキャラに対して大ダメージを与えるスキル。特殊攻撃の一つで、人間・小型機械獣程度なら一撃で撃破できる。精鋭や重装備の人間相手では上位のスキルが必要な他、中型以上は大ダメージ止まりとなる。
名前の通り無音で攻撃を仕掛けるため、ステルスが重要な本作では非常に強力。視認されなければすぐ前方を歩く別の敵にすら気づかれないが、代償として攻撃モーションが長い上に草むらの中でも完全にステルスにはならないのでしっかりと周囲を確認する必要となる。
亜種として下にいる敵やとっかかりの上にいるキャラに対して行うスキルもある。
攻撃
アーロイは固定の近接武器である槍と、最大4つまで装備しておくことができる射撃武器、罠や回復役といったアイテムで戦う。
槍はR1で素早く行われて装甲にダメージを与えられる弱攻撃、R2で出が遅いが小型の敵をダウンさせることができる強攻撃の2つがある。また、後述するスキルを獲得していると、特定条件下でR1を押すことで前述のサイレントストライクのような特殊攻撃を行うことができる。
射撃武器はL1を押しながら左スティックで武器及び弾の種類を選択できる。L2で構えて、R2を押し続けることで弦などを引いて射撃体勢となり、R2を離すことで射出する。R2を押す長さによって命中精度や飛距離などが変化する。
また、構えている最中にR3を押すと精神集中状態に入り、少しの間若干のズーム&時間がゆっくりの状態で狙いをつけることができる。
DLCにて、ヴァージャという女性が作った「ストームブリンガー」「フォージファイア」及び「霜の槍」という特殊な武器を入手することができる。それぞれヴァージャのクエストで、スロット追加に加えて威力強化・機能追加などが施される。
  • 弓:基本装備。連射性が比較的高い狩人の弓に加え、動作に時間がかかるが構えるだけで集中状態と同じような効果が得られる上に破壊能力に長けた長弓、与ダメージは低いが特殊能力を持つ戦弓の3つがある。また、スキルによって、2,3本の矢を同時に撃ち出せる(この場合、個別に命中判定が発生する)。
  • スリング:いわゆるパチンコで、爆弾を投擲する。属性ダメージを与えられるスリングと物理ダメージを主とするブラストスリングがある。いずれも強力であるが、爆発音によって周囲に存在がばれてしまう危険性がある上に射程が短めである。逆に爆音で注意を引くことも可能。
  • キャスター:ロープやワイヤーを括り付けたアンカーを射出する。地面や壁にワイヤーアンカーを撃ち込んでトラップを張るトラップキャスターと機械獣に直接アンカーを撃ち込んで動きを止めるロープキャスターがある。
  • ラトラー:大量のボルト弾を射出する近接用武器。単体の威力は低いが、手数が多いのでヘッドショットや状態異常付与がやりやすい。音が大きいので、基本的に発見された後の武器である。
  • 破砕砲:空気圧で衝撃波を射出する武器。攻撃力はなく射程もさほど長くないが、そこそこ広い範囲のパーツを引き剥がせる。同じく破砕目的の武器と比べると、矢弾のコストが安い。この武器も音が大きい上、改造は一切不可。非売品で1種しか存在しない。
  • 重火器:敵が装備している武器で、破砕などで切り離すことで使用することができる。非常に強力で、中型機械獣程度なら瞬時に大破させることができるが、重く移動に制限が出る上に弾薬補給ができない使い捨て(一部例外あり)。
  • 罠:設置式の罠。丸見えであるが基本的に気づかれない。マヒ状態にする・接近に反応して爆発する・攻撃されると爆発する、の3種がある。トラップキャスターのワイヤーも含め、スキルの習得で未使用で終わった罠を回収できる。
  • ヴァージャの武器:DLCで入手できる3種の武器。穢れ以外の属性ダメージを発生させる武器で、スリングと矢の中間といえる。実はどれも未完成であり、ヴァージャの手で改良することで完成する。
防具(衣服)は特定の攻撃に対する耐性を向上させたりステルス性能を高めたりできる。メニュー画面でノータイムで変更できるため、敵や喰らいそうな攻撃に合わせて切り替えるという手も可能。イベントシーンでは基本的に装備中の衣服でシーンが進む。
武器と衣服には改造パーツをセットすることで性能を強化することができる。セットできる数は武器のランクが高いものほど多い(最大4つ)。パーツは一度つけると外せないが、スキルの習得によって付け替えが可能となる。
所有上限の範囲であれば同じ武器を複数持つこともできる。それぞれに異なる改造パーツをつけることで状況に応じて使い分けられるようにしたり、複数本の矢をセットしたままキープして最大12本の矢を立て続けに叩き込むという荒業も可能。
亜種として、フィールド上に固定設置されている丸太の罠を利用することができる。一見すると想像もつかないが、直撃すればアーロイや小型機械獣はおろか中型のソウトゥースすら一回で撃破に持って行けるほどの威力を持つ。
アイテム
上記の罠や各種薬などは、十字キーで選択し、下を押すことで使用できる。また、実行型スキルも使用できる。
十字キーの上では、回復薬とはまた異なる薬草の使用ができる。薬草は何種類かあり、フィールド上のそこかしこに生えており、動物の肉を素材とする回復薬に比べると手軽に使用できる半面、回復にやや時間がかかる。また、回復薬が定量回復であるのに対し、薬草は割合で回復する。
矢弾(やだま)
矢や爆弾といった、各射撃武器の弾。各武器は上位バージョンになるほど使用できる矢弾の種類が増える。
有限であり、素材を消費して作成する必要がある。矢弾は様々な種類があり、それぞれ必要な素材が異なっている。上限は動物素材を消費して何段階か増加させることができる(素材・武器・防具の容量も同様)。
メニュー画面で行うか武器選択状態で×ボタンを長押しすることで作成することができる。後者は急を要する事態ではやりづらいが、連続して作成できるので余裕があるならこちらの方が楽。
部位
機械獣は基本的に本体・装甲・弱点部位の3つが存在しており、そのいずれに攻撃を与えるかによってダメージが違う。
特に、弱点部位はうまく当てることで大ダメージを与えることができたり、破砕・属性ダメージによって周囲を巻き込む爆発を発生させたりが可能。
弱点部位へのダメージは通常の物理ダメージの他に破砕属性ダメージによってその部位を破壊・切断して機能停止させることが可能。また、一部のパーツは重火器としては使用することができる。
破砕ダメージによって切断した部位や破壊せずに終わらせた部位は、その機械獣の破壊後に素材として回収することができる(切断したパーツは破壊した辺りに転がっている)。
破砕ダメージは装甲を剥ぎ取る役割もあり、装甲を剥ぐことでその下にある本体にダメージを与えやすくなる他、隠された弱点への攻撃が可能となる。また、大型機械獣は装甲がある部分にはロープキャスターのアンカーが刺さらない。
人間の敵も部位が存在しており、とりわけヘッドショットに成功すると大ダメージを与えて倒すことができる。
属性ダメージ
上記の破砕以外にも、火炎・氷結・電撃・穢れの4つの属性が存在しており、穢れ以外は機械獣及び部位ごとに弱点が決まっている。
属性ダメージが蓄積すると状態異常が発生するようになっている。炎上では継続ダメージ、氷結ではダメージの倍加、電撃ではマヒ状態になる。穢れは人間の場合は継続ダメージ、機械獣の場合は敵味方見境なく襲いかかる混乱状態となる。なお、属性ダメージは蓄積段階であれば重複するが、発生する状態異常は重複せず後から別の状態異常が発生すると上書きされる。属性ダメージは与えてから時間が経つと一気に減少してしまうため、立て続けに当てる必要がある。
属性ダメージは爆弾や罠によるものと矢によるものがあり、矢の場合はキャニスターや動力源を対応する属性の矢で射抜ければ、数秒後に暴発させて大ダメージとともに該当状態異常を確実に引き起こせる(耐性の有無は関係なし)。また、この暴発は範囲ダメージであり、攻撃対象ほどではないが同じように周辺の機械獣にもダメージを与えることができる。
特殊なケースとして、気絶状態がある。ダメージを与えているとランダムで発生する他、ロープキャスターのランクと機械獣の種類に応じたロープを撃ち込むことで発生させることができる。また、与ダメージによって継続時間は短くなる。他の状態異常と重複しないが、炎上はそのダメージで継続時間が減少してしまうため相性が悪い。
スキル
レベルアップやクエストの達成によって獲得できるポイントを使い、アーロイの活動を楽にするスキルを習得できる。あくまで各行動の補助効果がメインとなっており、ステータスを強化するものはない。
スキルは狩人・義勇・知識という3つの系統があり、それぞれ12個存在する。スキルはツリー状になっており、一つ手前の枝にあるスキルを習得しないと次のスキルが習得できない。
DLCによる追加シナリオを導入すると、系統「流浪」が追加される。ちなみに、数は8個とやや少ない。
  • 狩人:発見されにくくしたりステルス状態で奇襲したりなど、敵を撃破しやすくする能力を習得する。
  • 義勇:矢を複数本射出したり槍による効果を強化したりなど、直接的に攻撃の性能を強化する能力を習得する。
  • 知識:素材の取得量を増やしたりオーバーライドを補助したりといった、戦闘以外の能力を習得する。
  • 流浪:アイテムの即時換金・オーバーライド体の修理・アイテム所有上限の拡張といった長旅に適した能力を習得する。また、歩行時限定アクションを騎乗時でも実行可能にするスキルもある。
オーバーライド
コアにアクセスして機械のコントロールを奪うシステム。序盤のイベントをクリアすると解禁される。
完全に臨戦態勢に入ってないか麻痺・気絶状態の機械に対して接近することで実行することができ、有効であれば△ボタンの長押しを指示するメッセージが表示される。実行後は、一定の充電時間を経ないと再使用できない。
オーバーライドしきるには無視できない時間が必要となるため、他の機械獣に気付かれた状態では困難。なるべく気づかれないように周囲から見られる心配がない状態で実行する必要がある。
機械獣の種類によって「戦闘」と「騎乗」が存在している。どちらであっても、敵の機械獣はオーバーライドされた個体も攻撃するようになる。
ちなみに、オーバーライドされると性能が上がるらしく、同一個体同士の1対3という状況でも返り討ちにできたりする。
オーバーライド済みの個体は戦闘状態でも瞳が青いままなことに加え、フォーカスで見ることで「友好的な機械」と表示される。ただし、一定以上攻撃してしまうとグラフィックそのままで乗っ取りが解除されてしまうため、注意が必要。
友好的な個体になったとしてもその機械獣は実質は敵であることは変わらないため、クエストなどで撃破を求められている機体をオーバーライドしても撃破扱いとはならない。
  • 戦闘:もっぱら背中に乗れそうにない装備・サイズの機械獣が対象。時間制限ありで、周囲の機械獣に対して攻撃を仕掛けるようになる。時間制限はスキルで延長・無期限化が可能。
  • 騎乗:△ボタンで背中に乗れ、素早く移動できる。当然ながらステルスアクション不可。騎乗状態ではその機械獣による攻撃が行われる他、走行中なら体当たりも可能。セーブ&ロードでもオーバーライド状態は継続し、時間制限もない。
野生動物
フィールドには機械獣の他に野生動物がうろついており、これらも狩ることができる。動物はアーロイに気づくと一目散に逃げるため、なるべく気づかれないように攻撃しなければならない(特にガチョウは飛んで逃げるため、気づかれてしまうと攻撃が困難)。
動物からは各種アイテムの所持数上限の拡張素材や回復アイテム・ワープアイテムの素材などが入手できる。
DLCでは、こちらも種類が追加された。
NPC
フィールドにはアーロイだけでなく、他の狩人や一般人がうろついていることがある。
機械獣にとってはこれらも攻撃対象となっており、手を貸すことができる(盗賊は除く)。無視しても何の問題もない
たまに盗賊などの敵もうろついていることがあるが、こちらは別に倒してしまっても問題はなく、襲われていても助けたところで改めて戦闘になるだけである。
NPCにもHPが設定されており、何度も攻撃されてしまうと死亡してしまう。機械獣を殲滅すると生存者からお礼を受け取れる。死体を漁って資源を得ることも可能。

探索[編集]

移動
本作では多少の出っ張りがあれば足場にすることができ、一見登れそうにない崖でも登っていけることが多く、かなり広範囲を自由に移動できる。
一見足場すらない場所であっても、とっかかりが設けられている場合があり、掴んで移動することができるようになっている。移動には、正しい場所に向けて左スティックを傾けたり×ボタンを押したりする必要がある場合がある。
とっかかりはフォーカスに反応しないため目で見つけるしかないが、基本的に周囲と違う色になっているため注視すれば発見することができる。場所によっては滑落死覚悟でジャンプしないといけないような配置になっている場合も。
こういったとっかかりがある場合、その頂上付近にはロープが括り付けられた木が生えていることが多い。この枝に近寄って△ボタンを押すことでその場所から安全に降下することができる。逆に、高所にこういう枝が見える場合は周辺にとっかかりがあるということである。
移動方法は通常の走行に加え、しゃがみとダッシュがある。奪取中に□ボタンを押すとスライディングをし、そのまましゃがみ体勢になる。基本的に、移動速度と移動時の音の大きさは比例の関係。
時間や天気の概念も存在しており、活動したりファーストトラベルをしたりすると都度変化していく。
フォーカス
アーロイの右側頭部に装着された髪飾りのような小型端末。射撃武器を構えてない状態でR3を押すことでフォーカスによるスキャンモードに移行する。
スキャンモードでは移動速度が大幅に低下してしまうが、一定範囲内にいる機械獣や野生動物の場所を遮蔽物を無視して把握したりそこにいた人物が残した痕跡を追跡したりが可能。
とりわけ機械獣を中心に捉えると、初遭遇の相手であればそのデータが記録され、攻撃可能な部位が黄色く表示されるようになる(スキャンモードを解除しても一定時間継続する)。
マップ
マップ上にはセーブポイントであるたき火や商人、集落・機械炉のような特殊エリア、各機械獣の群生地といったアイコンが表示されている。
クエスト画面で選択した任意のクエストへのルートも表示してくれるようになっている(まっすぐ突き進む最短ルートではなく道をたどる形式)。また、任意の場所にマーカーをセットすることができる。
ファストトラベルパックがあれば、発見済みのたき火を選択してワープすることができる。
大体のマップ情報は後述するトールネックへのオーバーライドで入手できるが、全てのポイントが把握できるわけではなく、近づいて初めて発見できるポイントもある。
マップのアイコンは画面上部には、正面のある程度の角度・距離内にあるマップアイコンが表示される。そのうち、真正面にあるものはどういうアイコンであるかの簡易メッセージも表示される。
セーブ
セーブには手動・オート・クイックの3つの種類が存在する。
オートセーブは後述するクエストの発生・進展・終了時やファストトラベル後などに実行される。このデータ枠はクイックセーブと兼用であり、ある程度遡ってデータをキープしておける。
クエスト
様々な行動目標。発生してしまえば複数を同時に進めることが可能。ストーリーに関わるメインクエストの他、人に頼まれて遂行するクエストや穢れを浄化するクエスト、山賊の討伐を行うクエストなどがある。依頼者には「!」マークが表示される。
依頼系クエストには比較的ストーリーに関与するサイドクエストとおまけに近いサブクエストの2つがある。
クエスト画面で一つを選択することができ、そのクエストは次の目標地点がどこでどういう道のりで行けば到達できるのかが表示される。
各クエストを完遂することで、アイテム・経験値・スキルポイントを獲得することができる。なお、達成期限はない。
クエストの途中で選択肢が発生する場合があり、その内容次第では結末に差が出る時もある。
新しい武器を入手すると「その武器で一定回数決まったアクションを行う」というクエストの体裁でチュートリアルが発生するが、これだけは選択状態にしておかないとカウントされない。
特定の場所を発見・接近するとクエストとして登録されるものがある。主に以下のようなものがある。なお、それぞれ初クリア及び完遂することでトロフィーが獲得できる。
狩場
弓矢のマークで表示される施設(?)。各狩場に3つの試練が存在している。
番人の提示する条件を、いかに早く達成するかによって評価が異なる。朝の太陽・昼の太陽・灼熱の太陽のランクがあり、最上位である灼熱の太陽を3つ全てで獲得することで完遂となる。
行う試練を選択後、機械獣がいる場所に向かってロープを降ることで開始となる。条件さえ満たせれば、その過程で使用される武器の種類は問わない。
なお、ターゲットとなる機械獣は試練用に用意されたとかではなく普通に野良なので、条件を達成しても残る機械獣に襲撃される場合もある。
盗賊の野営地
どくろマークで表示される施設。人間タイプの敵である「盗賊」が占拠している拠点。
壁や見張り台、警報といった侵入者を阻む仕掛けに加え、内部には10人以上の盗賊がうろついているため、正面から挑むと間違いなく殺される危険エリア。
警報を破壊してない状態で盗賊に発見されるとアーロイの襲来を知らされてしまい、全ての盗賊が臨戦態勢となってステルスでの戦闘が困難になる。警報を破壊してしまえば、少なくとも野営地全体に知らされることはない。
盗賊を殲滅すると拠点として開放され、商人やたき火などが使用可能となる。
なお、盗賊は野営地だけでなく、フィールドをランダムでうろついている場合がある。また、盗賊以外の敵に占拠された施設もあるが、こちらは殲滅しても開放されない。
これらの敵に制圧された施設において、敵からしてみれば謎の存在に仲間を次々と殺されていくというホラー作品並みの惨劇が起こっていることになるが、撃破に応じて警戒しやすくなるということはない。
穢れ地帯
禍ツ機という凶暴化した個体に占拠されたエリア。×が描かれた□のマーク。
そのエリアにいる全ての機械獣を撃破することで浄化され、そこには禍ツ機は出現しなくなる。
禍ツ機がいたとしてもそこが穢れ地帯という訳ではなく、そういう場合は浄化することはできない。ただし、基本的に別クエスト絡みの敵であるため、それを撃破することで出現しなくなる。
機械炉
主に「Λ」の形をしたマークで表示される施設。場所によって正確なマークは異なる。機械獣の生産拠点で、内部にはウォッチャーなどの機械獣がうろついており、基本的に殲滅していくことになる。
多くの機械炉は入り口が封鎖状態になっており、いかにして侵入するかが最初の課題となる。
侵入するとクリアするまで脱出不可能となるが、進行状況が細分化されているため、要所要所でオートセーブされる。
内部には回復アイテムになるキノコや攻撃することで発生する蒸気で身を隠せる排気ダクト、アイテムボックスなどがあり、ある程度地上と同じように活動できる。
最奥部で今まさに生産されている中型・大型機械獣をボスとして登場する。周囲は隠れる場所がほとんどなく、本作のシステム上非常に危険な戦いとなるが、事前に罠を張り巡らせることができる。
ボスを倒すとコアをオーバーライドでき、対応した機械獣をオーバーライドできるようになる。クリア後は自動で入り口まで移動する。
一か所だけ、機械獣ではなく人間に占拠された場所があり、やや攻略の方向性が異なっている。
トールネック
キリンの形のマークで表示される機械獣。ある程度の範囲をずっと周回している。
非常に巨大な機械獣で、周辺を闊歩して各種マップ情報を収集しており、これにオーバーライドすることで周辺の情報を入手することができる。
コアは頭頂部にあるためそのままではアクセスすることが不可能であり、まずトールネックの活動範囲内で背中周りの足場に乗れそうな場所を見つけ出す必要がある。
うまく背中の辺りに飛び乗れたら、スキャンによって足場にできそうなパーツを見つけて飛び移っていく。個体によって足場となるパーツの配置が異なっており、フォーカスで飛び移るべき場所を探す必要がある。
オーバーライド後にはロープで降下することができるが、この際に衝撃波が放たれて周囲の敵に大ダメージを与える。
他のトールネックと連絡を取っているのか、その大まかな場所の情報を知ることができる。
収集アイテム
フィールド上に配置された貴重品。ヴァンテージ・鉄の花・古の器・バヌークの像の4種類がある。
ヴァンテージ以外はいくつかの数で一括りになっており、カージャ族の首都「メリディアン」にて、アイテムと交換できる。いずれも3セット存在している。ヴァンテージは付近に大量の物資が入った箱があり、これがご褒美といえる。
ストーリーを進めると商人から地図を買うことができ、それによって大凡の位置を知ることができる。ただし、あまりフォーカスでは探知できないため、あとは自力で見つけ出す必要がある。かなり高所に隠されている場合があり、とっかかりを探し出して登らないといけない。
なお、ヴァンテージは作中で過去に開発された記録装置の一つ、鉄の花は自然発生する鉄でできた花、古の器は旧文明で使われていたコップ類、バヌークの像は木製の獣を模した像である。
DLCにて、顔料・動物の像・碧の宝石の3種が追加された。上記のアイテムと違い、交換の仕方がそれぞれ異なっている。
データポイント
旧文明からの情報遺物や書類などをフォーカスでスキャンすることでその内容を取得することができる。データポイントとしてスキャンできるものは、その辺りに六角形のホログラフが表示されている
データポイントは世界観の把握などに重要であるが、多くの場合は必須ではない。
発見するとオートセーブされ、メニューの項目に登録される。発見時に音声などを再生するタイプは、一部だけ再生している場合があり、全文はメニューからテキストとして確認できる。
マップには表示されないが、画面上部には立方体のマークとして表示されるようになっている(表示されないものもある)。
フォトモード
OPTIONボタンで選択できる項目の一つで、静止した状態でカメラの位置や角度、焦点などまさにカメラのような様々な調整を施すことができる。
SHAREボタンによるスクリーンショットを取ることに特化したモードであり、アップデートによりこのモード中にアーロイにポーズをとらせたりもできるようになった。逆に、アーロイを消すことも可能。

登場人物[編集]

アーロイ (Aloy)
声 - 高垣彩陽[5]
本作の主人公。弓矢や槍を武器として使い、機械の獣を狩る女性ハンター。ぶっきらぼうな物言いが目立つが、基本的には優しい性格で歩み寄るものを拒絶するような真似はしない。一方で、話し相手がロストしかいなかったこともあり、時折コミュニケーションに問題がある面も見せる(空気が読めない・鈍いという訳ではない)。
身体能力が高く、ロープの上を素早く動けたり、着衣&各種装備を持ったままいくらでも泳げたりできる。
「ノラ」という部族の人間であるが、生まれながらに異端者として部族の人間と話すことすら禁じられており、同じく異端者であった壮年の男性「ロスト」に育てられた。ただし、長老の一人「ティルサ」を始めとして部族内でも彼女を一方的に異端者として扱うのを内心良しとしていないものもいる。
幼少時に自分の出自に疑問を持ち、その疑問の答えを得るために最高成績を出せば望みのものが与えられるというノラ族の試練に挑むことを目指す。同時期に迷い込んだ鉄の遺跡で発見した小型端末「フォーカス」を身に着けている。
生まれつき異端者として部族の人間から離れて生きたため、ノラ族が尊ぶ掟に関して無頓着(ノラ族は基本的に異端者でも可能な限り掟には従う)。とりわけノラ族が忌避する古代技術が眠る「鉄の遺跡」はむしろ遊び場のように育っており、ある程度であれば技術的な用語も理解することができる。
試練を最高成績で突破するも直後に謎の集団を受け、数多くの犠牲が発生する中で何とか生き残る。この生還を経て、ティルサから自分の出自を知らされ、その謎と襲撃してきた集団の正体を探るために聖域の外での活動が許された「天命の使者」となる(異端者と違い、聖域の出入りが許されている)。
任命後に襲来してきた機械獣「コラプター」が装備していた他の機会を操る装置を回収しており、これを槍に括り付けることによって「オーバーライド」が可能となっている。
彼女が異端者である理由は明言されないが、おそらくは禁足地である「大いなる母」の内部に一人放置されていたという出生故と思われる。
ロスト (Rost)
声 - 立木文彦
ノラ族の異端者にして、アーロイの育ての親。彼を知る者からはなぜ異端者なのかと不思議がられるが、その理由を話すことはない。
出自に悩む幼き日のアーロイに試練を突破すれば部族の一員として迎えられることを教え、その後10年に及ぶ厳しい修行を通して、自然の中で生きる術をアーロイに伝える。
本心からアーロイを思っており、彼女が試練を突破したあと、異端者である自分との交流が仇になることを見越して身を隠そうと考えていた。
試練の直後にノラ族を襲撃した集団の首領・ヘリスからアーロイを救出、奮戦するが敗北。身を挺してアーロイを仕掛けられた爆薬から守り、遺体は粉々となってしまう。その後自宅近くに建てられた墓には、随時訪問することができる。
ティルサ/ランスラ/ジェザ
ノラ族の3人の大長老。
ティルサは心情を配慮して時には掟に従わないこともよしとする柔軟な気質。生まれながらの異端者であるアーロイに名付ける許可を与えたり大長老しか入れない山の中に案内したりなどもした。
ランスラは逆に掟に固執して非常に頭が固い。加えてアーロイのことは鉄の悪魔を父としているなど、悪魔の使いのような扱いをしている。
ジェザは発言が他二人に比べてかなり少ないため、細かいスタンスは不明。少なくともランスラほどアーロイを危険視はしていない様子。
ヘリス
試練後に襲撃してきたカルト集団「エクリプス」の、トップに位置するシャドウ・カージャの戦士。狂王ジランに仕えていた頃から「サンの死神」と呼ばれており、彼の殺害を免れたものはいなかった。
部下を殲滅したアーロイを打ち倒し、形式ばった殺害を試みようとした隙にロストの妨害を受けるも、腹を刺して気絶したアーロイもろとも爆弾で抹殺しようとした。
必殺を誇る自身の殺害能力を神の加護によるものと感じていたが、アーロイの殺害に失敗したことでそのことに疑念を持つようになる。
後に、アーロイを捕縛することに成功し、かつての失敗やアーロイによる兵の死は、神の試練だったと確信する。しかし、結局はまたしても儀式的な手段にこだわったせいで取り逃がしてしまう。
オーリン
試練の前日にアーロイと出会った、フォーカスをつけたオセラムの男性。いわゆるトレジャーハンター。彼のフォーカスは別のネットワークに接続されており、何かしらのプロテクトが施されている。
アーロイとの会話中に突如フォーカスに異常を発生していたが、後にそれが何者かがアーロイの存在を認識したことによるものだと判明。このことからエクリプスを手引きした裏切り者だと判断され、当面は彼の追跡が目標となる。
妻子持ちであり、エクリプスに協力したのも人質に取られてしまっていたためであった。
エレンド
オーリンとともに、カージャからの特使の護衛としてやってきていたオセラムの男性。精鋭部隊「ヴァンガード」のメンバーで、隊長であるエルサの弟。
アーロイがカージャの首都メリディアンを訪れた際はエルサが死体で発見されたことで隊長となるも、飲んだくれていた。門番に通行止めを食らっていたアーロイに通行許可を与え、裏切り者の疑いがあるオーリンの家まで案内する。
アーロイが追跡を得意としているといううわさを聞いていたため、オーリンの家を調べた後にエルサ殺害の実行犯であるシャドウ・カージャを見つけ出してほしいと頼む。しかし、調査を進めると、事件の影に潜んでいたのはオセラムの族長にして大罪人デルヴァールであった。
ソナ
ノラの義勇団長。勇猛な女性で、子供が二人登場する。厳格な性格らしく、息子が自分の命令に反して合流してきた際は叱責するも、最終的に合流を許している辺り厳しいだけではない様子。
娘のヴァーラはアーロイが試練を受ける際に宿舎で話しかけてくれた女性で、アーロイも彼女なら友達に慣れそうと語っている。しかし、襲撃者の猛攻の中で命を落とした。
息子のヴァールはヴァーラの兄で、義勇兵。襲撃者の追撃をしていたが、後に母親の命令で門を守っていた。アーロイにそれから戻ってこない母親の捜索を依頼し、後に合流する。
序盤の目的の一つが彼女の捜索となっている。発見後は、襲撃者の拠点を逆に襲撃して殲滅するという流れになる。
アヴァード
カージャ族のトップである「サン王」の地位にいる男性。アーロイの噂を知り、メリディアンを訪れた彼女に行方不明となったエルサの捜索を依頼する。
父親であった先王ジランの虐殺に耐えかね、オセラム族の義賊であったエルサたちに協力を取り付けてこれを打ち倒すことに成功。
父の過剰なカージャ至上主義と懇意としたエルサに影響されたのか、即位後は純血のカージャ族にのみ認められていた権利を排除した。
ジラン
アヴァードの父親にして先代のサン王。故人。
当初は(カージャ偏重ではあるが)まともな国政を営んでいたが、年々凶暴化する機械獣に心をやられたのか、突如太陽神を自称して、ノラやオセラムの生贄を求めるようになる。
加えて、被害妄想にも取りつかれており、自身の言葉を批判したものは息子さえも処刑の対象とし、それを見せものにするという暴君であったことが語られる。ただし、亡くなったヘリスの家族を王家と同じ場所に葬ることを許したりなど、完全に全方位に敵意を向けていたわけではない様子。
デルヴァール
オセラム族の族長であるが、どういう経緯か今は当のオセラムから抹殺指令が出されるほど憎まれている。非常に狡猾で、部族から差し向けられた刺客たちから生き延びていた。
彼もまたジランを憎み、その殺害を企んでいたのだが、その計画はカージャの民すら虐殺対象に含まれていたため、エルサらに排斥された。ジランが倒れてなおカージャへの憎悪は衰えず、いまだに王とその民を虐殺しようと企んでいる。
旧文明にもある程度理解を持っており、音波によって人間の動きを封じる装置を作成したりなどをしている。また録音装置も修復しており、そこに残された音声から家族がいたらしいことが伺える。
エレンドの姉、エルサがシャドウ・カージャに殺されたかのように偽装し、実は上記の装置で動きを封じて幽閉し、拷問を加えていた。さらに、大量のブレイズを使ってメリディアンを大火に包み、その様をアヴァードに見せつけつつ殺害する計画を立てていた。
アーロイによってエルサ殺害の痕跡からその深層や計画を突き止められてしまい、知らぬうちにそれらを片っ端から妨害される。アヴァードを護衛もろとも動きを止めることまでは成功するが、そこでようやく妨害されていたことに気付き、同時にアーロイの襲撃を受けて敗北。オセラムとの交渉のために生きたまま捕縛された。
サイレンス
突如アーロイのフォーカスに通信を入れてきたバヌーク族の男性。
イクリプスの持つフォーカスを無効化したりなど、彼らに挑むアーロイをサポートするが姿を現さず真意も不明であるため、アーロイからは訝しがられている。彼自身、エクリプスに追われている。
知識欲旺盛でひたすら合理主義であり、感情など知識を得るために余計なものには徹底して考慮に入れない
実は、エクリプスとも関係があり、ヘリスや大祭司バハヴァスとも顔見知り。
DLCにおいて、バヌーク族の人間に彼のことを聞こうとすると非常に嫌な顔をされる。どうやら、一切彼に関する話をしてはいけないというレベルのことをやらかしたようである。後に、後述するオーリアからそのあらましを聞くことができる。
ハデス
オーリンの口から語られた、エクリプスを支配する存在。
アーロイの存在をオーリンのフォーカスを通して知った際、「システムが脅威を検知」と通知してヘリスらに殺害命令を出した。その声は、とてつもなく冷たく恐ろしいものだったという。
その正体はストーリー進行で判明するが、それだけではハデスに関する全ての謎は解けない。

登場人物(凍てついた大地)[編集]

オーリア
バヌークのシャーマンである女性。作中エリアの北西、かつてイエローストーンと呼ばれていた地域にある「狭間」と呼ばれる場所に住まう。
曰く、そこに現在の居を構えるウェラック(後述)の族長と雷鳴の頂という場所の調査に向かった際、問題を起こして以降行方不明となったらしい。
かつてジランが引き起こした動乱で捉えられ、バヌークとしての力を利用されていた過去がある。後に逃げ出し、放浪していた時に助けてくれた「魂」を強く慕っている。
アラターク
狭間にいるウェラックの族長。上述の「霜の槍」の持ち主。複数あるのか、アーロイに渡された後も所有している。
勇猛な戦士である一方、頭が固く排他的(概ねバヌークらしい性格といえる)。
「魂」
正式名称は「シアン」。オーリアの隠れ家にて、その声を聞くことができる。電子音声のようだが、機械的ではなく感情の存在を感じ取れる。
実はファイアブレイクというプロジェクトに関与する存在であるが、何らかの干渉によって自由を奪われている様子。オーリアが声を聞いたのは4年前が最後となっている。

機械獣[編集]

動物や昆虫、恐竜などの外観をしたマシーン。様々な種類があり、広大な大自然の中で本物の動物のように存在している[6]。その破片は「シャード」と呼ばれ、矢の素材として使われる他に資源として通貨のように扱われる。

ウォッチャー
大きなモノアイを頭部にもつ小型の機械獣。巡回タイプであり、他の機械獣の群れに混じって周囲を偵察している。アーロイを発見すると周囲に知らせて、自身は率先して襲いかかってくる。が弱点。眼から光弾を発射する強化個体もあり、「赤眼のウォッチャー」と呼称される。
最も弱い個体であるためか、破壊されて路上に転がっていることがよくある。
ストライダー
のような外見の機械獣。草食性で戦いを好まずアーロイを視認すると基本的に逃げる習性がある(襲いかかってくる場合もある)。オーバーライドすることで騎乗することができる。
腰のあたりに「ブレイズキャニスター」を搭載しているがそれを使用した攻撃はしてこない。
グレイザー
トナカイのような外見の機械獣。草食性ですぐに逃げる。何故か4つもキャニスターを搭載しているが、ストライダー同様それを使用した攻撃はしてこない。
スクラッパー
削岩機のような口部をもつ四足歩行型の機械獣。機械の残骸をハイエナのように漁っており、機械獣の残骸があると貪りにやってくる。肩部にレーダーを搭載し、隠れていても発見されてしまうことがある。
ブロードヘッド
バッファローのような外見の機械獣。オーバーライドすることで騎乗することができる。
ランスホーン
鹿のようなような外見の機械獣。草食性ですぐに逃げる。
ロングレッグ
ダチョウのような外見の機械獣。胸部のコンカッションサックから音波を発生させたり、翼から爆風を発生させて攻撃してくる。グレイザーなどにも言えるが、乗れそうな外見なのに騎乗オーバーライドはできない。
トランプラー
野牛のような外見の機械獣。岩を転がしたり突進で攻撃するほか、接近すると強力な爆炎を放出する。
中型機械獣にしては3,4体で行動していることが多く、正面から挑むと非常に不利。背中に動力部を複数搭載しているので、雷の矢で暴発させることで比較的安全に攻められる。しかしそれ以上に、腹部のユニットを破壊されると別の状態異常で上書きされるまで永続の炎上となる(破壊後は放置すれば勝手に死ぬ)という致命的弱点が存在している。
ソウトゥース
トラのような外見の機械獣。俊敏な動きで接近し、爪や牙で襲い掛かってくる。移動の際に特徴な音を発しているので、視界にいなくても分かりやすい。10年前から出現するようになったらしい。
数ある中型以上の機械獣の中でも弱点が腹部の装甲に隠されたブレイズキャニスターのみと大ダメージを与えづらい構成。しかし、近接攻撃しかできないため罠にかけやすく、各種状態異常に耐性がない。なので、正面から挑むと厄介だが、正面から挑まなければ逆に相手をしやすいという本作の戦いを象徴する敵
序盤のイベントで初めて遭遇する中型という中ボス的な位置づけとしてインパクトがある。
シェルウォーカー
ヤドカリのような外見の機械獣。貴重な資源コンテナを背負っており、「歩く宝箱」のような存在。事前に切り離しておかないと簡単に壊れてしまうので注意が必要。
発電装置を搭載し、右手で電撃フックや電撃弾を飛ばして攻撃しつつ、左手でエネルギーシールドを展開して身を守る。とりわけ右手から繰り出される連続攻撃は、瞬く間にアーロイの命を奪い去りかねない危険な攻撃。
なお、シェルウォーカーにとって大事なのはコンテナであり、一度落としたコンテナから中身が奪われていたとしても気にせず回収する。
ベロウバック
巨大なサックを背負った二足歩行型の機械獣。何をモチーフにしているかは判然としない。サックに可燃液を詰めた「炎のベロウバック」、冷却液を詰めた「氷のベロウバック」が存在する。いずれも口から火炎、あるいは冷気を放出して攻撃してくる。
サックを破壊すると大爆発して周囲一帯に中身をばら撒くことができる。元々は対応属性に耐性を持っているが、これによる状態異常は普通に受ける。
チャージャー
のような外見の機械獣。オーバーライドすることで騎乗することができる。
ストーカー
ヒョウのような外見の機械獣。肩部のステルスジェネレーターで姿を消し、周囲にばら撒いた地雷やセンサーに引っかかったところを襲撃してくる。その爪は、ウルトラハードにおいて耐性無しなら一撃で死に至るほどの威力を持つ。さらに、遠距離攻撃可能な武器まで搭載しており、切断してもラヴェジャーと違って重火器として使用することもできない。姿を消している間はフォーカスでも見つからないが、近くで見ると完全には姿を消せてないことが分かる。ちなみに、対ステルスセンサーでもあるのか機械獣からは普通に把握される。
電撃に弱いため、雷系の罠で動きを止めるのが効果的。また、センサーはランプが赤く点滅しているおり割と目立つ。これが見つかったということは近くにストーカーがいるということであり、あえて反応させておびき寄せることも可能。
グリントホーク
中型の鳥型の飛行機械獣。機械の残骸を見つけるとカラスのように漁りにかかる。あまり攻撃的ではない。突進や冷気をばら撒いて攻撃してくる。
空を飛んでいるために、各種罠やオーバーライドなどの接近を必要とする攻撃は当てづらく、さらには複数で襲いかかってくる難敵。ただし、火炎に耐性がないため、近づいてきたときに炎上させてしまえば比較的楽に落とせる。
コラプター
地中から発掘された古代の遺物。四足歩行し、背中には尻尾状のマニピュレータが装備されている。他の機械獣をオーバーライドし「禍ツ機」と呼ばれる暴走状態に変えることができる。ブリンという人物が言うには、このタイプは他の機械獣とは異なる存在である様子。
近距離では跳躍からのボディプレスやマニピュレータによる格闘戦をこなす。遠距離では頭部のランチャーからミサイルを飛ばす他、マニピュレータで岩を掘り起こして投げつけることもある。加えて、後述するように元々偵察機であるため、機動力が高く弱点破壊も楽ではない。ボディの耐熱性が低いため、火炎攻撃を与えると弱点のコアを露出する。なおコラプターをオーバーライドすることは不可能。
上位機であるが、サンダージョーほど規格外の耐久力は持たない(とはいえ、見つからずに破壊するのはまず無理)。また、偵察機らしくうろついていることが多いため、進行方向にトラップキャスターの「爆裂のワイヤー」を大量に張り巡らせておけば安全に破壊できる。
崩壊前の世界ではACA3「スカラベ」と呼称されていた。ファロ・オートソリューション社が開発した自律偵察機で、あらゆる地形での高速偵察と、周囲の生命体を燃料に加工する「緊急バイオマス転換システム」と敵ロボットを自らの制御下に取り込む機能による高い生存率がセールスポイントとされていた。
ラヴェジャー
トラのような外見の機械獣。ソウトゥースに似ているが、こちらは背部に電磁射出速射砲「ラヴェジャー砲」を搭載しており、遠距離でも高い火力を発揮する。ラヴェジャー砲は切断すると重火器として使用できる。
アーロイの目線では、重武装したソウトゥースらしい。
スナップモウ
クロコダイルのような外見の機械獣。水辺に棲息しており、水中では俊敏に動ける。近距離では大きな口で噛みついて、距離を離すと冷気弾を放出して攻撃してくる。
炎に弱いのだが、水中にいる状態だと炎の矢などで着火させづらい。
ロックブレイカー
モグラのような外見の機械獣。素早く地面に潜り、音に反応して地中から襲ってくる。遠距離では岩を吐き出して攻撃する。地面に潜っている間は探知は不可能だが、炎上状態であれば炎のエフェクトで位置が分かる。
手足を破壊すると地面に潜れなくなってしまうが、4つ全て破壊しなければならない上にどれだけ破壊しても突進攻撃は止められない。さらに、本作での切り札に近いロープキャスターも、行動を止めるまでに地面に潜られると強制解除されてしまう。
作中で交戦させる機会は全くないもののサンダージョーさえ対応できる要素がほとんどない地上最強の個体であるが、その特性ゆえに活動範囲が非常に限られる。
ベヒーモス
サイのような外見の機械獣。草食性だがアーロイを見つけると積極的に岩投げや電撃頭突きで攻撃する。電磁力で岩を浮かせて周囲に漂わせるという、器用な真似もできる。腹部にはシェルウォーカー同様に資源の入ったコンテナを持つ。
物資運搬でもしているのか、決まった群生地がほとんどなく、ロングレッグなどを伴ってフィールド上を移動し続ける(マップ画面で「群れ」と表示され、時間経過で移動する)。
サンダージョー
大型恐竜のような外見の巨大な機械獣。その巨体を生かしたタックルも強烈だが、頭部には機関砲とレーザー砲、背部には爆発性の円盤状砲弾を射出する「ディスクランチャー」が搭載されており、どの距離からも高い火力を発揮する。さらにレーダーも搭載しているため、隠れていても発見されることがある。また、中型の機械獣とは一線を画するほどの耐久力を有する。
ディスクランチャーは取り外せば重火器として使用できる。ちなみに、サンダージョーが放ったディスクから放たれる青いレーザーはガイドレーザーの類らしく接触してもダメージはない。アーロイが使う際は切り離されたためかその機能は失われており、直接狙う必要がある。
弱点は首の付け根にある心臓部と額部分。で、装甲版を剥がせば狙い撃つことができる。また、腹にブレイズキャニスター、尻尾の内側に動力炉を搭載しているため、うまく当てるのは困難であるが意外と狙い所がある。そもそも攻撃を当てるのが困難なストームバードやロックブレイカーに比べると、戦いやすい相手。
ある場所では2体も配置されている。まともにやれば致死レベルの危険地帯であるが、オーバーライド可能であればサンダージョーVSサンダージョーという迫力満点のバトルを観戦することができる。
ブリン曰く、この機械獣は当初は存在せず、狩人たちとの戦いが行われるようになってから生み出されたらしい。
ストームバード
タカのような外見の機械獣。大きな翼で空を飛び、電撃を降らせて攻撃する。
空を飛ぶ・耐久力も高い・弱点である属性キャニスターが背部にあるため狙いづらい、と非常に相手をしづらい。ただし、時折近くでホバリングしてくるため、その時にロープキャスターなどで動きを止めて引きずり下ろしてやれば背部への攻撃が可能となる。
デスブリンガー
遺跡から発掘された古代の武装機動兵器。全身に速射砲やグレネードランチャーなどの重火器を多数搭載し、凄まじい火力を誇る。胴体も極めて高い耐久性をもつが、熱や電撃に弱く、これらの攻撃を浴びせるとオーバーヒートを起こして弱点のコアや冷却ユニットなどを露出してしまう。オーバーライド不可能。崩壊前の世界ではFSP5「ケペシュ」と呼称されていた。ファロ・オートソリューション社が開発した機動兵器で、有事の際の切り札として販売されていた。
本体はさほど個体数が多くなく終盤に登場するのだが、正面についた機関銃は割と発掘されるのか機械の悪用を企むカルト集団「イクリプス」が装備していることがある。
トールネック
キリンのように首の長い機械獣。監視役のため、オーバーライドすることで、周囲の地形や機械獣の分布を知ることができる。
非常に鈍重で(任務外でもあるのか)人間に対して無反応であるが、そのサイズ故か破壊不可能。勿論、踏まれればダメージを受ける。移動する情報端末のようなもの。
禍ツ機
穢れによって凶暴化した個体。体から赤黒い穢れをまき散らしており、接触するだけでダメージを受けてしまう。図鑑上では全ての機械獣をまとめてこの扱いとなっている。
凶暴化してはいるが、元々の行動パターンは継承しており、臨戦態勢にならない限りは普段と変わらない。
個体ごとの弱点などもそのままなのに加えて、炎によるダメージに弱くなっている。ただし、例外なくオーバーライド不可。
鉄の悪魔
ノラ族の伝承で、女神によって封じられたとする存在。いくつもの巨大な触手を持った巨体を誇っており、マップからもその姿を確認できるほど。スタートエリア付近からでも、遥か遠くで機能停止た姿を確認可能。作中で交戦する機会はない。
正式名称は「ホルス級タイタン」。タイタンフレームと称される機械の一種らしいが、他にタイタンフレームが出ないため具体的な定義は不明。ファロ・オートソリューション社が開発した機動兵器で、機械の自己複製が可能。デスブリンガーさえ製造できる、まさしく動く機械炉とでもいうべき存在である。
スコーチャー
DLCで追加された個体。「狭間」で最初に出会う新型機械獣。機敏な動きに加えて火炎攻撃を得意とする。
フロストクロー/ファイアクロー
DLCで追加された個体。のような外見の機械獣。スクラッパーなどと同様に、機械の残骸を貪る習性を持つ。両肩と腹部に容器を有している。属性を帯びさせた岩塊の投擲や地面から氷や炎の柱を発生させる。
よく動くので弱点に攻撃が当てづらく、堅牢さ・凶暴さに加えて巨体に見合わない機敏さを持つ。しかし、3つの容器全てを破壊すると無期限状態異常を引き起こすというとランプラー同様致命的弱点を有している。
ファイアクローは後期型の個体であり、エリアに出没しているのはもっぱらフロストクローとなっている(要は外見こそ大した違いはないがソウトゥースとラヴェジャーに近い関係)。
デーモン
狭間の各所で発生している凶暴化した個体の総称。スキャンすると紫の輪郭で表示される。性能が強化されている上に、禍ツ機と異なり属性ダメージ全般に耐性を持つ強敵。勿論オーバーライド不可。
ちなみに、デーモンという呼称はダブルミーニングである様子。
制御塔
木のような外見の機械獣(?)。一切の移動・攻撃能力を持たないが、範囲内の機械に対して、通常の個体であれば回復、オーバーライド体であれば無期限の麻痺を行うパルスを放射している。
パルス放射時に出現する冷却装置を破壊するか根元まで近寄ってオーバーライドするかすることで破壊し、無力化できる。クエストこそ発生しないがトールネックのような特殊な撃破対象であり、一度制圧すれば復活はしない。

用語[編集]

機械獣
旧文明によって造り出され、今も「機械炉」によって製造され続ける人類の敵。しかし、かつてはそこまで攻撃的ではなかった模様。
高等技術によって作り出されるその部品は貴重品として取引される。とりわけ「シャード(『破片』の意)」は作中でお金のように使われている。シャードは鏃にも使われており、これによって弓矢という原始的な武器でも機械獣にダメージを与えることができる。
どういう意図か生命体を模したものが大半を占め、それに沿った行動様式をとっていることが多い。ただし、攻撃的なタイプは人間の気配を察知すると率先して襲いかかってくる。
ちなみに、血に当たる物質は人間にとっては有毒であり、飲むと幻覚が見えてしまう様子。ただし、サンダージョー製造の件など知り得ない情報を見聞きするなど、ただの幻覚ではないようである。
ある機械炉をオーバーライドすることで入手できる情報によると、機械炉を統括する存在から人間を動植物の脅威として抹殺するようにオーバーライドが施されたことが分かる。
特定のパルスによって機械獣の行動を操作することができ、とりわけ呼び寄せる装置は「ルアー」と呼ばれており、それなりに数が発見されている。
ブレイズ
グレイザーなどに搭載されている、蛍光色をした可燃性の液体。どのように生成されるかは不明。これを充填した容器はブレイズキャニスターと呼ばれる。
熱に反応して着火・爆発するという危険な液体であり、燃料や起爆剤として武器の生成に用いられる。ただし、直近で別のキャニスターが爆発しても誘爆しないなど、爆発・振動ではさほど反応しない様子。
これを武器として炎を放ってくる機械獣もいるが、ただ搭載しているだけの個体も多いため、おそらく燃料として使われていると思われる。
対に位置する素材は単純に「冷却剤」となっている。
オーバーライド
いわゆるクラッキング能力。仕組みなど碌に分からずアーロイに使われている。フォーカスとリンクしているらしく、トールネックや機械炉のコアなど情報取得するとフォーカスも起動する。また、コラプターの「穢れ」もオーバーライドの一種である。
機械獣は個体によって製造される機械炉が異なっているらしく、異なる機械炉産の機械獣にアクセスするためにはその機械炉のコアにアクセスして情報を取得する必要がある。
オーバーライドを受けた機械は青く光る太いケーブルが生えてきて、アーロイに忠実になる。機械炉内にある端末にアクセスすることでケーブルを足場にすることも可能。
ノラ族
「安息の地」と呼ばれる門に囲まれた領域周辺に住む種族。集落ごとに全部で30人の長老が存在しており、それを束ねる3人の大長老がいる。長老になるためには孫ができる必要がある。ちなみに、結婚には長老の許可が必要らしい。
程度は不明だが掟が定められており、これを犯した者は異端者として集落から追放され、異端者同士とすら話すことが禁じられる。ただし、それでも以前よりは緩くなっているらしい。
山岳・地母神信仰を主体としており、山を母なる女神に見立て、その加護を受けていると教えられている。集落にも「母の○○」とつけるなど、母という概念に対する思い入れが強い。これを理解しないカージャの事は信仰のない不届き者と嫌っており、カージャらはノラを未開の蛮族と見下しているなど、根本的に反りが合わない。
カージャ族
高い技術を持つ種族。王制を敷いており、統治者は「サン王」「天照(てんしょう)」と呼ばれる。上位の武器はカージャ族の手によって作られたらしく、その技術力が伺える。女性軍人はあまり賛成されない様子。
太陽を信仰しており、希望や救いといったポジティブな概念には光、死や裏切りといったネガティブな言葉には闇にまつわる言葉を当てる。
先王ジランが機械の暴走を収めるため、ノラ族を太陽に生贄に捧げればいいという妄執に取りつかれて拉致・虐殺を行った。そのため、先王が現王アヴァードに討たれた現在になっても確執がある。
アヴァードは人の改心を信じており、戦犯などは追放・収監だけで済ませている。こういった追放者はシャドウ・カージャと呼ばれるが、最上位の武器がシャドウ・カージャ製であるため、何故か彼らの方が技術が高い様子。
伝記によると、祖先はかつてノラ族だったらしいが、鉄の遺跡で「古の葉(おそらくフォーカス)」を見つけたことを咎められて追放された模様。しかし、古の葉の齎す情報で「祈りの塔」なる建造物がある場所や高い技術を知り、そこで現在の規模へと発展した。なお、件の古の葉は既に壊れてしまったらしい。
なお、カージャの文書をスキャンすると「記号」というカテゴリに割り当てられるため、おそらく使用される文字が異なっていると思われる。
オセラム族
大きい手を持ち、鍛冶・工芸などを得意とする部族。北にあるという「クレイム」なる土地からやってきている。カージャほどではないようだが、女性は鍛冶師としては歓迎されない様子。
ノラとともにジランの虐殺で多大な被害を受けたため、彼らもカージャとの折り合いがあまりよくない。しかし、アヴァードがオセラムとの協力を取り付けて戦ったりもしているため、ノラよりはマイルドである。
カージャの旅人の記録によると、クレイムでは投票によって代表者を決定し議論を行う選挙制度が設けられている様子。しかし、罵り合いに発展したりで三日三晩かけても決まらないこともままある様子。
バヌーク族
シャーマニズムを主とする部族で、機械にも魂があると信じている。機械の頭部を加工して頭にかぶっている他、体に青く光るチューブが埋め込まれている。「バン・アー」なる土地からやってきている(オーロラが見られるらしいので、極北地帯と思われる)。
グレイザーらしきデザインの像を加工し、山の高所に安置している。ちなみに、安置してある場所周辺にはマーキングが記されている。これは、かつて無実の罪で追放されたバヌークの偉人によるものらしい。
岸壁に絵を描いているが、これは芸術ではなくメッセージであるという。そのため、新規の絵を描くことはほとんどなく、伝承されているものを描いている。
その性質は徹底的な実力主義かつ個人主義。一人で全てを解決することを是とし、他人が手を貸すことを好まず罵ることはあっても感謝することはほとんどないという。バン・アーから滅多に出てこないのだが、それも過酷な環境から逃げ出したというバヌークにとって屈辱的な扱いを忌避してのものである。
血縁という概念も薄く、「ウェラック」という集団単位で活動する(族長もウェラックごとに存在する様子)。他にも、機械から部品を剥ぐことはシャーマンの担当となっている。
エクリプス
謎の存在「ハデス」を神として崇めるカルト集団であり、シャドウ・カージャの主勢力。
狂王ジランを支持した司祭や戦士らが主となっており、自身らの扱いを不当として現在もメリディアンを奪還しようと考えている。ジランの行いに対して肯定的なものもいるが、立場上やむを得ずにいる者もいる。
コラプターを拠点防衛の戦力としている他、デスブリンガーの機関銃で武装した兵士もいるなど、侮れない戦力を持つ。
スワーム
旧文明で活用されていた、FASのスカラベ・ケペシュ・ホルスなどによる無人機械群。
戦争は概ね無人化が推進されており、有人機は時代遅れの兵器となっていた。しかし、FASのスワームに勝手な動作が目立つようになっていき、とうとう何かしらの致命的不具合が発生。外部からのシャットダウンすら受け付けなくなってしまう。
さらには社長であるファロの意向によって事前に開発者モードのバックドアさえ外された上で軍用以上の暗号化が施されていたために緊急停止できず、完全に制御を失い地球上の生物を燃料として食いつぶして敵を排除する「災禍」と化した。
スカラベによって当時の主要戦力であった無人機は片っ端から奪取され、下っ端をいくら破壊してもホルスによって生産されてしまう、という極めて絶望的な相手となっている。
プロジェクト:ゼロ・ドーン
スワームの暴走「ファロの災禍」への対策として、エリザベト・ソベック博士によって提唱された計画。中核である「ガイア」とそれを補佐する複数の副次機能から成る。
その詳細は伏せられ、世界中から様々な専門家が召集され、それ以外の人間は計画発動までの時間稼ぎとして片っ端から戦場に投入されることとなった。なお、発揚のためのテーマソングは評判は良くなかった模様。
カージャの重要施設である「祈りの塔」はゼロ・ドーンの成果物である「ヘファイストス」によって作り出された、「ミネルヴァ」によって解読・生成されたスワーム停止プログラムを送するための信施設である。
ホロ技術
旧文明で活用されていた技術。ARとホログラフィを合わせたようなもので、フォーカスを通してみることでホログラフが浮かび上がり、それに触れることでゲートの解放などの操作ができる。とりわけ、ホロによる施錠はホロロックと呼ばれる。
一方、通常の立体投影はそれなりの規模の装置を必要とするなど、割と現実的な技術ラインに留まっている。
大いなる母
ノラの信仰上における女神のことであり、同時にノラの聖地である「母の源」にある山の中を指す。この山の中には、掟により大長老しか入ることはできない。
中にはホロロックの扉など、機械文明の残滓が垣間見れる。最奥部には機械炉と同じような三角形の扉が存在しており、アーロイはそこに捨てられていたらしい。
機会を忌避するノラ族だが、大いなる母の声(電子アナウンス)はその限りではなく、聞くと敬い平伏する。
アーロイの接近に際してスキャンをし、遺伝子などから何者かとの99.47%の合致を認めるも、「アルファ・レジストリ」が破損していたことでエラーとなる。そこで、アーロイはその修復(ティルサ曰く「穢れの浄化」)を第一の目的として天命の使者に任命されたのだった。

出典[編集]

外部リンク[編集]