ホラアナライオン

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ホラアナライオン
ホラアナライオン
ホラアナライオンの全身骨格
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
: ヒョウ属 Panthera
: P. spelaea
学名
Panthera spelaea

ホラアナライオンまたはドウクツライオン (Panthera spelaea) は、既に絶滅したネコ科の大型肉食動物更新世に生息していた。現生種であるライオン Panthera leo亜種[1] (Panthera leo spelaea) とされる場合もある[2]

分布[編集]

スペイン以西のユーラシア大陸から北アメリカ大陸アラスカユーコン)にかけて分布していた[1]

特徴と生態[編集]

現生のライオンよりやや大きく、たてがみや尾の先の毛は無かったであろうと言われており、クロマニヨン人などの壁画などにもそのような姿で描かれている。しかし、近縁であるヨーロッパホラアナライオンはたてがみを有する。洞窟内および広い草原で行動していたとされ[3]、乾燥し、比較的寒冷な環境を好んでいたようである。

またクロマニヨン人の壁画からは、現生のライオンの種と異なり群れではなく単独で生活していたことや、ウマ類を主な獲物にしていたことが示唆されている[4]

冷凍保存された個体の発見[編集]

2015年10月と2017年に、ロシア連邦シベリアの永久凍土で、冷凍状態のホラアナライオンの子供が合計3頭発見された[3][5]。先史時代のネコ科動物が、このような良好な状態で発見されたことは例になく、ホラアナライオンおよびその他ネコ科動物に係る今後の研究の発展が期待されている。また、2018年にも北極シベリアの川の近くでホラアナライオンの子どもが見つかっている[6]

脚注[編集]

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  1. ^ a b ライオン進化の歴史を解明、絶滅種をゲノム解析で 絶滅したホラアナライオン、バーバリーライオンなど20頭を調査」『ナショナルジオグラフィック日経BP、2020年5月9日。2020年10月16日閲覧。オリジナルの2020年10月16日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ Joachim Burger (3 2004). “Molecular phylogeny of the extinct cave lion Panthera leo spelaea”. Molecular Phylogenetics and Evolution (Academic Press) 30 (3): 841–849. doi:10.1016/j.ympev.2003.07.020. PMID 15012963. 
  3. ^ a b シベリアで氷河期の絶滅ライオン見つかる 永久凍土から凍結状態で、保存状態はきわめて良好」『ナショナルジオグラフィック』日経BP、2015年11月2日。2020年10月16日閲覧。オリジナルの2020年10月16日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ 『ニューワイド学研の図鑑 大昔の動物 増補改訂版』学習研究社、2008年3月6日、116頁。ISBN 978-4-05-500426-8
  5. ^ シベリアの凍土から1万年前の絶滅ライオン 日露チームが発見」『産経新聞産業経済新聞社、2017年11月16日。2020年10月16日閲覧。オリジナルの2020年10月16日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ 1万年前のライオン?氷漬けで発見 シベリアの永久凍土」『朝日新聞デジタル』、2019年6月3日。2019年6月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]