ペンタフルオロキセノン酸テトラメチルアンモニウム

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ペンタフルオロキセノン酸テトラメチルアンモニウム
特性
化学式 C4H12F5NXe
モル質量 300.4308 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ペンタフルオロキセノン酸テトラメチルアンモニウム(ペンタフルオロキセノンさんテトラメチルアンモニウム、tetramethylammonium pentafluoroxenate)は、化学式が N(CH3)4XeF5化合物である。この化学種が含む XeF5 イオンは平面五角形AX5E2 種の最初の例であった[1]

アニオンのペンタフルオロキセノン酸イオンは平面形であり、フッ素原子はわずかにゆがんだ五角形に配位している(Xe-F 結合長は 197.9-203.4 pm の範囲で、その結合角は 71.5-72.3度 の範囲)[1]

他にナトリウムセシウムルビジウムとのが合成され、それらは同じ平面のイオンを含むことが振動スペクトルによって示された[1]

ペンタフルオロキセノン酸イオンの球棒モデル。 ペンタフルオロキセノン酸イオンの構造。

合成[編集]

フッ化テトラメチルアンモニウムと四フッ化キセノンの反応によって合成される。N(CH3)4F は無水の形で合成することができ、有機溶剤に溶けやすいため合成法に選ばれた[1]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d The pentafluoroxenate(IV) anion, XeF5: the first example of a pentagonal planar AX5 species, Christe K. O., Curtis E. C., Dixon D. A., Mercier H. P.,. Sanders J. C. P, Schrobilgen G. J.,J. Am. Chem. Soc.; 1991; 113(9); 3351-3361 doi:10.1021/ja00009a021