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ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モロッコ側から見たペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラ
ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラの地図

ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラスペイン語: Peñón de Vélez de la Gomera)は、北アフリカモロッコ沿岸にあるスペインの領土。スペインがモロッコ領内に抱える軍事的な飛地の1つである。スペイン軍兵士のみが駐留しているが、補給は、ヘリコプターもしくはスペイン海軍によって行われている[1][2]

セウタメリリャの2つの自治都市チャファリナス諸島ペニョン・デ・アルセマスと共にプラサス・デ・ソベラニアを構成する[2]

地理

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セウタの東約125km[3]、メリリャから約200の地点にある[4][5]。北西から南東にかけて全長400m、面積は約1万9000平方メートル、最高地点は標高87mである[1][4]peñón とは、スペイン語で岩を意味する。定住人口は、駐屯地に駐留するスペイン軍兵士のみである[1]

1930年まで島であったが、1930年に7度の地震が起き[1][5][6]、大陸と島の間に短く狭い地峡が生まれた。これ以後は半島の様相となり、モロッコ沿岸と85mの砂の地峡で繋がっている(世界最短の国境である)[7]。国境部は青いケーブルの線で国旗が示されており、モロッコ側にはモロッコ兵がいる[6]

歴史

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この岩だらけの島がスペインに占領されたのは1508年7月である[2]。1522年、島の領主であったムーレイ・ムハンマドは島を自らの手中に収めた。1564年、フェリペ2世の命令で、カタルーニャ副王であったビリャフランカ侯爵ガルシア・アルバレス・デ・トレドは島を奪還した[2]。これ以降、ペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラはスペインの支配下にある。1921年のスペイン・モロッコ戦争では、駐留スペイン軍が強化された。

1871年、スペイン国会においてペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラが軍事的役割が失われていたため、放棄が提案されていたが最終的には撤回されている[2]

2012年8月29日、セウタ・メリリャ解放委員会英語版の活動家が岩の上にモロッコ国旗を掲げる事件が発生し、スペイン兵が活動家4人を逮捕したもの、残りの3人が逃亡した[2][5]

2021年、同地にあった墓地を墓地の老朽化を理由に、埋葬された遺骨を移動させることを決定した[6]

2024年、スペイン国防大臣が同地を訪問した[6]

ギャラリー

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脚注

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  1. 1 2 3 4 vietnam.vn (2024年4月3日). 驚くべきことに、世界最短の国境線はわずか85メートルしかない。”. vietnam.vn. 2026年6月28日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 Peñón de Vélez de la Gomera (英語). Barry's Borderpoints (2023年8月15日). 2026年6月28日閲覧。
  3. Peñón de Vélez de la Gomera (英語). INNOVANDO NEWS. 2026年6月28日閲覧。
  4. 1 2 Spain, Fascinating (2021年11月18日). Peñón de Vélez de la Gomera, the smallest border in the world (英語). Fascinating Spain. 2026年6月28日閲覧。
  5. 1 2 3 Robin (2024年4月18日). Peñón de Vélez de la Gomera – a short history of the world’s smallest national border (英語). RANDOM Times •. 2026年6月28日閲覧。
  6. 1 2 3 4 Innovando.News, Redazione (2026年2月21日). Peñón de Vélez: A Micro-Territory for Border Innovation - INNOVATING NEWS (英語). INNOVANDO NEWS. 2026年6月28日閲覧。
  7. モロッコ北岸のスペイン飛び領土、世界最短級の国境”. www.afpbb.com (2017年7月16日). 2026年6月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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