ペトルス・カンパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ペトルス・カンパー(1780年)
オランウータンの図版

ペトルス・カンパー(Petrus Camper、1722年5月11日 - 1789年4月7日)は、オランダ医学者博物学者である。オランウータン解剖学研究を行い、顔面角をヒトと比較した。名はペーテル(Peter)またはピーテル(Pieter)とも。

生涯[編集]

ライデンに生まれた。ライデン大学で医学を学び、1750年にフラーネカル大学(Franeker)の医学の教授となり、1755年にアムステルダム大学の外科の教授、1763年にフロニンゲン大学の外科と植物学の教授となった。1773年に大学をやめ、ヨーロッパを旅した後、1787年に国務院のメンバーになり、ハーグで没した。著書に『解剖学・病理学』("Demonstrationes anatomico-pathologicae")、"De claudicatione"(Groningen 1763) などがある。

カンパーの研究はヨーロッパで珍しかったオランウータンを集めて解剖し、四肢や喉頭を調べて直立歩行や言葉を話すことができないことを示した。額の頂点から上顎の門歯の中央へ引いた線と耳孔から鼻下へ引いた線との交わる角度(顔面角)がサル類や類人猿と人間の間に差のあることを示した[1]

著書[編集]

  • Demonstrationes anatomico- pathologicae [1760–1762]
  • Dissertation sur les différences des traits du visage and Discours sur l'art de juger les passions de l'homme par les traits de son visage
  • On the Best Form of Shoe
  • Two lectures to the Amsterdam Drawing society on the facial angle (1770)
  • On the Points of Similarity between the Human Species, Quadrupeds, Birds, and Fish; with Rules for Drawing, founded on this Similarity (1778)

参考文献[編集]

  1. ^ 『新訳ダンネマン大自然科学史 (8) ダンネマン 著、安田徳太郎訳、三省堂; 復刻版(2002年11月) ISBN 4385361061