ベン・リビア

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ベン・リビア
Ben Revere
ワシントン・ナショナルズ #9
Ben Revere on September 12, 2015.jpg
ブルージェイズ時代(2015年9月12日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州アトランタ
生年月日 1988年5月3日(28歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2007年 ドラフト1巡目(全体28位)でミネソタ・ツインズから指名
初出場 2010年9月7日
年俸 $6,250,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ベン・ダニエル・リビアBen Daniel Revere, 1988年5月3日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。MLBワシントン・ナショナルズに所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ジョージア州アトランタに生まれ、後にケンタッキー州へ移る。高校時代は通算で打率.487、28本塁打、91盗塁をマークし、2年連続でケンタッキー州の最優秀高校生選手に選ばれた。

プロ入りとツインズ時代[編集]

2007年MLBドラフト1巡目(全体28位)でミネソタ・ツインズに指名され、入団[2]。ドラフト前の予想では、リビアは3~4巡目での指名が有力視されていたため、ツインズが高額の契約金を嫌って、安価で済むリビアを指名したのでなかいかという声も上がった。事実、リビアの契約金75万ドルは2000年以降の1巡目指名選手では最少だった。ツインズはこの見方を否定し、あくまで能力の評価に基づいた指名であるとした[3]

AAA級ロチェスター時代のリビア (2011年)
A+級フォートマイヤーズ時代

マイナー時代[編集]

2008年にA級ベロイト・スナッパーズ英語版打率.379、44盗塁を記録し、ミッドウェストリーグのMVPを受賞。オフには「ベースボール・アメリカ」誌から、ツインズでアーロン・ヒックスに次いで2番目の有望株に選ばれた[4]

メジャー昇格と退団まで[編集]

2010年9月7日カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビュー。

2011年はAAA級ロチェスター・レッドウイングスでスタートし、ジム・トーミジェイソン・レプコ英語版の故障によって5月4日にメジャーへ昇格[5]。その後はメジャーに定着し、「1番・中堅手」での出場機会が増えた。最終的に、117試合に出場してリーグ7位の34盗塁をマークした。7月15日のロイヤルズ戦では、三塁打を放った際に、二塁と三塁の間でバランスを崩し、宙返りをしながら三塁ベースに到達する“珍プレー”を起こし、話題になった[6]

2012年は40盗塁を記録。

フィリーズ時代[編集]

2012年12月6日バンス・ウォーリートレバー・メイとの2対1のトレードで、フィラデルフィア・フィリーズに移籍した[7]

2014年5月27日コロラド・ロッキーズ戦の7回の打席でメジャー通算384試合、1466打席目において初となる本塁打を放った[8]。同年は151試合に出場し、ナ・リーグ1位の184安打を記録。打率.306はリーグ5位、49盗塁はリーグ3位であり、トップバッターとして打線を牽引した。また、この年は前年に手術した右足首にボルトを埋め込んだ状態でプレーしていた[9]

2015年、フィリーズでは96試合に出場して打率.298・24盗塁を記録するなど、好調を維持していた。

ブルージェイズ時代[編集]

2015年7月31日アルベルト・ティラード英語版ジミー・コルデロ英語版とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍[10][11]。加入後は左翼手のレギュラーとして56試合に起用され、打率.319と調子を上げた。フィリーズとの合算では152試合に出場し、3年連続.300以上となる打率.306・5年連続20盗塁以上となる31盗塁をマークした。

ナショナルズ時代[編集]

2016年1月9日ドリュー・ストーレンとのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍[12]。ナショナルズではセンターのレギュラーで起用されたが、4月7日に右の斜筋を痛めてDL入りした[13]。同年は全体的に打撃不振で、103試合に出場したが打率.217・2本塁打・24打点・OPS0.560という成績に終わり、MLB屈指の巧打者として継続されていた連続.300以上の打率は3年でストップした。持ち前のスピードでも14盗塁に終わり、20盗塁以上は5年連続でストップした。センターの守備は、74試合で1失策守備率.993・DRS + 3・UZR - 0.5という、ほぼ平均に近い数値をマーク。レフトの25試合では、1失策・守備率.967・DRS - 1・UZR + 1.0という内容だった。

プレースタイル[編集]

身長は公称で175cmほどだが、実際にはそれよりも低いと見られており、歴代のドラフト1巡目指名選手の中でも最も身長が低い部類に入る[14]

パワーは無いが、マイナー通算(2011年現在)で打率.326を残しているバットコントロールと、フル出場すれば盗塁王も狙える俊足が武器。俊足を生かした内野安打も多く、2011年は全120安打の1/4以上にあたる31本が内野安打だった[15]。中堅の守備範囲は広いが、弱肩であるため、将来的には左翼へコンバートされる可能性もある。このように、走攻守での特徴が似ていることから、フアン・ピエールとしばしば比較される[3]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2010 MIN 13 30 28 1 5 0 0 0 5 2 0 1 0 0 2 0 0 5 1 .179 .233 .179 .412
2011 117 481 450 56 120 9 5 0 139 30 34 9 3 0 26 1 2 41 7 .267 .310 .309 .619
2012 124 553 511 70 150 13 6 0 175 32 40 9 6 4 29 0 3 54 8 .294 .333 .342 .675
2013 PHI 88 336 315 37 96 9 3 0 111 17 22 8 5 0 16 1 0 36 10 .305 .338 .352 .691
2014 151 626 601 71 184 13 7 2 217 28 49 8 7 1 13 1 4 49 11 .306 .325 .361 .686
2015 96 388 366 49 109 13 6 1 137 26 24 5 2 0 19 0 1 36 4 .298 .334 .374 .709
TOR 56 246 226 35 72 9 1 1 86 19 7 2 3 3 13 0 1 28 1 .319 .354 .381 .734
'15計 152 634 592 84 181 22 7 2 223 45 31 7 5 3 32 0 2 64 5 .306 .342 .377 .719
通算:6年 645 2660 2497 319 736 66 28 4 870 154 176 42 26 8 118 3 11 249 42 .295 .328 .348 .677
  • 2015年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 37 (2010年 - 2011年途中)
  • 11 (2011年途中 - 2012年)
  • 2 (2013年 - 2015年途中)
  • 7 (2015年途中 - 同年終了)
  • 9 (2016年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Ben Revere Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年5月23日閲覧。
  2. ^ Twins select outfielder Ben Revere with their first pick in the 2007 First-Year Player Draft. MLB.com(英語). 2011年10月3日閲覧
  3. ^ a b Prospect Profile: Ben Revere. AL Central In Focus(英語). 2011年10月3日閲覧
  4. ^ John Manuel. “Top 10 Prospects: Minnesota Twins”. Baseball America. 2008年11月25日閲覧。
  5. ^ Gleeman, Aaron(2011-05-04). Twins place Jim Thome on DL, call up Trevor Plouffe and Ben Revere. HardballTalk(英語). 2011年10月3日閲覧
  6. ^ Townsend, Mark(2011-07-16). That’s a 10! Twins’ Ben Revere somersaults his way to triple(リンク先に動画あり). Yahoo!Sports(英語). 2011年10月3日閲覧
  7. ^ Phillies Acquire Ben Revere MLBTradeRumors.com
  8. ^ フィリーズのリビア 1466打席目にしてついに 「胸のつかえが…」”. スポニチ Sponichi Annex (2014年5月28日). 2014年5月29日閲覧。
  9. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版2015年、326頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  10. ^ ブルージェイズがさらなる補強、俊足外野手と救援右腕をトレードで獲得”. ISM (2015年8月1日). 2015年8月2日閲覧。
  11. ^ Phils pick up pair of pitching prospects for Revere”. MLB.com (2015年7月31日). 2015年8月1日閲覧。
  12. ^ Ladson, Bill (2016年1月8日). “Nats land Revere, send Storen to Blue Jays”. MLB.com. 2016年5月6日閲覧。
  13. ^ Eddie Matz (2016年4月7日). “Washington Nationals put OF Ben Revere on DL with oblique strain” (英語). ESPN. 2016年11月27日閲覧。
  14. ^ 城野井道人 「本誌激戦 2009注目のマイナーリーガー100人」 『月刊スラッガー』2009年6月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-8、41頁。
  15. ^ Ben Revere Batting Statistics and History - Baseball-Reference.com

関連項目[編集]

外部リンク[編集]