ベレッタ M12 (SMG)

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ベレッタ M12
Beretta mod12s scheda.jpg
ベレッタ M12S
概要
種類 短機関銃
製造国 イタリアの旗 イタリア
設計・製造 ベレッタ
性能
口径 9mm
銃身長 200mm
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 30/20/40発
作動方式 シンプルブローバック方式
オープンボルト撃発
セミ/フルオート切替射撃
全長 660mm
重量 3.48kg
発射速度 550発/分
銃口初速 380m/s
有効射程 200m
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ベレッタ M12は、1959年イタリアベレッタ社が開発した、9x19mmパラベラム弾を使用する短機関銃である。

概要[編集]

ベレッタ M12は、プレス加工電気溶接による大量生産が容易な形状にデザインされ、L型ボルトを用いて機関部長を短縮した構造を持つ。作動方式は、オープンボルトシンプルブローバック方式を採用し、セミオート・フルオートの切り替え機能を有する。

弾倉は、20・30・40連発の計3種類の箱型弾倉が製造されており、9x19mmパラベラム弾を使用するタイプのみが製造された。フランス製のMAT 49と同様に着剣装置は備えていない。ストックは、銃の右側面に折り畳むことができる構造のものが採用された。

引き金を固定するマニュアルセーフティー、後部グリップの引き金下部に存在する引き金とボルトを固定するグリップセーフティー、射手から見て銃口の左側に配置されたコッキングハンドルに装着されたボルト前進防止式セーフティーの三重の安全装置を備えている。

採用状況[編集]

ベレッタ M12は、1961年にイタリア政府が制式採用し、イタリアの陸海空軍や国家憲兵カラビニエリ」などに配備された他、南米アフリカのいくつかの国でも制式採用され、ブラジルインドネシアではライセンス生産も行われた。 2015年3月18日に発生したチュニジア博物館襲撃事件では、チュニジア警察官がベレッタ M12を構えながら市民を保護しているシーンが見られた。

派生型[編集]

M12S[編集]

M12の改良型で、1978年に再設計された。M12Sは9x19mmパラベラム弾を32発装填可能な箱型弾倉を使用し、セミオート・フルオートの切り替え機能を有する。大きな改良点としては、従来型のM12ではマニュアルセーフティーとセミ・フル切り替えセレクターが別々に設けられ、それぞれ貫通ボタン方式になっていたのに対し、M12SではIMI UZIH&K MP5などと同様に兼用のレバー形状(回転式)となった点である。

PM12S[編集]

PM12Sは、工具無しでも簡単にフィールドストリッピング整備を目的とした比較的簡単な分解)や組み立てができるように設計されたモデルで、サプレッサーを装備可能とし、84個のコンポーネント部品で構成されている。

登場作品[編集]