ベルトルト・ヴォルツェ

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『鬱陶しい紳士』 Der lästige Kavalier(1874年、個人蔵)

ベルトルト・ヴォルツェBerthold Woltze1829年8月24日 Havelberg - 1896年11月29日 ヴァイマル)は、ドイツの風俗画家肖像画家・イラストレーター[1]

ヴォルツェはヴァイマルの大公立美術学校 (de:Großherzoglich-Sächsische Kunstschule Weimarの教授であった。1871年から1878年にかけて、彼は絵入り新聞ガルテンラウベドイツ語版[注釈 1]に膨大な作品を発表した。著名な作品の一つとして『鬱陶しい紳士』 Der lästige Kavalier [注釈 2]がある。

建築画家のペーター・ヴォルツェドイツ語版(1860年 - 1925年)は子[3]

作品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ エルンスト・カイル英語版が1853年からライプツィヒで「家庭雑誌」として出版した絵入り新聞(雑誌とされることもある)で、タイトルのDie Gartenlaube は「あずまや」を意味する。リベラルな傾向の娯楽雑誌として市民層によく読まれ、同時期にドイツで出版された同種の「家庭雑誌」の中で頭一つ抜けた成功を果たした。1875年には出版部数は最大の38万2000部に及んだ[2]
  2. ^ 英語では "The Irritating Gentleman" や "The Annoying Cavalier" と訳されるタイトルで、日本語では『鬱陶しい紳士』『迷惑な紳士』などとして紹介される。

出典[編集]

  1. ^ (英語) Great Pictures by Great Painters: More Than Two Hundred Photographic Reproductions of Choice Paintings, Together with Descriptions of the Paintings and Biographical Notes of the Artists Represented. Crowell & Kirkpatrick Company. (1901). pp. 79. https://books.google.co.uk/books?id=XCguAAAAYAAJ 
  2. ^ 竹田和子「『ガルテンラウベ』Die Gartenlaube―大衆化する活字メディアとその政治性」、
    桑原ヒサ子『『時代を映す鏡としての雑誌―18世紀から20世紀の女性・家庭雑誌に表われた時代の精神を辿る』』(PDF)日本独文学会研究叢書 No.124、2017年、21-22頁。ISBN 9784908452147https://www.jgg.jp/pluginfile.php/133/mod_book/chapter/30/SrJGG-124.pdf 
  3. ^ Merrill, Peter C. (1997) (英語). German Immigrant Artists in America: A Biographical Dictionary. Scarecrow Press. ISBN 9780810832664. https://books.google.co.uk/books?id=9jSH20VIOpsC&pg=PA297 

外部リンク[編集]